全国初の国家戦略特区での特例で障害者雇用をする、『ローランズ』というお花屋さん。 

ローランズ 障害者雇用

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

東京都の渋谷区と品川区に『ローランズ』という、障害者雇用を行なっているお花屋さんがあります。

『ローランズ』は2019年、取引先の中小企業と共同で「ウィズダイバーシティ有限責任事業組合」を立ち上げ、障害を抱える人を共同雇用する活動もスタートしました。政府が障害者雇用を拡充するために、国家戦略特区で認めた特例を活かした全国で初めての試みで、この「ウィズダイバーシティ有限責任事業組合」に加盟する企業は7社まで拡大しました。

「ウィズダイバーシティ有限責任事業組合」に加盟する7社は『ローランズ』に仕事を優先的に発注します。『ローランズ』はその仕事をして頂くため障害を抱える人を13人新規採用しました。さらに、障害者雇用のノウハウを「ウィズダイバーシティ有限責任事業組合」に加盟する7社に伝えています。

厚生労働省障害者雇用対策課の担当者は「まずは『ローランズ』から共同する中小企業が障害者雇用のノウハウを修得し、実際の雇用に結び付けて頂きたい。そして、『ローランズ』の様なモデルケースが全国に浸透すれば」と期待を込めます。

今回は『ローランズ』のこと、代表の女性の想いなどを発信していきます。

『ローランズ』とは?

私たちは、人と環境への優しさを包み、花や緑の空間装飾・贈答花のお届けを行う、”社会的役割を軸とした花屋”です。

花や緑は人の心を整える力を持っており、その優しさに包まれて、ローランズでは障がいや難病と向き合うスタッフが多く活躍しています。

私たちは、花や緑を通じて「排除なく、誰もが花咲く社会」を目指します。

画像・引用:ローランズ

ローランズ原宿店住所

〒151-0051

東京都渋谷区千駄ヶ谷3-54-15 ベルズ原宿ビル1F

営業時間

カフェ営業時間 11時30分~18時

フラワーショップ営業時間 11時30分~19時

TEL 03-6434-0607

また、東京都品川区にローランズ天王洲アイル店もございます。

公式Twitter

https://twitter.com/bylorans?s=11&t=hQlRcHs2oQrT0aRaseq9iA

公式Instagram

https://www.instagram.com/lorans.flower/

公式Facebook

https://www.facebook.com/byLORANS

ローランズの代表の女性の想い

仕事をしたいのになかなか仕事が見つからない障害を抱えている人を積極的に雇用するお花屋さんが東京都にあります。東京都内在住の福寿満希代表が10年前に1人で立ち上げ、スタッフ65人中、7割相当の45人が障害を抱えている人です。政府の特区制度を利用して、他の中小企業と連携で雇用を生み出す全国で初めての試みも促進しています。

今日まであっという間でした。スタッフを雇用すると仕事をする居場所が提供できたという喜びと合わせて、責任を感じて不安に思いましたが、スタッフのみんなの笑顔に支えられて、今日まできました」と福寿さんは冬至を振り返ります。

このお花屋さんの名前は『ローランズ』で、2013年に設立されました。2017年、原宿にカフェ併設の生花店「ローランズ原宿店」を開店し、障害者雇用に本腰を入れ、今では都内5ヵ所に拠点があります。

福寿さんが大学3年生の時、障害を抱えている子が通学する特別支援学校を教育実習にやって来ました。「私、お花屋さんになりたいんです」。ある女の子から教えて貰いましたが、女の子の担当教員から「子ども達のほとんどが働くことを経験せずに、一生涯を終えます」と言われ、衝撃が走りました。「いつか、この子たちが働くことのできる会社を立ち上げる」。そう心に誓いました。

『ローランズ』の1日の仕事は、ベテランのチームリーダーと障害を抱えている人が5人1組で進行します。車の運転、花の受注管理、ブライダル装花、花束の制作、カフェの運営など好きな仕事をスタッフが選択します。福寿さんは「得意なジャンルなら楽しく仕事もできますからね」と笑みを浮かべます。

『ローランズ』で働く女性は骨が伸びない難病で、大学卒業後の3年余り、入退院を繰り返してきました。手術を終えた後、ハローワークの検索で『ローランズ』のことを知り「自分が働きたかった職場はここに違いない」と確信しました。入社6年目となった今では、生花部門のチームリーダーとして働いています。

参考:働きたい…障害者の夢を花開かせた東京・原宿の「ローランズ」 特区活用し中小企業と連携 全国初の試みも 東京新聞(2023年)

お花はやっぱり好き。

母がお花が好きで、昔から自宅に花が身近にあった分、私もお花が好きです。生花ではなくても、ブリザーブドフラワー、ドライフラワー、アーティフィシャルフラワーなど、造花でも好きです。

私は1ヵ所のA型でブリザーブドフラワーで工賃に繋げようとしていた時期、仕事に活かせればと思い、実は習い事でブリザーブドフラワーを受講していました。ですが、私は壊滅的にワイヤーをお花に通すのが下手でした。いつもワイヤーを刺したらグサッといって、先生にヘルプを求めてワイヤーを刺して頂いていました。

商業施設やワークショップではなく習い事なので、受講する年齢層は高め。話はまず合いません。コロナ禍前でしたが、皆さんで持ち寄るお菓子も和三盆など、全てが珍しい高めのもの。何より仕事をしていたので、毎週なんてとても行けません。自分の技術が上がらないのと、何となく行きづらくなって辞めました。

それで今でもブリザーブドフラワーにはトラウマがあるのですが、こちらの『ローランズ』の様に障害を抱える人でも仕事できる様な場所なら、もう少しお花に対し、肩に力が入らず、できたのかもしれません。

オンラインショップもされていて、クオリティーがどれも高く、私は通用しなかったと思いますが、全国で初めて障害者雇用を促進している取り組みにはとても感心しました。これからも『ローランズ』のご活躍、今後『ローランズ』をモデルケースとした障害者雇用をする企業が増えて欲しいなと思いました。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。