「ステレオタイプ」は先入観の元

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よく知らない物事について判断を求められた時、私達は何を基準にして考えるでしょうか。

おそらく、たいていの人は頭の中に思い浮かんだイメージを元にして判断を下すはずです。

例えば、知人に「マキという保育士の友達がいる」と言われたら、あなたはマキさんがどんな人だと想像しますか?マキさんとあなたは一度も会ったことがありませんし、「知人の友達の保育士」以外の情報は知らないものとします。

おそらくは、「女性」という印象を抱いた人が多いと思います。マキという名前は女性に多いですし、保育士も女性のイメージが強い職業ですからね。

このような、特定の物事に対する固定化されたイメージや考え方のことを「ステレオタイプ」と呼びます。

ステレオタイプを持つことの利点

ステレオタイプは主に知識や経験によって形作られており、私達が物事を認識したり判断したりする際の手助けをしてくれています。

もしも親戚の子どもに誕生日プレゼントを買うことになった場合、その子どもが何が好きなのかを知らないとなかなか選ぶのは難しいですよね。でも、女の子ならお人形、男の子なら車やロボットのおもちゃ、という風にステレオタイプに基づいて考えれば、多少は選びやすくなります。

ステレオタイプがあるおかげで、私達は未知の物事に対してある程度予測を立てて対応することができるのです。

ステレオタイプの欠点

ステレオタイプは私達の認知の手助けをしてくれますが、その一方で「正しい理解」の妨げとなる場合もあります。

最初の「保育士のマキさん」の例で言うと、保育士やマキという単語からマキさんは女性だと考える人が多いでしょうが、実際は「牧」という名字の男性かもしれません。ステレオタイプから連想するイメージは、必ずしも正しいとは限らないのです。

ステレオタイプから生まれるイメージは、時に偏見や差別という形で人を傷つけます。気弱な男性が「男のくせに情けない」と言われたり、わんぱくな女の子が「女の子らしくしなさい」と叱られるのは、「男は強くてたくましい」「女はおしとやか」というステレオタイプが根付いているからです。ステレオタイプから連想されるイメージとは全く違う性質を備えた人が、イメージを押し付けられる形で本当の自分を否定されたり、イメージのせいで他人から避けられたりする、というのがステレオタイプによる弊害です。

ステレオタイプに頼りすぎず、正しく相手を理解しよう

ステレオタイプから特定のイメージを抱くこと自体は決して悪いことではありませんが、そのイメージにとらわれて相手の本質を見ようとしないのは良くない傾向です。

あくまでステレオタイプは「よく知らない・わからない物事を予想する時に使うもの」と見なして、実際にその物事と直面した時にはイメージよりも相手の実態に目を向けるのが大切です。ステレオタイプに基づいた決め付けや差別をせず、実際に相手と触れ合ってみてわかった情報を重視して考えるようにしてみましょう。

 

参考元:心理学ミュージアム

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ASD(自閉症スペクトラム)、ADHD。 興味、関心があることや自分のことについて書いていきます。