「コンフォートゾーン」から一歩踏み出し、リスクを運に変えよう

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 突然ですが運を良くする方法があると言ったら皆さんはどうしますか?変なツボを買わず、お金をかける必要がなく、オカルトの類でもありません。

 夢が叶ったり、何かに成功した人はよく「自分は運が良かったんだ」と言っているのを見たり、聞いたりしたことありませんか? 結局のところ運という概念は、どういうものなんでしょうか。正しく理解することができるのであれば、運を掴むヒントになるんじゃないかと思うので調べてみました。紹介していきます。

1.コンフォートゾーンとは?

 何かを新しく始めようと必ずリスクを伴いますよね。初対面の人に話しかけたりすると「嫌な顔されたらどうしよう」とか新しいアイデアをプレゼンすると「否定されるかもしれない」など自分が傷つくリスクを嫌がり、安全圏から出ようとしません。その安全圏をコンフォートゾーンといいます。

 コンフォートゾーンとは「居心地の良い場所」という意味です。

 不安レベルと関係していて、不安にならならい行動範囲が当てはまります。例えばご飯を作る、テレビを見る、お風呂に入るなどの毎日の行動もコンフォートゾーンの一部です。

3つのゾーン
3つのゾーンがあって1つ目がコンフォートゾーン、2つ目がラーニング(勉強)ゾーン、3つ目がパニックゾーンと3段階あります。2つ目のラーニングゾーンが多少の不安や緊張感を抱えながらも、パフォーマンス能力は向上します。作業の難しさと不安感が上がっていくと3つ目のパニックゾーンに入ってしまい、パフォーマンスは落ちてしまいます。

 

2.運の風を掴む3つの方法

 コンフォートゾーンを調べてみようと思ったきっかけが、大学教授のティナ・シーリグという人の講演でした。その中で「運は落雷のようなモノではなく、常に吹いている『風』のようなもの」と語っています。それに続いて「運の風を掴む帆を作る方法」として3つのことを挙げています。

自分自身との関係を見直す

 何かを学ぼうとしたら、必ずリスクが付いてきます。

 例えば子供のとき自転車に乗ろうと練習しますが倒れたり、軽くケガをしてリスクを負いましたが結果、乗れるようになって新しい事を学びました。このように子供のときは当たり前にやっていたことを大人になると、リスクを避けるようになってしまいます。これも1つの学びですが、新しい体験は減っていき、自分という人間を固定化して広げようとしなくなります。

 ティナ・シーリグは自分の体験談を元に、どのようにリスクを取って新しいことをして、成功しているか、こう語っています。

 「飛行機の中でいつもはヘッドホンを付けて少し眠るんだけどその日は、少しリスクを取ろうと決めて隣の男性に声をかけました。彼はマークという出版業界で働いてる人でした。興味を持ったので、フライト時間が4分の1になった時もう1つリスクを取りました。本の執筆のアイデアになるかと思い、自分の講義のまとめを見せると彼は礼儀正しく『これはうちの出版社向きではありませんね。でも見せてくれてありがとうございます』そのリスクはうまくいきませんでしたが、その後に連絡先を交換しました」

 ティナは2つのリスクを取って1つはうまくいきませんでしたが、もう1つの新しい出会いはありました。この出会いでおもしろいことが起きます。

 「数ヵ月後、マークに連絡を取り今度、大学で新しい形の本を考察して出版の将来に関するプロジェクトをやっているところだと伝えると『素晴らしい、ぜひ伺わせてもらうよ』と授業に参加して素晴らしい時間を過ごしました。その後も学生たちの色々なプロジェクトの動画を送っていると、その1つに関心を持ったマークは本にできるかもしれないと学生たちに会うため、大学に来ました。マークと同僚の編集者の方が来て話し合いをした後に、昼食を一緒に取った時に編集者の1人が『本を出してみようと思ったことはないんですか?』と私に問いかけてきました。なので飛行機の中でマークに見せた同じ講義のまとめを見てもらうと、2週間しないうちに出版の契約を結んで、その本は世界で100万部以上売れました」

 このエピソードを聞いた時に「運がいい」と浮かんできますが、それだけじゃありません。もちろん運が良かったというのもありますが、その運を掴んだのは飛行機の中で隣の見ず知らずの人に挨拶して話しかけたという小さなリスクを取ったおかげです。

他人との関係を見直す

 自分の人生の中で助けてくれた人々は、目標達成に大きな役割を果たしてくれていて、それを理解していると、自然と感謝の気持ちが出てきます。感謝を示さないとやり取りがきちんと終わらなかったり、チャンスの機会も失ってしまいます。誰かが何かを自分のためにしてくれるということは、時間を費やしてくれたということなのです。

 ティナは大学の奨学金の管理も行っていてとても競争率が高く、落選した生徒達に通知を送らなければなりません。中には文句を書いてきたり、次回はどうすればもっと良い結果になるのか? などさまざまで時々、機会を与えてくれたことへの感謝を書いてくれる生徒もいるようです。

 「ブライアンという青年から素晴らしい手紙を貰いました『私はこのプログラムに2度断られましたが、応募する過程でさまざまなことを学びました。チャンスを与えてくださったことに感謝を伝えたいです。ありがとうございました』私は彼のメッセージの奥ゆかしさに感激して、会って色々話しました。彼はリーダーシップを題材にしたプロジェクトを進めていて色々と意見を交換して、自主研究を重ねながらPlay for Tomorrowという会社を設立しました。恵まれない子供たちへ夢見る人生を築くための方法を教える会社です。この話の大事な点は私達が運の風を掴むことをできたのも、彼の感謝の手紙の結果であり、元々その風を予想していなかったという点です」

 感謝の気持ちを言葉や文字にすることで、自分の運を上昇させるという誰しもができる方法なんじゃないでしょうか。1日の終わりに感謝する人を思い浮かべて、メッセージを送るなんていうことも効果的だと思います。

アイデアを見直す

 多くの人は新しいアイデアがでた時に評価をして「素晴らしい」や「ひどい考えだ」と両極端に置きがちですが、実際には微妙なニュアンスのもとに、単に良いとか悪いとかだけじゃないのもあったりします。ティナは実際に学生達にひどいアイデアから、可能性を探す課題を与えています。

 例えば今までにない全く新しいレストランを考えようとなった場合に、最高のアイデアと最悪のアイデア2つを考えます。最高のアイデアは美しい日没が見られる山頂のレストランや、見事な景色が見れる船上レストランで、最悪なアイデアはゴミ捨て場のレストランや汚らしいひどいサービスのレストランなどです。

 3分考えた後に、ゴミ捨て場のレストランはミシュランの星付きレストランから捨てられるはずの余り物を集めて、安い価格帯の別のレストランで提供されるアイデアを出したり、汚くてひどいサービスのレストランは将来レストランを開業したい人が、様々な失敗を避ける方法を学べる訓練所という、ひどいアイデアから素晴らしいアイデアに変わる可能性を探す姿勢が大事だと教えてます。

 ティナはこのようにも言っています「皆さんの身近な企業を見渡してみたら、みんな突拍子もないアイデアから始まってるんです。他人に言ったらほとんどの人が『バカげている、うまくいっこない』というようなアイデアから生まれています」

これらのことをまとめての感想

 運を上げたり、掴むなんて最初は胡散臭いと思っていましたが、調べてみるとなかなか理にかなった方法ではないでしょうか? 簡単にいうと少しのリスクを背負って、感謝の気持ちを示した行動を取り、アイデアに可能性を見出す、というプロセスだけを見ると当たり前なことかもしれません。

 ですがそういうものほど、ついつい忘れてしまって年齢を重ねるたびに自分を守ろうとして、なかなか実行できないと思います。ティナ・シーリグは行動に移すことの大事さを語っていますが、上記で紹介した3つのことを頭のどこかに入れて置くだけでも、違ってくるはずです。

 3つのことを帆にして運という風を感じられれば、自然と動き出してその先の良いことを、掴むこともできるのではないでしょうか。

参考・TED ビジネス心理学 Lifehacker

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