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障がいや疾患を持ちながら、日々の生活で感じる困り事や大変さ——
今回は、そんな「生きづらさ」や「対処」について、AKARIライターのみなさんにお話を聞きました。
第二回のテーマは『自分の疾患や障がいの特性の大変さや困りごと、そしてその対処について』
普段の記事にはなかなか出てこない、ライターさんたちのリアルな声や想いが語られています。
読まれた方にとって、共感したり、新しい気づきがあったり……そんなステキな時間になれば嬉しいです。
〇座談会参加メンバー〇
中村鮮魚店、金次郎、モリサワ、The piasu、mako、りんごいくら
Pink、くまくまパパ、ねこパンク、ジョージア、島川さん
中村鮮魚店|失くし物の困りごと
中村鮮魚店:私の身近で困っていることなんですけど、しょっちゅうスマホを無くしてしまうんですよね。
朝起きたら、スマホを探すことから始まるっていう感じです。
その対策が、今のところ、家族に鳴らしてもらうぐらいしかなくて‥
皆さん、そういう物を失くしたりした時は、どう対処されていますか?
Pink:(頻度としては)あまりないんですけど、最近通勤バッグをどこかに置き忘れてそのまま通所してしまいました。
探しようがなくて、まずコンビニ、その後駅と確認しました。
その日来所されていた利用者さんが調べてくれて、駅の方にやっと繋がったのですが、なんと自分は寄ったはずのないフードコートのテーブルに置いてあったということがありました。
幸い何も被害はなかったんですけど、その時に、モリサワさんからAirTagがあるということで、教えていただいたので、それで今後は対処しようと思ってます。
スマホに関しては、私はスマートウォッチを着けてるので、スマホを探す機能を使って鳴らしてます。
モリサワ:自分も同じく、物凄く携帯を失くします。
なので、朝起きたら、まずApple Watchで携帯を鳴らします。
もし携帯を失くしても、 鳴らして見つけるという感じです。
あと色々な物を「探すアプリ」があるんですけど、ICカード、財布、鍵とか全部に付けています。
iPhoneに限らず、紛失防止タグって、色々なところで発売されているので、Androidなどをお使いの方もぜひおすすめします。
くまくまパパ:私もよく物を失くすので、「これは必ずここに置きましょう」って、物の定位置を決めて整頓しています。私の場合は、会社に持っていく物を全部バックに詰め込みます。
バックの中は、整理も何もあったもんじゃなくて、「あれ?鍵どこいったって」バックの中で鍵を探すみたいになってるんですが、忘れるとか失くすことはなくなりました。
携帯電話は、枕元に置いて寝てます。
携帯を充電器にさして枕元に置いて、朝起きた時に「あれ?携帯がない」と思ったら充電器をたどります。
先日広告で、携帯電話とかを置き忘れてしまうのを防止するアイテムの紹介がありました。
カードのようなもので、そのカードを財布の中などに入れて登録しておくと、10メートル離れたらピコピコ音が鳴るんです。
中村鮮魚店:みなさん、たくさんのアイディアありがとうございます。ぜひ、参考にさせていただきます!
金次郎|難聴と物忘れへの心配ごと
金次郎:私は自分の忘れ物というよりは、「すいません。忘れ物です。」って、駅とかバスセンターへ落とし物を届けに行く方がたくさんあります。
過去に、スマートフォン、賃貸契約書、あとは、中身がケーキかな?っていう紙袋などを駅事務室へ持っていきました。
1つ心配なのが、『難聴』が認知症のリスクの1番ということです。
「今、私何をしようとしてたんだっけ?」っていう時が、たまにあって、「これは親父をネタに記事書くよりも、自分のことになってきちゃってるな。まずいな。」って感じることがあります。
ただ、難聴も補聴器で聴力を補えば、リスクは減るそうなので「ちょっとまずいな」と感じつつもとりあえず、人の会話を聞き漏らさないようにしようかなというところです。
私も年齢的に、認知症のリスクも入ってきてますかね。
モリサワ|自閉症と癇癪への向き合い方
モリサワ:自分の場合、自閉症とADHDを併発しているのですが、自閉症で凄い『癇癪』を起こしてしまうんです。
「癇癪がなぜ起こるのか」と思ったら、自分の中でルーティンという設定が組み込まれてるんですけど、これをぶっ壊してくるのが、ADHDの衝動性です。
「癇癪に対して、どう情緒のコントロールをしよう」ということで始めたのが、癇癪が来そうなタイミングで「今日何をしようかな?」など、楽しいことを考えることです。
癇癪も時間が過ぎたり、楽しいことを考えているとすぐ落ち着くので、そうしてやり過ごしてます。
中村鮮魚店:ありがとうございます。やっぱり生の意見は、実践的なので、凄く参考になりますね。
The piasu|フラッシュバックへの対策
The piasu:重たい話になるのですが、私は、『フラッシュバック』が起きると離人感や現実感が無くなって、世界が暗くなってしまいます。
そして、気分が落ち込んで、仕事に集中できなくなってしまいます。
なので、できるだけ元の人格に戻るようにしています。
これはAKARIで学んだライフハックですが、「スティッキーズ」という付箋にメモが書けて、デスクトップに貼れるんです。
「深呼吸する」「赤い物を数える」など、主治医から教えてもらった対処を貼っています。
なので、フラッシュバックが起きたり、人格が変わっていることに気が付いたら、メモを見て現実を戻す努力をしてます。
The piasuさんが参考にされた記事はコチラです😊↓
mako|人工股関節による日常の困りごと
mako: 私は『人工股関節置換術』をしたので、しゃがむという動作ができません。
なので、和式のトイレに行けませんし、足の爪を自分で切るのも難しいです。
家族も老眼が入ってるので、非常に怖い思いをしながら、毎回家族にお願いをして切ってもらってます。
私の場合は、右足に人工関節を入れてるんですが、その足の甲の怪我をすることができません。
なぜかというと、しゃがめないので、自分で手当ができないんです。
なぜ人工関節を曲げるとダメなのかというと、脱臼の可能性があるからです。
耐久年数も、今は段々伸びてきて、将来20年から30年ぐらいに伸びるのではと言われています。
なので、少しでも人工関節を保たせる為に、無理な動きをしないようにしています。
りんごいくら|「酒と亀」で忘れ物対策!
りんごいくら:私の障害は、両足に人工股関節に置換しているので、制限はmakoさんとほとんど同じで、身体障害者手帳を持つ理由もmakoさんと同じですね。
物忘れに関しては、金次郎さんにちょっと似てます。
私は、先日誕生日を迎えましたけど、35歳を超えると、「体の変化」や「脳みその変化」を感じるようになって、物忘れがけっこう増えました。
それに関しての対策ですが『酒と亀』をご紹介します。
お酒の『酒』と亀さんの『亀』
玄関から出る時に、(さ)財布、(け)ケータイ、(と)時計、(か)鍵、(め)眼鏡、『さけとかめ』を確認してから出勤するようになりました。
みんな:「おーーー!!」パチパチ
Pink:この一言だけあればいいですね。おもしろい!
中村鮮魚店:本当!すごくわかりやすい!
人によって、持ち物が違うから、頭文字も変わっていく感じですね。
みんな:「すごい!すごい!」
りんごいくら:『酒と亀』以上でした。
Pink|離人感や発達障害を抱えながら働くこと
Pink:私の困りごとは、障害名は『うつ病』なんですが、その中に『離人感』『双極性障害』『適応障害』も見られます。
離人感については、病院に行って初めて知りました。
先生がおっしゃるには「離人感は、ストレスから自分を守るために起きる症状」と、言われました。
今も離人感になっているんですが、大体朝起きて職場に着くまでになってます。
そのあと、いつの間にか離人感が戻っての繰り返しです。
だけど、普通にこうやって話もできますし、「何かのストレスから自分を守ってる」と、前向きに受け取ってます。
あと、ちょっと悲しいんですが、やっぱり理解してもらいづらいです。
うつ病を伝えても「そういう風に見えない」と、言われることが多いです。
そこは、主治医や生活支援員さんにまず相談をします。
そして、周りの方にも病気を知ってもらうために、自分から色々と発信しています。
また、少し前にADHD、ASDの臨床心理検査をしたんですが、結果的にグレーゾーンでした。
私は0:100思考が強くて、検査結果にも少し納得がいかない部分がありました。
その発達障害の傾向は見られるけれど、確定までいかない。
そこでより精神疾患の難しさを感じました。
まだ、結果に対してモヤモヤしてる気持ちは残ってるんですが、※先生によって(見解が)違うこともあるので、この結果も前向きに受け止めていきたいと思ってます。
※お医者さんによって、発達障害の診断が異なる理由について解説したブログです↓
参考元:(合同会社ひなた)発達障害の診断は医者によって異なるのか2020.08.21
くまくまパパ|視覚障害と日常生活の困りごと
くまくまパパ:私の病気は、視覚障害(緑内障)です。
緑内障といっても、針穴ぐらいの視野しか見えてないんです。
視力が落ちてるわけではないんですが、視野が狭いです。
なので、見えていない右側が完全な死角なので、歩いているとそこを自転車が猛スピードで通るとびっくりします。
あと、人混みを歩けません。
バスに乗る時などに、人が大勢いたら間を縫って歩くことはできないんです。
この場合、人が通り過ぎるのを待って、安全だと分かってから歩きます。
ジョージア:いろんな情報も、当然目から入ってきますよね。
くまくまパパ:だから、耳も集中しています。モリサワさん、耳に敏感になりますよね?
(大きく頷くモリサワさん)
なので、些細な音に敏感になってからは、自転車の音が聞こえると事前に止まっておきますし、「車が後ろから、2台来てる」なども分かるようになります。
あと、視野障害で、困ることが買い物です。
外から建物の中に入ったら「バッ」と、見えなくなるんです。
健常者の方でも、日中に暗闇へ入ったら見えなくなりますよね。
私は、それが昼間でも起こる状態です。
そして、1番困ることが、目的の商品を探すことです。
見ている人は、見渡したら商品の位置が分かると思います。
ですが、私は棚の前に行って、サーチライトのようにずーっと順番に見ていかないと、目的の商品を見つけられないんです。
そこに視点が合えば、見つかるんですけが、少しでもズレたら見えません。
なので、買い物には倍の時間がかかります。
なので、目的の商品を探しても見つからない時は、店員さんに場所を聞いています。
店員さんによっては「あそこのコーナーにありますよ(指をさす)」 で済ませる方がいるんですが、そういう時は「すみません。視覚障害で見えないので、連れていってもらえますか?」と、お願いしてます。
店員さんの中には、足が速い方もいて見失うこともあります。
なので、買い物の時は人に頼って目的の物を見つけてます。
島川さん:ありがとうございます。話を聞いているだけでも、大変さが伝わってきます。
店のレイアウトが少し変わっただけでも大変そうですね。
くまくまパパ:そうですね。
行き慣れたお店は、商品の場所を記憶するので行けますが、棚替えされたら「あれ?ない!ない!どこ行った?」と、わからなくなります。
ですが、そこは根性です。
ねこパンク|体調不良と家事の両立の難しさ
ねこパンク:私は、ステロイドの離脱症状で4月に入ってから、とても体調が悪いです。
体調不良は、家で休めばいいんですが、普段している家事が行き届かないところが1番の困りごとです。
空き缶がテーブルに並んでいたり、洗い物が溜まってしまっています。
(ステロイドの離脱症状は)時間が解決すると言われいますが、1か月〜半年など、人によって様々なので、いつまで症状が続くのかわかりません。
くまくまパパ:私も、体調不良や気分が乗らない時にペットボトルが部屋中に並んだり、洗い物がたくさん溜まったりしたことがありました。
そんな状況になってしまった時の対策が、全部まとめてしようとしない。
例えば、洗い物が溜まったら、大きいものだけ洗って、残りは次にするなど、1つづつ区切って片付けていきます。
時間を掛けていくと、いつかは片付きます。
あとは、アニメや音楽を流しながら作業をして対策をとっています。
ジョージア|人の顔色を、深く読みすぎてしまう。
ジョージア:私の困りごとは、幼少期の影響で人の顔色をものすごくうかがってしまいます。
自分の言葉で「傷つけたんじゃないか」なども深読みしてしまいますし、人の顔色に敏感ですね。
これは治らないので、今はそれを受け止めて流すようにしてます。
努力はしましたが、その性格の影響でサラリーマン時代は、非常に苦しんだこともあります。
ですが、性格はどうしても治らないので、受け流す癖をつけて、習慣になるように努力中です。
島川さん:ありがとうございます。
中村鮮魚店|メンタルがつらい日の出勤について
中村鮮魚店:すいません。あと、もう一つ、メンタルの困りごとについてですが、連休明けや鬱が特にひどい時は、皆さんどうやって出勤されてますか?
私は「派手な服を着て気分を上げる」しか今のところ対策がなくて‥
Pink:私の気分が落ちた時の出勤の対策は、「終わりのことを先に考える」です。
例えば、「事業所の帰りに、これを買って帰ろう」など、小さな楽しみを見つけて、先のことを考えると、今日1日終わった気持ちになれるので、それでテンションを上げて出勤しています。
島川さん|遅刻しないための対策!
島川さん:僕が、遅刻しないためにやっている対策の一つとして、家のスマホ以外の時計を全部30分進めています。
これはデジタル時計ではなくて、針時計です。
これのお陰で、30分早めに行動を始めるので、この7年間全然遅刻したことないです。
ジョージア:私は人との待ち合わせ用とかで、必ず2分は早くしています。
打ち合わせとか「(目的地に)ちょうどいい時間に着くよ」っていう、サラリーマン時代の先輩からの教えです。
島川さん:なるほどですね。でも、いい心がけですね。
もし、朝が心配だったらそういうのもありかなっていう感じですね。
お時間になってしまいましたので、第二回はこの辺にさせていただきたいと思います。
みなさん、どうもありがとうございました!
みんな:ありがとうございました〜!
最後に
いかがだったでしょうか?
今回の座談会では、日常生活から仕事面に関するライターさんそれぞれの大変さや困りごとについて、お話を聞くことができました。
障がいや疾患が違えば、感じる大変さや対処もさまざまで、たくさんの日常を楽にするヒントもありました。
記事を通して「自分だけじゃなかったんだ」と感じていただけたり、新しい気づきに繋がってもらえればうれしいです。
みなさんは普段どんな困りごとや大変さがありますか?
もしよかったら、コメントで教えてください😊
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