モリサワのスキルについて(壱)〜話すことと癇癪対応が難しい〜

サングラスをかけたシロクマのRPGゲーム風のスキル画面。

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みなさんこんにちは!モリサワです。

今回から、モリサワのステータスにある

障がいにおけるスキル(特性)に

どういうものがあるのか、

どういう思考のもとでそうなっているのかなどを、

”訳あり冒険者”モリサワ視点で

冒険譚を書いていきます。

多いので、いくつかの話に分けながら

モリサワのスキルや思考について、

書いていけたらと思います。

今回は、モリサワのスキルを経験談として語る上で、

モリサワの頭の中を言語化してみたり、

絵という形にして、分かりにくいものが

少しでも可視化されればと思います。

※癇癪やパニック状態の表現があります。

以下は冒険譚シリーズにおけるモリサワのスキルの概念とステータス(現病歴等)を記載しています!

RPGゲーム風の画面。サングラスをかけたシロクマが歩いている。シロクマの先の方にある宝箱。

スキル説明~話すことはとても難しい

さて、最初に、モリサワは
話すことを苦手としています。

「これがスキル!?」

そんな感じだと思いますが、結局はスキルです。

この後のスキルもそういうものが多いです。

話す時に言葉が詰まる時があります。

話そうとすると途中で言葉が出なくなったり、

周囲からすると、

「どもっているように聞こえる」

感じと近いそうです。

ちなみに、話す時の多くは、
頭の中に浮かんでいる文字を
そのまま読んで話すことが多いです。

実際、語彙力がないこともそうです。

それに加えて結構な頻度で
モヤモヤした気持ちが

言語化できないこともそうです。

その背景には

知能検査(WAIS-Ⅲ)の検査結果により、

言語性IQが平均より低いことが理由にもあります。

また、最近受けた知能検査(WAIS-Ⅳ)では

言語理解が平均より低い(検査値:74

こともありますが、

さらに、他にも、処理能力(検査値:50)が低いことで、

言葉を理解して整理して
答えるまでに時間がかかったり、

ワーキングメモリー(検査値:60)が低いことで、

話の前後を上手に把握して
回答することが難しいです。

そのため相手と話す際に
会話のテンポを崩さないように、

自身の頭の中の文字を読んでしまう事も多く、

相手の気持ちを考えられずに言葉を発してしまい

「モリサワ、それは傷つくよ…。」

と悲しませたり、叱ってくださる人もいます。

間接的な殺傷能力をこういう時に感じるのです。

ちなみにこれらは、

この後のスキルにも繋がってきます。

例えば、相談や報告が口頭で出来ないのは

本当に今でも課題です。

対人関係や日常生活に必要な
社会的なスキルを身につける
訓練である、
SST(ソーシャルスキルトレーニング)を

頑張りましたが、

それでもなお、ずっと存在する本当に悪いスキルです。

最近では語彙力云々と共に、

「自分が出来ない理由を
相手に伝えていいのだろうか」

という迷いが生じた結果、

言葉が詰まるということもあります。

これはスキル云々と言うよりも、

自己肯定感の低さから来るものです。

ただの性格的な弱さ、

精神的な弱さが出てきています。

「断ることも仕事をする上ではとても大事」

と頭の中に刻みたいところです。

サングラスをかけたシロクマが汗をかいて焦っている状態。シロクマの頭の中には「こんにちは、私は・・・」と表記されている画面。

自己状態異常スキル:癇癪によるパニック状態

また、モリサワは発達障がいの一部、

自閉症(ASD)由来の

癇癪のパニック状態を引き起こします。

おそらく、見たことが無い人にとっては

うるさく感じたり、純粋に驚いたり、

どうすれば良いのか分からないと思うし、

さらにそれが公共の場になれば、

純粋に怖いとか不愉快に思うかもしれないです。

そこで、当事者として、モリサワの場合を言語化してみると、

この時、無意識に壁や床に頭を打ちつけたり、

壁を拳で叩いたりする自傷行為、

そして叫ぶという行動が見られます。

言葉が出ず伝わらないから、唸ることもあります。

モリサワの頭の中では、

文字や数字がグチャグチャになって

爆発している形に近いです。

この状態を例えるならばモリサワは
「処理速度が低いPC」としましょう。

いつもやっていることや簡単なことは出来ます。

しかし、急に起こるバグに対して

「まず何が起きたのか?」

「いつものことじゃないことが起こっている?」

その解析に対し、まずはフリーズしています。

そして、バグの解析に時間がかかります

その間はフリーズのままになっていますが、

解析できずにここで爆発してしまう状態が、

パニック状態だと考えていただくと
分かりやすいかもしれません。

こうした時に手を貸してくださる支援員さんを
いわば「修理業者さん」と例えます。

日常で言うならば、

そもそも、いつも起きていることは
ルーティン化されていると思っているから、

急な予定変更が苦手です。

そのため、
臨機応変さを求められる対応の時は、
特にパニック状態を起こします。

要するに、ストレス耐性や
処理能力が無さすぎます。

だからこそ、冒険者としての
初級モンスターとも言えそうな、

スライムの攻撃も上手に受け止めることが出来ずに、
HPは大幅に削れそうです。

RPGゲーム風のステータス画面。サングラスをかけたシロクマが両手で耳を塞いで地面に頭を叩きつけている。

自己状態異常スキル:癇癪によるパニックの頭の中

この時、言葉を話すことができません。

というのも、
頭の中がぐちゃぐちゃなので
頭の中の文字を読もうとしても

その文字がぐちゃぐちゃになっていて、

言語化ができません。

すなわちそれは、


伝えたい相手に今の状態、
苦しさ、
頭の中の気持ち悪さ、

伝えたいことを伝えることができません。

つまり、

どうしようもできません。


そして、上手に聞き取ることもできていません。


このように、
頭がフリーズすると
話すことも聞くこともできないって
だいぶ難しいです。

そのため、
それを理解してくれとは
もう全く思わないのです。

実のところ、流石にこの感覚を
伝えたところで限界があります。

ちなみに、通常時のモリサワの頭の中には
樹形図が広がっており、

そこから言葉を拾って話すという流れですが、

ひとたび癇癪などが起これば、
この文字がぐちゃぐちゃになります。

逆さまになったり斜めになってしまいます。

そうなると、どこの文字を読めばいいか
わからないのです。

数字と×がバラバラにある画面。数字が逆さまになっているなどの描写。


その結果、多くは自分の頭を壁に
ぶつけたりすることがありますが、

時には、他の人や壁や物に
当たるかもしれません。

最悪の場合、他害になるかもしれないのです。

モリサワとしては、この他害や自傷行為の際、

無意識で記憶がないので、

もし起こしてしまったら謝罪の嵐。

そしてやってしまった後の自己嫌悪の塊。

何より恐ろしいのは、無意識とはいえ、
他害になってしまうかもしれません。

それが心神喪失になってしまったら、
被害者はどうなるのかというお話になります。

モリサワの過去

過去にモリサワは学校で
癇癪によるパニック状態を起こし、
孤立した過去もあります。

公共交通機関では不幸中の幸いで
他害こそありませんでしたが、

癇癪によるパニック状態を起こして意識が戻った時
笑いながらスマホを向けられたこともあります。

両手で耳を塞ぐサングラスをかけたシロクマ。その周囲にシロクマをスマートフォンで録画する男女と、助けようとする女性と、指を差す女性とどうしたのか気にする男性

意外とこれがトラウマです。

現代はSNS時代です。

動画で晒されていないかがとても不安でしたが、

幸い今のところSNSで自分の顔は見ていません。

パニック状態になっている別の人がそのSNSにて
動画で晒されている状態を見ると怖くなります。

すぐに運営へ報告してブロックします。

情報過多な世の中では自衛が大事です。

こういうパニック状態の動画を見た時は
フラッシュバックが起きます。

周囲が不快になることも
恐怖心を抱くことも分かります。

パニックに対する理解はされにくいです。

他人の頭の中がどうなっているかも
きっと人それぞれで、モリサワにも分かりません。

そして大きな声を出されたら誰だって驚きます。

うるさいので不快にもなります。

だからモリサワはこの生きづらさを感じ、
何度も外の世界に出るのをやめようと思いました。

逃げていてばかりでは冒険はできない。

もちろん、引きこもっていれば
そういうことはありません。

しかし、現実は学校へ行かなければいけません。

それに、新しいスキルを付けなければいけないし、

ステータスのレベルアップを
させなければいけません。

さらに言えば、働くために勉強をしなければいけません。

生活をするために働かなければいけません。

そもそもこの癇癪やパニックは、
モリサワのかつての情緒安定や、

スキル:過集中による専門性などを、
支えてくれる自分への
デバフスキル
のようなものです。

しかし、この悪いスキルでたとえ、
生きづらさがあろうとも、

寿命的に親の方が
先に亡くなってしまいます。
だからこそ自分で
生きていかなければいけません。

そもそもこのパニック状態の真相が、

自閉症(ASD)という障がいの診断がされるまで、
よく分からなかったという現実もありました。

そのせいで、幼少期の頃はそれで親や教師から
頭や頬を叩かれたり、抑え込まれたりしたという
トラウマもあります。

このパニック状態は無意識なので、

意識を取り戻した時に
「なんでこんなに抑え込まれてるの?」
となっています。

ちなみに実家のモリサワの部屋の壁には
沢山の傷や穴があります。

その後、モリサワが一人暮らしのために引っ越したので、

実家で使用していた部屋へと引っ越した
モリサワの母は、部屋の壁の状態に気付き、

大きなタペストリーやポスターなどで
壁の穴や傷を隠しているそうです。

改めて「どんだけ癇癪起こしてたの」と言われ、
モリサワ自身もあらビックリ。

そんな背景もあり、今は、
パニック状態にならないように
相当気をつけて生きています。

それは冒険するためでもあり、

生きていくためでもあるのです。

RPGゲーム風のステータス画面。サングラスをかけたシロクマが地面から立ち上がっている様子。シロクマの前に杖がある。

スキル編(壱)から(弍)へ。

さて、今回スキル編(壱)では主にモリサワにとって
悪いスキルを書きました。

同じ障がい者でも、人により
程度やスキルがそれぞれ違います。

まずはそこだけでも、知っていただければと思います。

続く「スキル編(弐)」では、
これらのスキルに対する
リカバリースキルについて
お話しできればと思います。

ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

モブの"訳あり冒険者"モリサワ。伝説も偉業もないからモブ。アラサーのトランスジェンダー(性別非公開、診断済、改名済、治療中)性的指向はパンセクシャル(全性愛)。キャラクター設定性別と一人称はモリサワ。冒険者としての職業(ジョブ)は白黒思考が過激派思考となることにより【探究者】となるが、視覚障害を抱く以前のジョブは、ものづくりが得意だったことから【鍛治師】であった。 3時間に1本のバスが通る閉鎖的な田舎出身。人生で初めてのクラウンは職務質問を受けたパトカーの中。先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)が新生児マススクリーニングで見つからず、1歳6ヶ月でやっと見つかる。幼少期から孤立することが多かったこと、問題行動により周囲から「検査を受けた方がいい」と言われるが「うちの子に限って」と思ったモリサワの親は検査をさせないまま成人を超えて知能検査(WAIS-Ⅲ)にて全IQ70。勉強面においては義務教育や高校の授業についていけないことが多かった。処理能力の低さを特に指摘される。言語性IQ動作性IQの低さ、自閉症スペクトラム(癇癪・パニックあり)・ADHD(混合型)が一次障害として生きづらさを感じたまま専門学校の実習にて二次障害としてパニック障害と診断される。LGBTQ +が認知される以前にアウティングや偏見・指導者からアウティングとセクハラを受けた経験があり将来、戸籍変更後は埋没予定。 その後の作業療法士国家試験においては冒険内でパーティー仲間に恵まれたことで合格。その後、新卒で働くも抗うつ薬により躁転し双極性感情障害(躁うつ病)を発症。現在は精神・視覚の障害や複数の診断を抱えつつ、白杖を持ち遮光眼鏡・iPhoneの視覚障害者歩行支援アプリ・Apple Watch・AirTagを装備して今も各地を冒険中。 AKARIにおいては、分かりやすく伝えるために特性をスキルとして綴るRPG風記事を執筆中。体力・精神的な元気さを「HP」だとした時に、特性を表すスキルが使用されれば「MP」が消費されるが、たとえ良いスキルであっても燃費が悪すぎるためにバッテリー切れを起こしやすい。。目指すは親亡き後の独立と安定した生活を手に入れること。冒険譚と通常記事を織り交ぜながら書いていく。主に、過去の実体験を執筆していることから障害当事者や当事者家族などの関係者、トランスジェンダー当事者に関係する方に対して届けたい気持ちで執筆。日常生活の工夫点や制度、言い換えなどは作業療法士視点での執筆と発達障害・精神障害・視覚障害当事者目線での執筆を心がけている。