リモートワークを続けてみてわかった、生活の変化と不調

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 こんにちは、nonoです。

 緊急事態宣言の延長から半月。一部の県では緊急事態宣言の解除が行われ、福岡など最初に緊急事態宣言の対象にされた県も対象から外されることとなりました。

 私達が利用しているA型事業所「TANOSHIKA CREATIVE」では緊急事態宣言の前日からリモートワークが始まったので、現時点で1ヵ月半ほど経過したことになります。

 以前はリモートワーク開始から約2週間後の現状を書きましたが、今回は1ヵ月以上経った今、仕事面や生活面にどのような影響が出ているかを書いていきたいと思います。

リモートワークを始めてから…

 前の記事で書いたリモートワークのメリット・デメリットは、主に以下のようなものでした。

 

メリット

・通勤の必要がない

→感染リスク減、通勤時間ゼロ、交通費やガソリン代など通勤にかかる諸経費減

 

・環境を整えやすい

→エアコンや着替えで気温・体温調節が容易、一人部屋なら集中できる環境を整えられる

 

デメリット

・外出の機会が激減する

→運動量の低下、セロトニン不足からのメンタルの不調

 

・インターネット環境だからこその不便さ

→回線やサーバーのトラブルで仕事ができなくなる、メッセージの応答に時間がかかることも

 

今回は、生活面にスポットを当ててリモートワーク後の変化を書きつづっていきます。

気分にメリハリがなく、一日中気が緩みがちに

 出勤して働く場合は通勤中に少しずつ気持ちが切り替わったり、職場に到着して朝礼に参加したりすることで「仕事をする」というスイッチが入るものですが、リモートワークの場合は通勤・出社がないので気持ちの切り替えが難しく、プライベートと仕事の境目があいまいになって気が緩みやすくなります。

 特に家族と同居していて、家族の生活音などが聞こえる場合は「仕事をしている」という気分になりづらく、集中力が途切れてしまうことも多いです。

気持ちが落ち込んでくる

 リモートワーク中は外出の機会が極端に減ってしまうため、余暇時間には意識して散歩などに行かないと気分のリフレッシュができません。

 また、休日の日も営業自粛中の店舗や施設が多いため外出先の選択肢が絞られ、結果として「行くところがないから家で過ごすしかない」という結論になりがちです。

 外に出て日光を浴びるのはメンタルケアの一つとして重要なことなので、外出しづらくなるとメンタルの維持が難しくなります。

運動量の低下

 外出機会が減ると、当然ながら一日の運動量も減少します。

 運動をしなくなれば筋肉の減少や体重の増加、食欲の低下、睡眠不足など健康面に多大な影響が出るほか、運動はメンタルの改善に役立つという研究結果もあります。

 運動不足は心身の健康を損なうことにつながると言っても過言ではないでしょう。

改善のためには?

 緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新型コロナウイルスの感染は未だ収束したわけではありません。5月21日の会見では西村経済再生担当相が「すぐに会社に戻らないでほしい」と発言し、再び感染拡大が起こる可能性を指摘しています。感染防止策としてのリモートワーク体制は、まだまだ続くことになるでしょう。

 そうなれば、リモートワークの影響で現れた生活面の乱れやメンタルの不調を放っておくわけにはいきません。心身の健康を保ちつつリモートワークを継続させるには何をすればいいのか、少し考えてみました。

『緊張感』を持たせる工夫を

 同僚や上司の目がある職場と違って在宅ワークは気が緩みやすく、同居する家族がいれば話し声や生活音で気が散るという欠点があります。

 「○日までに完成させる」という自主的な目標設定や、静かで集中できる環境を探すなどして仕事の際には緊張感と集中力を持ち続ける仕組みが必要です。

時間を決めて、自宅でできるストレッチや散歩をする

 私達の体には、太陽の光を浴びたり歩行や意識的な呼吸など規則的でリズミカルな運動をすると「セロトニン」という神経伝達物質が作られる仕組みがあるのですが、このセロトニンは精神の安定や頭の働きの活発化など、脳の働きをサポートしてくれる脳内物質です。

 セロトニンが不足するとパフォーマンスの低下やメンタルの不調など、精神面や生活にさまざまな悪影響を及ぼすため、適度な運動や外出でセロトニンを作る必要があります。通勤のような「毎朝の習慣」がなくなってそこに余暇時間が挟まるとついだらけてしまう…という場合は、仕事の前や休憩時間などある程度決まった時間に毎日散歩や運動をする習慣を新しく作ります。

テレワークの環境を変えてみる

 自宅でのテレワークでどうしてもだらけ気味になってしまう場合、気分転換も兼ねて仕事場の環境にひと工夫を加えてみるのもよいでしょう。

 例えば、最近「テレワークに最適」というキャッチコピーとともに注目を集めている商品に『プライバシーテント』があります。このプライバシーテントはパソコンデスクと椅子がすっぽり収まるサイズの一人用屋内テントで、テレワークの他にも勉強や簡易的な撮影ブースなど、周囲の環境を気にせずに作業に集中できる自分だけのスペースを作ることができます。

 また、感染拡大防止策が打ち出された際に「不要不急の外出」や「三密」の例として挙げられた旅館やカラオケ店でも個室を貸し切って使える『テレワーク応援プラン』が開始されているため、カフェやコワーキングスペースではなく完全な個室でノマドワーカーになるのもひとつの選択肢かもしれませんね。

まとめ:長期的な見通しを立てて、健康な生活を

 先月末5月25日付で緊急事態宣言の終了が宣言されましたが、新型コロナウイルスはいまだ沈静化したわけではありません。むしろ一区切りがついて少し気が抜けた今の時期こそが警戒心が薄れやすく、感染が広がりやすい状態であるといえるでしょう。

 「自粛疲れ」で心身の健康を損なったり気が緩んでしまったりしないよう、しっかりと気を引き締めて行動しましょう。

 

参考元:Yahoo!ニュース―西村担当相「テレワーク継続を」

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