白杖ユーザーへの差別・SNSでのヘイトと白杖SOSシグナル問題|モリサワのスキルについて(肆)後編

RPGゲームのステータス画面。サングラスをかけたシロクマが街中で白杖を持ち点字ブロックの上にいる。首にかけたポシェットにはスマートフォンが入っておりそこから「点字ブロック」という音声案内が出ている。

この記事は約 21 分で読むことができます。

スキル編(肆)の 後半 になります。そして一旦スキル編は最終回になります。

前回は、白杖は全く見えない人や一部分見える人、一部分見えない人が使うことと他の障がいを持つ方が使うこともあること、モリサワの白杖と基本的な点字ブロックについての説明をしました!

今回記事の中でお伝えすることは、

  • 視覚障がい者における差別と配慮について
  • 視覚障がい者にとってスマートフォンの大事さ
  • 視覚におけるスキル
  • 白杖ユーザーが困った時のお話
  • SNSにおける属性差別について
  • 普及されてしまっている白杖SOSシグナルの賛否についてとモリサワの思うところ
  • モリサワの友人の話
  • 視覚障がい者になる前に推し活×冒険×募金していたら返ってきた話

になります。

ぜひ最後まで冒険譚に付き合っていただけますと幸いです。

前半はこちらです⇩

サングラスをかけたシロクマが杖を持って歩く。先には宝箱がある。

視覚障がい者における差別と配慮について

さて、白杖を持っていることにより目に見える障がいではあるものの、点字ブロックを歩いているとぶつかってきて邪魔と言ってくる人も中にはいらっしゃいます。

ながらスマホの方もぶつかってしまうことが多いですが、この方達は「見てない」ことにより、相手が避けてくれることを前提で進んできます。もし気づかず出会ってしまいぶつかった場合が怖いです。

その度に謝罪をしています。こちらが避けきれずぶつかったので謝るのです。

こういうエピソードは結構多いです。良くも悪くもという感じで。

ちなみにこの前は眼底検査のために目薬をさしており、遮光眼鏡をかけていてもとにかく眩しく、見えにくい時に、点字ブロックの上にベビーカーを置いてあったようで白杖とぶつかってしまいました。

すると、ベビーカーに乗っていたと思われる赤ちゃんの保護者と思われる男女の方から怒鳴られてしまったので、謝罪していたら何故か周囲の人に「謝る必要はない」と言われる状態になっていました。

実は、この経緯に気付きませんでした。周囲の方の主張としては

「点字ブロックの上に赤ちゃんが乗っているベビーカーを置いてスマホを見ていながら、この人(モリサワ)にブチギレるってどういうことだ!」

ということだったらしく、経緯を聞いて納得し周囲の方にお礼を言いました。

こういう視覚の調子が悪い時はさらに頭もパニック状態であるため、誰に謝罪をして誰にお礼を言えばいいか分からない時もあります。

ただ、正直分からない状態で怒鳴られてしまうと、ストレス耐性が弱すぎるモリサワの精神的なHPは削られてしまいます。

RPGゲームステータス風画面。街中で点字ブロックの上にいるサングラスをかけたシロクマが画面右側にいる男女に怒鳴られている場面。女性は赤ちゃんを抱えている。サングラスをかけたシロクマの進行方向の点字ブロックの上にベビーカーが置いてある。

ひとまずこうやって誰かには支えられています。優しい世界です。

我々障がい者側が一方的に「譲りなさい」と言うと差別心は強くなり、”障がい者様”なんて言われてしまう世知辛い世の中です。でもここは言い方になります。

人によっては余裕がないですし、そこは致し方ないのです。

それよりも自分が配慮されることを当たり前に思わず、周囲に人がいないことを前提に生きていくために、いろんなスマートフォンや補助具などのツールに頼りつつモリサワは冒険をしています。

ちなみにモリサワはこの前、ありがたいことに優先席へと誘導された際に、高齢の女性と優先席の譲り合いをしていたら

「こう見えて私若いのよって言ってみたいのよ。だから座ってていいのよ。転んだら大変でしょう」

と言われ譲っていただいたのでお礼を言いました。

席を譲ってくださった素敵な女性は笑っていました。

電車の掲示板には乗り場が書いてあるもののホームで乗り場がどこかわからないことがあったり、普通に座りたいなって思っても、調子が悪い時は本当にまずはどこの席が空いているかが分からない時もあります。

こういう時に声をかけていただく際は大変ありがたいです。

助けてもらって当たり前だとは思いません。

きっと、一人だったら時間がかかっていたり、外出時の疲労度が強くなっているだろうし、やはり外出できるというところを、優しい方々に配慮して助けていただいて支えられていると感じています。

本来は障がいを持つことにより、社会参加が難しいところで配慮をいただく大事さを感じます。

だからこそ助けていただいた際にはお礼をいうのが当たり前だと思っています。

そして、お礼は減るものじゃないと思っています。

このように、モリサワは全く知らない沢山の方に支えられています。

ある日、女性の方から

「あなたは目が見えないでしょう?可哀想だしこのお札使って!」

と何故かお札を渡された時には軽く驚きましたが、

「近くのドラッグストアの募金箱に盲導犬の募金があるのでそちらへ入れてくださると幸いです!」

と、そのお札は頂かずに返しました。

こういう時、どんな対応が正解かは分かりません。

一人の友人にこの話をすると「それは差別だよ」と言われます。

しかし、また別の白杖ユーザーである友人に話してみたら結果的に二人で、

人によっての配慮の視点が違ったんだと思うよ!」

という結末になりました。

どのような配慮が嬉しいかは人によって違うものだと思います。

目に見える障がいだからなのか、ある日、普通に楽しい気持ちで歩いていたら後方から、

「悪いことをするとあんな風に目が見えなくなるからね」と大人が指でモリサワを指しながら子供に言う姿や、

「あの白い杖を持ってるのはメクラだよ(視覚障がい者への差別用語)」と言われることもあります。

ここはがっつり差別用語で言われているので差別と捉えていいのかはわかりません。

ただ、前者に対しては「段々と見えなくなったんだよなあ」と思いますし、

後者に対しては「日中は眩しいから目の中が真っ暗ではないしメクラではないんだよなあ」

というのが本音ですが、白杖を持つことにより全盲だと思われるから言っても見つからないと思われがちなのです。何度も言いますがモリサワは全盲ではないので言ってるなって分かるのです。

ちなみに、書類送検や前科を持った経験はありません!悪いことをしたから視覚障がいになった覚えはないですね!

というより、人はいつ自分が障がい者になるかわからないことだけお伝えしておきたいなと思います。

ATMでお金を引き出す際に隣の男性から無言でタッチパネルを見られていて、まさかの暗証番号まで見られていたこともありました。

特に残金なんて他の方に見せるのは人として純粋に恥ずかしいのです。

白杖を所持し歩いていると点字ブロックで進む方向を塞いで

ブルーベリーを食べなさい」と、助言をくださる方もいらっしゃいますが、

「助言ありがとうございます。」と言って、こういう時は去ります。

いかに相手を刺激しないような立ち回り方をするかですが、この時は全然相手も更に前に塞がって進行方向へ進ませてくれなかったままだったので流石に110番に電話をしようとしたら去りました。

しかし、こういうのは今の冒険者モリサワのメンタル的に、後から笑い話に変えようとします。

しかし、他の視覚障がい者の方の全員が全員笑い話にできるわけではないことは覚えてくださると幸いです。

されたり、言われて嫌なことは嫌なものです。

相手の態度的にもそうですが、流石にモリサワも怒る時はあります。

というより、最初は出勤時に色々と言われてキレそうなことが多かったです。

ちなみにこの前、職場から家へ帰宅する際、右側通行の外国の方の自転車とぶつかりそうになった時に白杖が巻き込まれて折れそうになった時がありました。

相手は表情的に笑っていて、「なんで笑ってたんだろうな」と思いました。

こういう時、もちろん相手は自転車ですので逃げます。

「もし警察がいたら青切符を切られるだろうな」と思うぐらいです。

でももし、身体をぶつけられたり白杖を折られた時には事故扱いとしてすぐさま110番です。

それは相手が子供であってもそうします。

子供の年齢的に責任能力がないならばそれは親の責任になります。

白杖を持つということはそういうことです。

ただ、こういう差別的発言も、白杖=全盲という認識はモリサワの生まれである閉鎖的な地元だと尚更あります。この地域は村八分もあれば噂好きな人も多い過疎地です。

別スキルでモリサワが冒険を失敗した時でさえすぐにその話が出回ったくらいです。白杖を持った人がいれば「どこに住んでいる〇〇さんが〜でもあの人全く見えていない訳じゃないから詐欺だ」なんて言われます。そういう地域です。だから正直なるべく帰りたくないのもこういう理由なのです。

”訳あり冒険者”モリサワの白杖を相棒にして始まる冒険

実は、冒険者モリサワが方向音痴であることは、見えていた頃も、見えにくさを感じる今も全然変わりません。

そのため、慣れない道に対しては結局ナビアプリは欠かせないのです。

冒険者にとって地図は大事です。

ダンジョンでもマップをみながらマッピングしていくのも重要なように日常でも冒険者モリサワは地図を大事にします。

だからスマートフォンのナビアプリを使用します。

今は視覚障がい者に優しいナビアプリがあったりするので、本当にありがたいです。

画像は「Eye Navi」というアプリを実際にモリサワが使用している場面です。

個人的に信号の色を感知して赤信号か青信号かを音声で教えてくれるのは感謝でしかありません。

スマートフォンアプリEye Navi画面。上に地図下に横断歩道の写真。画面中央左に乗用車。

アイナビ(Eye Navi)公式アプリより

引用元:Eye Navi公式サイト

Eye Naviは、スマートフォンひとつで、
道案内と障害物検出、歩行レコーダー機能を備えた
視覚障がい者向け歩行支援アプリです。

目的地までの方向や経路、周辺施設、進路上の障害物、
歩行者信号の色、点字ブロック等を音声で知らせます。
誰もがどこへでも自由に楽しく移動できる社会の実現を目指しています。

引用元:Eye Navi公式サイト

視覚のスキルについて

視覚障がい者として生き始めた時、「冒険心」「冒険へのフットワークの軽さ」というものがスキルの一つであることに気付かされます。

今後のモリサワは、正直「また視力が落ちたらどうしよう」「視野が更に欠けたらどうしよう」という不安があります。

たくさん見れるうちは見ておきたいと思うのでフットワークは軽くしておきたいと思います。

そして仕事についてですが、精神障がいや発達障がい、境界知能において様々なスキルを持っている中で、就労継続支援A型 TANOSHIKA CREATIVEに入って1年半頃に急遽、視覚障がい者となってしまったので、今後、一般就労がどうなるかという不安もあります。

それでもモリサワは、得意であるスキル:工夫しながら生きていくことをしていきます。

 

どういう状況でも、生きていく必要があります。

そして、いつかは生活に適応していくのではないかと望みます。

 

今のモリサワの自己肯定感が爆上げ状態だと、

困った時に助けてください!と人に直接伝えることができるのも、

一つのスキルなのかもしれません。

たまにSNSでは「白杖の人に声をかけたのに酷い言い方をされた」「罵倒された」というつぶやきが見られることがあります。

その酷い言い方をした白杖ユーザーにとっては、声かけなどの配慮が本当に必要がないのだとは思いますが、白杖ユーザー側は”言い方”には実際、気をつけた方がいいとは思います。

白杖は確かに道路交通法で携帯しなければなりませんが、見える障がいならば尚更、声はかけられやすいものだと思います。

しかし、ここで多分助けようとした側と白杖ユーザーとのズレが出てきそうな点が一つありそうだなと想像します。

「このユーザーにはどのような背景があってその言い方などになってしまったか」

ということです。

善意のつもりでも声掛けの方法一つで、実は嫌な気持ちをすることもあったりします。憐れみや同情心で言われて良い気がしない人もいるのです。自尊心は誰にだってあるのですが、それが崩れる可能性もあります。

そこは一人一人違うと思います。今回の白杖ユーザーがもし視覚に問題があると仮定します。

手助けする側は見えているという状態と、視覚に問題のある白杖ユーザーは見えない、見えにくいことにより、他のことをしていた場合に話しかけられた場合の集中力切れそうだったのか話しかけられた時にどこから声をかけられたか分からなかったが故に危険を感じた防衛本能や反射的本能なのか…

あるいは過去に、差別を受けたのか、自分を弱く見られたくないのか、前述したように配慮の視点が違ったのか。そこがわかりません。

SNSのついたコメントが「これだから障がい者は…」とありました。悲しい話です。

多分、これは「せっかく助けてあげてるのに」と受け止められそうな部分かなと思いますが、その人が本気で助けを求めたらきっと、人の配慮をいただくことにつながることになるのかなと思います。

きっとこの配慮の点は障がいの有無もそうですが、人によって変わってくるので一生解決しない問題となってくるのでは無いかと思っています。

SNSというのは匿名ですから、普段、健常者が障がい者に思うことを顔も本名も出さずに書くことができる場所でもあります。その時には面と向かって基本的に障がい者に言うことはしないのです。

コメント欄の方々も含めて。悲しいことを書かれていましたがそれがネットという場所なのですが。

だから途中に「白杖を持っている人は性格が悪い」というコメントもありましたが、それは普通に話が違ってきます。それは属性差別なのです。一括りにまとめて侮辱されていることになります。

我々白杖ユーザーは、好きで白杖を持ったかと言われれば、違うわけです。

少なくともモリサワは、まだバイクに乗って旅をしたかったし、全国で星空が綺麗なところへ行きたいのが本音です。

モリサワが白杖ユーザーになった今、持っているのは通行に支障が出るからですが、今では視覚の身体障害者手帳を持ち、最終的には道路交通法に則り白杖を携帯していますし、段差などで転ばないようにしていますし、人とぶつからないようにという理由です。

そして、たった140字では全ての状況がわかりません。どういう状況で、どのような表情で、どのような声のトーンで、どのような声の掛け方をしたのか、もちろんその白杖ユーザーの見え方もモリサワはわかりません。これが白杖を持つ人の人によって見え方が違うという部分に繋がるのです。もちろん視覚障がい者だけのものでもないので。

そもそも他の障がいに対しても、「障がい者は〜」と言うようなSNSのつぶやきを見ることはあるけれど、逆に「健常者は〜」と言う否定的なところは基本的に見ない時点でいかがなものかと思うのです。

少数派だからと、匿名で何を書いてもいいと思っている方が間違いなのです。

ただ、白杖ユーザーをはじめ、見える障がい見えにくい障がいもそうですが、健常者もそうです。

酷いことを言うのも、酷いことをするのも、その方の人格の問題だと思っています。

ここに障がいは関係ありません

ただ、今回この問題がSNSで反響があった際に

「もう白杖の人なんて助けなくていいだろう」「白杖って上にあげない限り(白杖SOSシグナル)助けなくても良くない?」

というコメントがありました。個人的にこれが一番恐ろしいことなのです。

白杖SOSシグナルの賛否

部屋の中でサングラスをかけたシロクマがソファに座って考えている。考えている内容は、白いYシャツとチノパンを履いた男性が白杖を掲げている様子に「賛成」「反対」かという画面。

困っているときに「白杖SOSシグナル」がよく言われますが、モリサワはそれを正直、習っていないし、目の調子が悪い状態で慣れていない場所の床から白杖を上に離すのはモリサワ的に正直怖いです。

だから使っていません。というか、反対の意思を示しています。

他にも理由はあるのですが、そしてこの記事を書いている前日、白杖ユーザーが困っていたので一緒に行動しましたが、

その方は白杖SOSシグナルをやっていませんでした。

純粋にその方も知りませんでした。

個人的なこの怖さは、教えてもらっていない白杖SOSシグナル、だからこそ知らないという当事者もいる白杖SOSシグナル、モリサワもそうですが、モリサワのように恐怖を感じるくらいに人によってはリスクのある白杖SOSシグナルが勝手に普及され「これは白杖の人にとっては共通ルールだろう。」と勝手に思われていて、今回のように「白杖の人に声をかけたら酷いことを言われた(された)」「白杖の人に罵倒された」ということにより、

白杖SOSシグナルが出されていなければ助ける必要がない」と考えられることなのです。

本来は一部団体が作ったものが白杖SOSシグナルなのです。だから白杖ユーザー全員が知るわけでもないし、全員が絶対に安全かというと人によってはそうでもないのです。

ちなみに、もしモリサワが困った時には、白杖を持っていない方の手を挙げながらでも「助けてください!」と言います。

多分そういう時は本気で困ってる時ですので、別のスキルにおいて人との会話中で察せないモリサワですので、きっと「察してよ!!」と待つよりもそうします

意外と、知らない当事者がいるのに対して、SNSや動画サイトなど健常者に向けての普及が多いのが現状です。

もちろん、白杖SOSシグナルを使う白杖ユーザーがいた場合は、助けていただけますと幸いです。

そして、この白杖SOSシグナルを知らない人が困っている様子を見せていた場合も、助けていただけますと幸いです!

ただ、急に触られると驚きますので緊急時以外では基本的に後方や横からではなく、前からだったり、白杖を持っていない方から声をかけてくださると幸いです。

また、白杖は視覚障がい者にとっては目の役割になるので、誘導する際には白杖を一緒に持って誘導するなどはやめていただけますと幸いです。

白杖ユーザーを呼ぶ際には、「白杖を持ってる方!」「白杖の方!」など、”あなたに言っている”ということが分かればさらにありがたいです!

そこで「大丈夫」と言われた際には本当に大丈夫な時だと思います!

本来ならばこちらからすると、「勇気を出して声をかけてくださりありがとうございます」と思っています!

人によっては視野が欠けていたり、後方から「困ってますか?」と聞かれた時、ビックリしてしまったり、「他の人かな?」と思ってしまうのです。

逆に、この前モリサワはこの前子供たちから挨拶をされたらしいのですが、

「ほら、さっき挨拶したのに無視されたからあの人は見えないでしょ?」

なんて言われた時がありますが、挨拶は確かに大事です。

しかし、他の人に挨拶はせず、モリサワだけに挨拶をされていると思わなかったことや、欠けた視野の外で言われると「きっと違う人だろうな」と思ってしまいます。

これも本来だったら「挨拶したけれど白杖の人は挨拶を返さなかった」とSNSで言われるのかなと思います。

この白杖SOSシグナルについては、以前まさにモリサワ同様、他の当事者意見も書かれているのでこちらの記事を読んでいただけますと幸いです。

友人に聞きたかったことはもう聞けない。

モリサワのかつての友人が、網膜色素変性症と言う進行性の難病を持っていました。

網膜色素変性症について

病態:網膜色素変性は、眼の中で光を感じる組織である網膜に異常がみられる遺伝性の病気で、日本では人口10万人に対し18.7人の患者がいると推定されています。夜盲(やもう)、視野狭窄、視力低下が特徴的な症状です。

引用元:(公益財団法人日本眼科学会) 網膜色素変性症

それはとても突然の朝でした。現実なのか夢なのかわかりませんでした。

不慮の事故で亡くなったと聞いた時の頭が真っ白になったあの日。

しかし、訃報を知った時の数日前のツイートには、視力が落ちて視野が欠けていることに絶望している様子がはっきりとありました。

友人は写真や音楽などの芸術の才能に溢れており羨ましい反面、だからこそ絶望の大きさが強くなったことや、将来のことをどう考えたのか、聞きたいけれど、もう聞くことができないもどかしさがあります。

推しのアイドルのために募金していたら自分に返ってきたお話

モリサワには、かつて地元福岡で推していたローカルアイドルグループがいました。

その中で卒業した推しの一人が今でもKBCラジオに出演していることもあり、関わってくれているのですが、KBCラジオチャリティーミュージックソンで福岡県内のゆめタウンを周れる限り、MCやLIVEなどを見に行きました。

推し活しながら冒険していました。

推し活×冒険×募金です。

ある会場では、白杖ユーザーや盲導犬ユーザーも沢山いた覚えがあります。

モリサワはまだ目に問題がない学生時代のクリスマス、あらゆる公共交通機関を使って推しのいるところへ行ってはその度に募金をしていました。

ラジオ・チャリティ・ミュージックソンは、目の不自由な方たちが、「安心して街を歩けるように」ということを目指し、
『音の出る信号機』や、目の不自由な方の社会参加につながるアイテムを一つでも増やすための
基金を募るキャンペーン活動で、KBCやニッポン放送ほか全国11局が共同で実施しています。
目の不自由な方を中心に、体の不自由な方々への理解の促進と思いやりの気持ちを育むことをも目指しています。

KBCでは例年11月1日から翌年1月31日の期間「KBC ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」と題してキャンペーンを行っています。1975年に第1回をスタートして、今年で51回になります。

寄せて頂いたお金は「通りゃんせ基金」として、『音の出る信号機』の設置などに役立てます。

皆様のあたたかいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

引用元:(KBC 九州朝日放送)第51回 KBC ラジオ・チャリティ・ミュージックソン

現在モリサワは出勤する際や冒険をする際、多くの音の鳴る信号機にお世話になっています。

特に、地元は無いに等しい状態。しかし、引越しをして一人暮らしになった今、家からこのTANOSHIKA CREATIVEまでは、音の鳴る信号機と点字ブロックに困らない生活に助けられています。

もちろん音がならない信号機や、夜になったら音が消えてしまう信号機もあります。

しかしその時は前述したアプリであるEye Naviを使いながら冒険をしています。

多くの方の善意により、ここにはモブだけど確実に命を救われているモリサワがいます

歩行者用信号機の上にベルがついている。
下に押しボタンがある。

何も気にせず生きてきた目の見えた時期、と、そうでない時期である今。

多くの方のおかげで、視覚障がい者になってしまい社会参加が出来ることも、

一番は、モリサワが冒険を諦めずに楽しんで行うことができています。

本当に日頃多くの方に助けていただけているおかげです。

本当にありがとうございます!

終わりに

今回の記事での”訳あり冒険者”モリサワのスキルは視覚障がいに視点を当てて記事を書きました。

スキルの説明は一旦これで終わりになりますが、きっとモブの”訳あり冒険者”モリサワのスキル説明に出てきたスキルはあくまでも一部だと思います。

これから書き始める少し過激派思考のモブの”訳あり冒険者”の冒険譚で、そのスキルがどう発動されるのか。

そして過去にモブの”訳あり冒険者”モリサワはどう自滅して今ここに居るのか。

番外編記事でも仕事とモリサワの”訳あり冒険者”だからこそ書くことができるものも多いと思います。

それらが、当事者の方や、当事者の近くにいらっしゃる方々、または今回のように啓発という形で届いたら嬉しいと思います。

最後に序章からスキル編のご案内をして締めます。

読んでくださりありがとうございました。

自己紹介と、モブの”訳あり冒険者”モリサワについての基本ステータスとキャラクター設定、スキルの定義等の説明が入っています!

冒険譚におけるスキル編スタート!
発達障害(特に自閉症)での癇癪対応においてのスキルが書かれています。

モリサワのスキルについて(壱)〜話すことと癇癪対応が難しい〜

こちらでは自閉症のスキル癇癪からのパニック状態に対して、どうリカバリーをするかなどを書いています!

モリサワのスキルについて(弍)〜自己状態異常スキル:癇癪やパニックをどうリカバリーするか〜

こちらでは、”訳あり冒険者”モリサワが、「全てを癇癪のせいにしたらせっかくのお宝も取れなくなってしまう」と、自身のスキルを分析して、それに対する改善方法を考えているなどしています。

他にも多くのスキルや、ライフハック術で何を使っているかなどの説明をしています!

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ABOUTこの記事をかいた人

モブの"訳あり冒険者"モリサワ。伝説も偉業もないからモブ。アラサーのトランスジェンダー(性別非公開、診断済、改名済、治療中)性的指向はパンセクシャル(全性愛)。キャラクター設定性別と一人称はモリサワ。冒険者としての職業(ジョブ)は白黒思考が過激派思考となることにより【探究者】となるが、視覚障害を抱く以前のジョブは、ものづくりが得意だったことから【鍛治師】であった。 3時間に1本のバスが通る閉鎖的な田舎出身。人生で初めてのクラウンは職務質問を受けたパトカーの中。先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)が新生児マススクリーニングで見つからず、1歳6ヶ月でやっと見つかる。幼少期から孤立することが多かったこと、問題行動により周囲から「検査を受けた方がいい」と言われるが「うちの子に限って」と思ったモリサワの親は検査をさせないまま成人を超えて知能検査(WAIS-Ⅲ)にて全IQ70。勉強面においては義務教育や高校の授業についていけないことが多かった。処理能力の低さを特に指摘される。言語性IQ動作性IQの低さ、自閉症スペクトラム(癇癪・パニックあり)・ADHD(混合型)が一次障害として生きづらさを感じたまま専門学校の実習にて二次障害としてパニック障害と診断される。LGBTQ +が認知される以前にアウティングや偏見・指導者からアウティングとセクハラを受けた経験があり将来、戸籍変更後は埋没予定。 その後の作業療法士国家試験においては冒険内でパーティー仲間に恵まれたことで合格。その後、新卒で働くも抗うつ薬により躁転し双極性感情障害(躁うつ病)を発症。現在は精神・視覚の障害や複数の診断を抱えつつ、白杖を持ち遮光眼鏡・iPhoneの視覚障害者歩行支援アプリ・Apple Watch・AirTagを装備して今も各地を冒険中。 AKARIにおいては、分かりやすく伝えるために特性をスキルとして綴るRPG風記事を執筆中。体力・精神的な元気さを「HP」だとした時に、特性を表すスキルが使用されれば「MP」が消費されるが、たとえ良いスキルであっても燃費が悪すぎるためにバッテリー切れを起こしやすい。。目指すは親亡き後の独立と安定した生活を手に入れること。冒険譚と通常記事を織り交ぜながら書いていく。主に、過去の実体験を執筆していることから障害当事者や当事者家族などの関係者、トランスジェンダー当事者に関係する方に対して届けたい気持ちで執筆。日常生活の工夫点や制度、言い換えなどは作業療法士視点での執筆と発達障害・精神障害・視覚障害当事者目線での執筆を心がけている。