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今回で【スキル編】は最終回になる冒険譚シリーズの前編です。
このスキル編(肆)では、前編と後編に分けようと思います。
なお、スキル編(肆)では、”訳あり冒険者”モリサワの視覚障がいに関する問題です。
この記事を読んでいる方に改めて知ってほしいことがあります。
それは、以下のようなことですが、それを主に今回の記事に書きます。
- ”訳あり冒険者”モリサワは視覚障がい者なのに点字が全く読めないこと。
- 視覚障がい者の白杖ユーザーは見えない人と見えにくい人がいること。
- 視覚障がい者以外にも白杖ユーザーがいること。
- メガネをかけている方が人それぞれの見え方があるように、視覚障害者の白杖ユーザーでも色々な見え方があること。
- 現状のモリサワの見え方について。
- 盲導犬と白杖と点字ブロックの大事さ。
- デザイン観を重要視した結果、人によっては見えにくい点字ブロックやデザインがあること。
- 白杖と点字ブロックについて。
- 道路交通法を用いての諸々の説明。
いつも”訳あり冒険者”をやっている割には、
モブの”訳あり冒険者”モリサワと思わしきシロクマには何故かサングラスがかけられていて、
何故か白い杖を持っているかと言う部分になります。
そんな今回の記事は、
「何故あの人は白杖を持っているのにスマートフォンを触っているの?」
と思ったこともある方に対しても、啓発という部分も含めつつモリサワの冒険譚を記していきたいと思っています。
見えていた頃のモリサワのお話
モリサワは現在、視覚障がいを持っていますが、30歳になってから視覚の身体障害者手帳を交付されました。
生まれつきではないので、特別支援学校に行ったことはありませんし、だからこそ点字の学習もしていません。
そして点字という新しい言語学習は正直ハードルが高い部分もあります。
実際、「途中で視覚障がい者になった方では点字を全員が全員読めるわけではない」と聞きます。
しかし、モリサワは全盲ではありません。視野や視力などがある基準の低さになると与えられるのが身体障害者手帳です。
ちなみに、精神保健福祉手帳だと1級から3級までです。
しかしそれに対して、視覚の身体障害者手帳の場合1級から6級まで存在し、
視覚障がいの場合、たとえば白杖や遮光眼鏡という高価だけれど”訳あり冒険者”モリサワの生活にとって必ず必要なものが有難いことに公費で負担され安くなることです。
今よりも視覚に問題のなかった頃のモリサワは学生時代、色々な場所を50ccのモンキー(原付バイク)で旅をしていました。
フットワークの軽さだけはやはり冒険者向きです。
ソロプレイヤーというのはこういう部分に現れます。
北は東京、南は沖縄と旅をしてきました。
その中でもモンキーに乗って旅したのは大都会福岡市、佐賀県と熊本県です。
実習で水俣市を30km/hで走って見に行った景色。
ゆっくりでも良いのです。
ダンジョンもそうですが、冒険者の冒険は楽しんだものが勝ちです。
もちろんクエスト達成も大事ですが、何が発掘されるかがわからないです。
綺麗な景色、自分の新しいスキルやステータス、自信でもいいでしょう。全てが土産です。
自分の味方になってくれる方々、自分の新しいパーティー仲間や味方になってくれる人には感謝しかありません。
これが冒険者モリサワにとっての最高のお宝なのです。
何か失うかもしれないリスクがあって悲しい気持ちがあったとしても
それは一つ勉強代として自分にとっては大きな宝なのです。
色々な人と触れて沢山の視野が増えます。
ある日、モリサワは愛するバイクを捨てた。
ある日、障害者雇用中のデイサービスへ出勤中、遮光眼鏡(光を遮るメガネ)をしているのに目の中でフラッシュのように光り、バランスが取れなくなり、単独で転倒事故を起こしました。
バイクの損傷とモリサワの怪我が酷かったです。
好きな形をしたバイクで可愛い最高の相棒でした。
普段その道は、小学生が朝、学校へ通う際に使用しています。
その時はモリサワ一人だけが負傷したのが、不幸中の幸いだったのです。
他人を傷つけたら大変です。
だからそれ以降自分の運転するバイクには乗っていません。
たとえバイクに乗ることが好きでも、人を轢いてしまったらバイク自体が好きなのにバイクはトラウマになります。
その後は更に眩しさを強く感じるようになり、近視も強くなったところです。
ちなみに、夜は夜で暗く見えづらく、障害物や段差などにより転びやすい状態です。
昼は白く夜は暗く見えるので、思考も白黒、見え方も白黒です!
そこから始まる日常の変化と経験談です。
今のモリサワの見え方
これが今のモリサワの見え方です。
頑張って自分の視覚を合わせてAIで再現してみました!
やはり、モリサワにとってこの世界はとても明るすぎますね!
逆に、今住んでいる一人暮らしのマンションは築年数が古いからか、
夜間トイレへ行く際に、段差が大きく、最初の頃は暗闇で認識ができずによく転んでいました。
今はシーリングライトに変えて、起きる時にリモコン式にしました。
元々は電気を付けっぱなしにして寝てしまい、十分な睡眠を取れないことによりどうしようかと工夫を考えた結果がこれでした。
でも、転ばなくなったのは大きいです!
ちなみに、ダイソーなどでも売っているクッションシールを使うと、鍵の上の向きの方につけて鍵を開けやすくできます。
スキルは工夫次第です。日常生活や仕事も工夫次第です。
白杖を持ってでもなんとか冒険が出来るあたりは、冒険者モリサワの冒険心を忘れないところです。
夢は日本国内で見える限り沢山の景色を観に行く事です。
見えないならば音を聴けばいい。嗅げばいい。触ればいい(※場所による)。食べればいい。
行きたい所は沢山あるのできっと尽きません。
多分すぐに何かしら理由をつけてでもバンジージャンプを飛びに行くぐらいの元気もあるのです。
しかし、残念ながら夜空の月や星はもう見えないので諦めています。
TANOSHIKAに入職してデザイナーからライターへの職種変更
TANOSHIKAに入って初めて色々なデザインソフトに触れました。
しかし、気づいたことは、自分の羞明(眩しさ)で思った色とは違うことがアウトプットされてしまっていることでした。
だからこそ、途中で方針を変えて、色を変える際にはネットや書籍でカラーコードと言って、その季節やイベントごとに使われやすい色を調べて使用していました。
しかしそれらにも限界が来ます。
ある時から急に視力が落ちて、視野が欠けていることに気づいた時には、いつの間にかデザインからは離れてしまっていました。
代わりに、当時の職業指導員さんから、「書く」ということについての課題を沢山いただきました。
そしてちょうどAKARIのリブランディングの話が出た頃で、TANOSHIKA CREATIVE内にて転職の様にライターへの道を決めました。
ちなみにモリサワがモブの”訳あり冒険者”としてこの冒険譚を書くにあたって、
それはとても天職でした。
普段思っていることや、自分の過去を書くにあたって、最近言語能力を手に入れた”訳あり冒険者”モリサワの爆誕です。
今でもまだまだ未熟ではありますが、自分のことを書くわけです。
「絶対にAIにこの記事の執筆をされてたまるか!」
と思うのです。
AIによって自分の思いを文章で書ける人が増えたのは現実です。
しかし、文章は当たり障りがない分刺さらず、そして、自分の伝えたいことを伝えたいことが伝わらないリスクさえあるのです。
それならば、今後の視力や視野のことは分からないけれど、
まだ見える今のうちに、キーボード配列を見ないでも覚えられるようになったり、画面を読み上げるVoice Overや音声入力などのアクセシビリティの練習をしてでも、自分の伝えたい文章を書いていきたいと考えていきます。
外から見えやすい障害において受ける偏見
ここからは外からは見えやすい障がいについて話します。、
モリサワの場合、身体における視覚障がいについてがそれにあたります。。
自分は見えにくいけれど、白杖を持つことで外からは見えやすい障がいと表記すると、色々な読み方をされそうですね!
モリサワは、精神障がいや発達障がいなどの外から見えにくい障がいも持っているから今回はこの表記を使います。
白杖=全盲ではない人もいる。
それではまず、冒険譚シリーズでよく出てくる白い杖を白杖へとチェンジ魔法です。
そういえば、外からは見えやすい障害で白杖を持つと「全盲だ!」と思われがちです。
以前、白杖を持ちながらスマートフォンで情報を得ていると「見えてるの?詐欺?」と、言われたことがありました。
実際には白杖を使用する人の中にも、色んな方がいます。
「見えない方」はもちろんのこと、「一部分見えにくい(モリサワはここです)」方や、「一部分しか見えない」方。
そして、後述しますが、視覚障がい者以外の他の障がいを持つ方なども。
「見え方が昼には眩しすぎて夜だと真っ暗だから(先ほどのモリサワの見え方なども含め)」
指定難病にも障害者手帳にも引っかからない眼球使用困難症の方々の場合
「日光が眩しく感じすぎる、光で目が痛い、瞼が開けられないから」と言うこともあるそうです。
よく見るT字杖も、白色だとそれも白杖である時があります。
「身体支持併用」と言われる白杖です。
お洒落で色んな柄がある「L字型杖」や「T字型杖」ですが、身体支持併用は画像のようなL字型杖やT字型杖の色が白という部分があるため、主に肢体不自由の方が白杖と併用されています。
<身体支持併用>
主に身体を支えながら歩行すると共にシンボルケインとして使用される杖。持ち手にはT字型グリップ、先端は滑り止めのゴム足などが付属されています。形態としては長さ調整が可能なものや、折りたたみが出来るものがあります。
白杖といえば長く細いイメージがあると思いますが、こちらの身体支持併用の白杖はあまり知られていないことがあるので、この記事では、このような白杖もあるということを知っていただきたいと思い紹介させていただきます。
視覚障がい者と言っても本当に見え方はそれぞれです。
メガネをかけている方がメガネを外した時にそれぞれの見え方が違うと思います。
それは視覚に問題があり白杖を使用する人もまた一緒です。
この見え方こそ“多様性”という言葉をあえて使います。
レッテルを貼れないから、“多様性”という言葉を使おうと思います。
初期のモリサワ同様、難病指定でないものや障がい者手帳の交付対象になることは難しく、自費で白杖を購入する方もいます。
視覚障がいにおける白杖ユーザーの見え方は人それぞれです。
ちなみにモリサワは一部分の視野障がいがあるそうですが、
はじめは、沢山転んだことや、雨の中で、靴が水溜りに入っていること、人にぶつかったりすることで、気づきました。
モリサワ自体は何故そうなっているか分からないのか受け入れられていない状態のいずれかです。
近視が段々と強くなって、怖くなったり落ち込んだ思い出があります。
絶望心と恐怖心は大きかったです。それは今も。
でも、白杖ユーザーの友人に話すと
「見えにくくても、やれることは沢山あるよ。工夫すればできることもあるよ。」
と言われました。
そこからモリサワのスキル:工夫しながら生きていくを発動してメンタルも安定し今の冒険者として存在します。
先ほどモリサワの見え方を紹介させていただきました。
遮光眼鏡をかけても眩しい時は眩しいです。
視力も悪く、視野も少々狭いので危険回避を目的に、人にぶつからないように、そして、見えにくい障害物や段差の有無を確認するために白杖を使用しています。
白杖を持つと言うことは、他の人に危険を知らせます。よって、白杖には情報を得ること以外にも他の人にぶつからないように「盾」として活躍してもらっています。
白杖を使い始めたきっかけは、最初は明るすぎて見えにくいこと、夜は暗闇で歩道の段差や標識などポールを認識できなかったことです。
ゲームで危険な道を行くのも冒険だけど、
わざわざ人生ゲームオーバーにはなりたくないなと思います。
だからモリサワは白杖を持って冒険をするのです。
視野の方向転換はモリサワのスキルです!モリサワの物理的な視野ではなく!
スマートフォンは最強の相棒
「見えないから白杖を持っているだろうに、スマートフォンを使う意味が分からない」
と、言われることもありますが、スマートフォンは拡大鏡として撮影して情報を読み込み、拡大はもちろん、その後は文字となり音声で読んでくれます。
とても便利なのです。
視覚情報が8割と言われますが、視覚に障がいを持って思うことは、情報の障がいでもあると思いました。
その方々にとって、スマートフォンは情報を得るための最強の装備とスキルなのです。
ちなみに、スマートフォンに書いてある文字も読んでくれます。
「紛らわしいから使うな」と言われる晴眼者(目に障害がない方)の方がたまにいらっしゃいます。
苦労する方を美徳とする方々でしょうか。
では、その方々には危険を背負ってでも一度は過ごしていただきたいです。
ただ、モリサワが過ごし易いほうが、皆さんにはなるべくご迷惑をおかけしないのでそちらの方が良いのではないかと思います。
モリサワは周囲に誰もいない状態でも通勤、買い物、帰宅できるようにしていますが、見えない時は危険になりますのでスマホは最強の相棒であり最強の装備です。
スマホのAI機能が信号を認識して読み上げてくれるなんて命拾いな便利な機能です。
(※こちらは後編に詳しく記載します。)
それに、そんなことを言ってたら多くの企業や人が開発してきたものは無駄になってしまいます。
多くの人は今でも洗濯機が使える状態にある中で、汚れも大きく目立たない普通の洗濯物に対して、洗濯機が家にあるのに洗濯板を使いゴシゴシしますか?
スマートフォンはガラケーよりも情報量が多いかもしれませんが、だからこそ情報ツールとして救われている人がいます。もちろんモリサワも。
モリサワにとってスマートフォンは冒険をするのには大切なツールで装備品です。
見えにくい部分があるからこそ、スマートフォンがモリサワと情報を繋いでくれています。
白杖と点字ブロックについて
健常者の方に、「盲導犬は虐待だ。仕事なんてかわいそうだ。」と言われることがあります。
「盲導犬を使うよりもまずは白杖と点字ブロックだけで良いじゃないか」
なんて言われますが、主に盲導犬は安全の確保をしてくれる役割で必要なのです。
点字ブロックも、残念ながら全ての場所にはありません。
白杖は視覚に問題のあるユーザーにとって、目の代わりになる情報を得るためのものの一つです。
もちろんシンボルケーンも含めて。
欠けた視野と、強めの近視において、段差で転ばないかの確認ができます。日中の眩しさや夜間は暗くて見えにくいので、まさにモリサワの目の役割を全うしてくれます。
それでも情報が少ない時は少ないのです。
点字ブロックについて
さて、点字ブロックというものは単純に「ここはこの方向に進みます」という線が書かれている合図の誘導ブロックや、凄く簡単に言うと「止まって」の意味のある点状の警告ブロックがあります。
あと一つ、意味を持って存在する点字ブロックがあるのでそれは途中で説明させていただきます。
こちらは誘導ブロック。進むべき方向を誘導してくれます。
ちなみに、よく見るまっすぐ進めの場合はこんな感じですが…
カーブを誘導する際にはこのように誘導ブロックがカーブ状になるので白杖で探ります。
こちらが警告ブロックになります。
イメージは電車のホームはこちらのイメージだと思います。
実はよく見てみると、警告ブロックの手前に点状のブロックの手前に線が入っていませんか?
この点字ブロックは内方線付き点状ブロック(ホーム縁端警告ブロック)と言います。
点状が警告ブロックで、そちらは危険で、線の方が危険ではない方だと教えてくれる点字ブロックです。
この点字ブロックの場合、点状のブロックの先、落ちてしまうので多くは手前にこのブロックが敷かれています。
駅のホームではこのブロックには特に注意していただきたいと思っています。
さてこちらは道路。
横断歩道前までは誘導してくれるけど、横断歩道の前になるとこの点状の警告ブロックが入ってきます。
白杖だけでなくとも、靴の底で感じ取ることもできるのが点字ブロックのありがたいところ。
点字ブロックは例えるならば、信号機の「進め」か「止まれ」みたいな。
人によっては、点字ブロックがあっても通れない場合は信号があるのに確認できない状態のようなものだっと思います。
【視覚障がい者への配慮】について当事者のモリサワによく聞かれます。
「声掛け」や「案内」も本当にありがたいですが、点字ブロックの上にも物を置かないということもありがたい配慮の一つだと思っています。
外に出ると、色々な車両や階段がある限り命に関わるから大事です。
実際、盲導犬がいても、数少ないガイドヘルパーや一般の方にお手伝いを求める盲導犬ユーザーの方もいらっしゃいます。
「盲導犬の代わりに人を…」と盲導犬反対派の方は言いますが、ガイドヘルパーは正直少ないです。
時間の制限もあります。
だから盲導犬というパートナーが必要なわけです。
好きな時に好きなところへ行きたいという、障がい者の社会参加の部分で重要視されると思います。
障がいにより行動を制限される中での障がい者の社会参加は、介助犬やガイドヘルパー普段配慮してくださる方々が助けてくださる方々によて成り立つこともあります。
それは視覚障がい者に限定せず、どの障がい者にも言えることだと思っています。
ちなみに盲導犬をはじめ、介助犬はそもそもお仕事をしているので可愛いと思います。
しかし、触ったり気を引くようなことは控えてくださると幸いです。
そして、噛まないように吠えないように訓練してあるので、介助犬自体仕事をしている間はそのお仕事の邪魔だけしないでいただけると幸いです。
ちなみに、モリサワが”個人的に困る”点字ブロックはこちら。
「外観のデザインに合ってていいじゃん」
という声が聞こえますが、モリサワの場合、まずは点字ブロックの存在を認識しづらい部分が問題として起こっています。
黄色の点字ブロックの安心さです。
なお、”デザイン”という点で困ることは点字ブロックだけでなく、
日常生活でもたまに困ることがあります。
それが、コンビニにあるシンプルなパッケージです。
あまりにシンプルなデザインは、近くでよく見たり、拡大鏡をしっかりと使わないと全く違うものを買ってしまうことがあります。
あと一つ、これは純粋に一番困るやつです。
「過去に点字ブロックがあったんだろうな」
と思うけれど無くなっているパターンです。
こういう時は、左端の壁を道しるべに利用しています。
白杖について
白杖は意外と脆いのですが、脆いから安全な部分があると思っています。
スポーツブランドであるミズノが作った反射テープが赤ではなく青でミズノのマークが付いています。さらには、模様も格好いい直杖(白杖の長さで一本杖のイメージです)の白杖(ミズノケーンST)は丈夫で軽量ながらも折れることをきちんと伝えているのも、きちんとユーザーを守るためです。
携帯性やどういう白杖が良いかは、ユーザーによって違いますので合う合わないがあると思います。
ミズノケーンをお試しで使用した感想ですが、直杖といって折りたたみや伸縮が出来ない一本構造の白杖ですがその分、障害物はわかりやすく、丈夫、そして一番はカーボン製でゴルフクラブを作ってきたミズノさんだからこそできる軽量なのです。多分モリサワのスマホよりも軽いです。
だから、白杖ユーザーとしては「振る」に特化した一本だと思います。
過去にミズノケーンSTが紹介された記事がございますのでそちらも紹介させていただきます。
当事者たちには人気の白杖でもあります。軽いし格好良いの一石二鳥。
しかし、白杖ですし折れる時は折れます。巻き込まれ事故を防ぐために折れるときは折れると言う構造は白杖ユーザーを守るものだと思っています。
そして、もし折れた時、タクシーを呼んで帰宅できるという保険付きです。
ちなみに、モリサワの白杖の長さは120cmで作られており、ゴルフグリップが持ち手に使われています。
さて、このモリサワの折りたたみ式の白杖がもし折れたとしても、歩行には白杖が必要ですので一応スペアの白杖を所持しています。
何があるか分かりません。
通常、一本目は公費で安くなりますがスペアは自費です。
1本の折りたたみ式の白杖に先端(石突)がパームチップと言う、引っかかりにくく特に軽量な3300円のものを付けるので、1万円以上超えてしまいます。
それでもスペアの白杖や修理キットは持っておいた方がいいのです。
でないと、我々白杖ユーザーが外へ出るのには難点が多いのです。
出勤もそうですが、冒険という名の社会参加です。
ちなみにこれを書いている日、昨年買った石突が壊れました。
ちなみに、これは後の修理のために分解しているだけであって、本当はさらに先端の部分と細長い白い部分が取れています。
この先端の石突という部分は消耗品です。今回はモリサワの不注意で全く消耗できていませんが。
モリサワはこの形(パームチップ)ですが、通常よく見る円筒型のスタンダードやローラーチップと言ってコロコロ回転する石突などもあります。
しかし、多くは点字図書館等へ行くかオンラインですので注文しても時間がかかります。
何かあった時のスペアの白杖を持っておいて良かったと本当に思いました。
折りたたみ式の白杖の良さは、バスや電車、職場でも折りたためて携帯性があることです。
ちなみにこの時の折り畳んだ場所は人が多い電車の中です。
そもそも軽量ですので、折りたためばさらにコンパクトで、長さにはよりますが、使用しない場合は30cmの布の袋に入ります!
モリサワが主に使用している白杖はカーボン製ですが、各メーカーによって、素材は様々です。

ここに2本の白杖があります。両方とも120cmの白杖ですが、持ち手の太さや素材が違います。
素材により軽さや安定性、耐久性、破損した際の飛び散りへの防止などなど。
メーカーによりユーザーへの思いは様々だと言うことです。
多分多くの人が見るのは左の黒色のグリップ下が赤色の反射テープがついたものだと思います。
グリップや反射テープの色については後述します。
2本の白杖に共通しているのは持ち手の方にゴム紐があります。前の画像にあった通りオレンジ色の白杖を折りたたむ時や、伸ばしてからフックなどに引っ掛ける時などの際に使います。
メーカーによっては手首にかけてもいいことにはなりますが、
多くの白杖はこのゴム紐に、決して手首には通してはいけません。
もし白杖が車両などの事故で持って行かれた際に、ユーザーも一緒に持って行かれて危険だからです。
折りたたみ式もあれば、伸縮性もあるし、もちろんミズノケーンSTの様な直杖も各メーカーにもあります。
白杖は歩行訓練を受けた際に歩行訓練士さんからお勧めされることが多いです。
また、ユーザーによって何が必要かを考えた時にメーカーや種類もそれぞれ変わってきます。
シンボルケーンという「視覚障がい者ですよ」という周囲に知らせるための白杖もあります。
少し小さかったり細かったりメーカーによっては様々ですが、大事な白杖の一つだと思います。
ちなみに、モリサワの白杖は持ち手が黒だったり、反射テープがグリップと同じく青だったり、オレンジだったりします。
青とオレンジの白杖は先ほど身体指示併用にて引用の許可をいただきました瀬川商店のセガワケーンというものです。
(通常の黒いグリップに赤い反射テープのセガワケーンはドラマ「恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール」で使用されていました)
グリップの色などは個人的に好きな色もそうですが、オレンジは純粋にモリサワ的に見えやすいという理由です。他にもメーカーによっては色々な色があります。
今度は多分もっとモリサワにとって見えやすい赤のグリップの白杖とか買いそうだなともいます。
シャフトと呼ばれる部分が白いことにより白杖というイメージがあると思います。
実は道路交通法的にはこのシャフトと呼ばれる部分は白色か黄色であれば白杖扱いになります。
黄色が使われるときは主に雪国などで、白杖と雪が判別できるようにシャフトを黄色にする人もいるんだそうです。
(目が見えない者、幼児、高齢者等の保護)
第十四条 第一項 目が見えない者(目が見えない者に準ずる者を含む。以下同じ。)は、道路を通行するときは、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない。
第八条 法第十四条第一項及び第二項の政令で定めるつえは、白色又は黄色のつえとする。
出典:e-Govポータル
そしてもう一つ。
(目が見えない者、幼児、高齢者等の保護)
第十四条 第二項 目が見えない者以外の者(耳が聞こえない者及び政令で定める程度の身体の障害のある者を除く。)は、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める用具を付けた犬を連れて道路を通行してはならない。
第八条 第二項 法第十四条第二項の政令で定める程度の身体の障害は、道路の通行に著しい支障がある程度の肢体不自由、視覚障害、聴覚障害及び平衡機能障害とする。
第八条 法第十四条第一項及び第二項の政令で定めるつえは、白色又は黄色のつえとする。
出典:e-Govポータル
白杖は視覚障がい者の他に、肢体不自由、聴覚障がい及び平衡機能障がいのある方でも使用されることがあると言うことをお伝えします。
肢体不自由については、身体指示併用の白杖が存在するのでわかりやすいですが、聴覚障がい及び平衡機能障がいの方々も安全のために使用することがあると言うことです。
また、ここには視覚障がいを持ちながら聴覚障がいを持つ方の使用も考えられます。
だから尚更、白杖=全盲の方や見えにくい方の使用だけではないということがわかると思います。
前編から後編へ
まず今回は、”訳あり冒険者”モリサワの視覚的に見えていた頃と、見えなくなったことを書きました。
そして、”訳あり冒険者”モリサワが白杖を持つことにより何に困るのか、
見えやすい障がいであるからこその偏見もあれば配慮を受けて
改めて障がい者として社会参加ができているように感じています。
後編では、
- 視覚障がい者にとってスマートフォンの大事さ
- 視覚障がい者における差別と配慮について
- 白杖ユーザーが困った時のお話
- 普及されている白杖SOSシグナルの賛否とモリサワの思うところ
- 白杖を相棒にしてはじまる冒険
- 視覚におけるスキル
- 視覚障がい者になる前に推し活冒険しながら募金していたら返ってきた話
について詳しく書いていくことができればと思います!
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