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皆さんは、主に視覚障がいの方が使用している「白杖」について、どんな印象を持っていますか?
“訳あり冒険者”モリサワは白杖ユーザーの一人として、冒険中や日常の生活で白杖が欠かせない存在なのですが、実はメーカーによってその性能や値段、使用感などに違いがあるのをご存じでしょうか?
実は先日あることで今使っている白杖を買い替えなくてはならくなり、この機会に皆さんにも白杖について、知ってほしくて記事を書きました。
今回は皆さんと一緒に、「補装具:白杖」を新しく装備するための申請を一緒に見ていただこうと思います。
ちなみに、モリサワの見え方や現在使用している白杖につきましては、以下のページで紹介しています。
こちらも合わせて読んでもらえると嬉しいです。

なぜ買い替えることになったのか
実はこの前、白杖をついて出勤していたところ、警察官の目の前で、持っていた白杖の石突(白杖の先端)が壊れてしまいました。
「代わりの白杖はお持ちですか?」
と聞かれ、もちろん持っていましたので、初代として購入していたKOSUGEというメーカーの
MyCaneⅡフィットグリップ・ストレート(石突はパームチップ)という白杖を装備しました。
参考元:(株式会社KOSUGE)盲人安全杖MyCaneⅡ
その後、警察官からは「無事に到着されてください」 と、朝、警察官に見守られつつ見送られました。
“訳あり冒険者”モリサワです。
このMyCaneⅡだと、道路のガタつきや歩行スタイル的にはモリサワ向きなのです。握りやすさも。
しかし….
正直モリサワ的には重いのです!!!
(理由は後述のゴム製にあります。)
今まで使用していた色付きの方のメーカーさんの白杖は軽量な分、モリサワの歩行スタイルだと、ガタつきも含めて相性が少し悪い部分があります。
でもそれが悪いわけではなく、白杖ユーザーには色々な地域に住んでいたり、歩行スタイルがあるので、各メーカーがそれぞれ合う合わないなどがあります。
しかし、冒険者的には装備するものは”軽くて丈夫なもの”がいいと思うので、最強の装備、軽くて丈夫な白杖を今回は作っていければと思います!

使用感も重さもそれぞれ違います
さて、白杖はメーカーによって重量も違えば、持ち手さえも違います。
下の画像で見てもらうと、個人的に軽さは右で握りやすさは左のような感じです。

モリサワの初代の白杖MyCaneⅡは、グリップが握りやすい分とても太く、ゴム製という仕様で、先述のように重さがありました。
ちなみに、このゴム製のMyCaneⅡよりも、以前紹介したセガワケーンの青色やオレンジ色のパームチップの方が軽いです。同じゴム製でもグリップの細さだと思います。
そんなわけで、今回モリサワが作ろうと狙っているのが、MyCaneⅡ5段カーボングリップのパームチップです。
手に馴染みやすいカーボングリップと、ガタツキの少なさ、衝撃吸収や路面状況の把握に優れた「パームチップ」の石突き(先端)が特徴です。
簡単に言えば、初代のガタつきの軽減を見越しつつ、グリップ(持ち手)がカーボンになることで軽量化を狙えます。
つまりは、”訳あり冒険者”モリサワにとっての最強の装備になること間違いなし!!
ただ、実は最強の装備は決して安くはありません。
実は白杖って高い
白杖の値段についてのお話になります。
ここ最近の白杖の値段のぶっ壊れ具合が素晴らしいです。
ここ最近の物価高で、この白杖のカーボングリップ自体が高価になっています。
いつも使用している、石突であるパームチップが一番石突の中で高価であることもあって、
本来の値段:17,300円!!

実際の店舗から頂いた見積書です。
さて、お金は足りるのでしょうか….

このままでは今のモリサワでは買うのが大変です。
しかしここで実は白杖は申請や条件次第では、1割負担で購入できる制度が存在します。
補装具申請の仕方について
さて、ここで『補装具申請』をします。
補装具申請とは、身体の障害を補完・代替する用具(義肢、補聴器、車いすなど)の購入・修理にかかる費用を、自治体から一部補助(補装具費支給制度)してもらうための手続きです。購入前に申請する必要があり、原則として費用負担は1割です。
原則として、次の2つの条件のすべてを満たす方が対象となります。
なお、支給については、個々の障害の状況等をもとに個別に判断されます。該当する障害種別の手帳を所持していることのみをもって支給されるものではありませんのでご注意ください。
1.「身体障害者手帳をお持ちの方」もしくは「障害者総合支援法の対象となる難病のいずれかの疾患に罹患している方」。
なお、対象となる補装具の種別は、身体障害者手帳の障害種別ごとに異なります。2.労働者災害補償保険法、公務員災害補償法、戦傷病者特別援護法、介護保険法等の規定に基づく補装具の給付や貸与を受けられない方。
引用元:(久留米市)補装具費の支給(購入・修理)
モリサワは、一応、視覚の身体障害者手帳(4級)を所持していますので申請できます。
以下は凄く勘違いされやすいのでお伝えします。
- モリサワの自治体の場合、主治医の意見書なしで、見積もりをして役場へ障害者手帳と見積書を持っていきます。
- 上限額を超えた分は元の値段の金額の1割+自己負担
- 今回の白杖の上限額は7,791円あとは諸々計算されて役場からお手紙がきます。

まずは、補装具交付決定ありがとうございます。感謝しています。
そして、中には詳しい値段が書いてあります。

以前紹介した直杖(折りたたみでも伸縮性でも無い一本杖白杖)であるミズノケーンSTは¥18,000ほどします。
高額なのでモリサワが今後使う予定があるかはわかりませんが、この石突をパームチップにしたらもっと高額になるので、大変だなあと…。
でも、環境が変われば使うかもしれないなと思います。
完成した白杖が届いた!
そして完成した新しい白杖がこちら

一番軽量化した部分であり、カーボングリップになった持ち手。

白杖の全体像

実際の使用状況

折りたたんでみた状態
さて、これにより、現在ルンルンと出勤時は路面のガタツキも白杖の重さも気にすることなく、最強装備の白杖として冒険をした時に活躍してくれています!

最強の装備が”訳あり冒険者”モリサワについたことで、また少し強くなりそうです!!!
尚、実際にモリサワが強くなるかはまた別のお話です。
白杖豆知識
ちなみに、福山雅治さんと大泉洋さんのドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」で福山雅治さんが使用されていた白杖は、アドバンテージと言われる白杖で127cm
アメリカの白杖ですし、日本だと多くは反射テープが赤色ですが、福山雅治さんのモデルの場合、赤の反射テープを白にしていて、まさにWhite caneそのもの。
ちなみに日本点字図書館に飾ってあったという情報です!
ちょっと本音
最近は、”白杖ユーザーのために”と、様々な機械やアプリが開発・考案されています。
本音を言うと、考えてくださるのはありがたいのですが、個人的に白杖は振って障害物を検知して事故を防いでいるので、重かったり邪魔だなあって思うようだと、開発者やユーザーにとっては本末転倒かなと感じます。
そうした機械を白杖自体に取り付けるのは、正直重量を気にしたり、歩行スタイルが変わることも出てきそうなので、モリサワは今のEye Naviとかで今のところは充分かなと思います。
こういうものは、各白杖ユーザー次第かなと思います。
それよりも気になることは、白杖ユーザーが路上で危険な目やいやな目に遭ったりする現状です。
白杖ユーザーによっては、白杖が自転車や車によって轢かれたりすることもあるのですが、こちらがよく見えないことをいいことに轢き逃げみたいなことも起こっています。
ちなみにモリサワはこの前、とある公園を新しい最強装備の白杖で歩いていたら、青年二人から笑いながら白杖を蹴られそうになったところを
「顔、見えてますよ?」
と、真顔でマジトーンで伝えると、
「じゃあなんで杖持ってんだよ!?」
とキレながら言われたので。
「”道路を歩く”ということにおいては見えにくいから白杖が必要です。しかし、全盲ではないので今のこの状況ではあなた方の顔は見えています。」
というと全力ダッシュされました。
逃げるなら、最初からこんなことしないでいただきたいと思いますが、ある意味これが”見えやすい障がい者”の現実です。
白杖の轢き逃げもそうですが、今回もし蹴られていた場合、本来であれば物損や器物破損の未遂だから本来は走って追いかけることができるはずですが、多くの白杖ユーザーはそれが難しいです。
その後、夜は夜で暗くて見えないモリサワ。
迷子になってものすごく困った時、人が居る音を聞いてその方を向いて
「すみません迷子になりました!!」
と、声のする方へ向かって助けを求めた時に、女性が案内をして助けてくださいました。
これらが全て起こる”見えやすい障がい”の怒涛の1日でした。
この白杖を持つことによって差別されることもあれば、助けられることもあります。
最後に
今回は、新しい白杖の装備を考えている読者の皆様に向けて、白杖の特徴や、補装具の申請をみていただきました。
これから白杖をはじめ補装具の申請をする方の参考になればと思います。
それでは、新しく装備した白杖で冒険してきます!
関連記事
白杖が壊れた時のnoteの記事も貼っておきます!
何故モリサワがよく言われる白杖SOSシグナルをこの時にも使わないかについては、下記記事に書いていますので、読んでいただけますと幸いです!
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