障害児の将来のために…山下泰史シェフってどんな人?

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先日、どうしても見たかった「CHEF-1グランプリ」という番組を見ていました。
なぜどうしても見たかったのかは、長くなるので置いておきましょう。

全国から若手シェフが番組に応募し、予選を勝ち抜いて、優勝を目指すという番組です。
優勝すれば1000万円!

この大会には熱い想いを持った参加者も多く、非行少年だった頃迷惑をかけた親への恩返しのため、コロナの影響で優勝賞金がなければシェフを引退する、などなど、負けられない大会でした。

博多の破天荒シェフ、山下泰史

参加者の中に、『博多の破天荒シェフ』の異名を持つシェフがいました。
お名前を、山下泰史さんといいます。
九州・沖縄エリアの代表で、前回準優勝だった方です。
決勝まで進んだのですが、惜しくも今回も準優勝で終わりました。

「1位以外はビリと一緒」と語る山下シェフ。
料理中はコックコートは纏わず、ストリート系の服装、耳にはピアス(これはいいんじゃないかな?)の強面…もといイケメンシェフとして紹介されていました。
服装にこだわりがあるんですね~

そして、この山下シェフも並々ならぬ想いを胸に参加していました。

山下シェフの家族愛

山下シェフには、3人のお子さんがいらっしゃいます。
そのお子さん達は、染色体異常の障害を持っているそうです。
子煩悩なのでしょうか、学校へ送り迎えをしたり、お休みの土日などは一緒にレストランで過ごしている様です。
家族への愛が伝わってきますね。

障害者と一緒に…

優勝して、1000万円が手に入ったら…。
山下シェフは、障害者と一緒に働ける本格的なレストランを作りたい、と語っています。

今回の出場理由は前回から変わってないです。障がい者の方々と一緒に楽しく美味しい料理を作って、誰もが“行ってみたいな”と思えるような、そしてファッションも音楽も楽しめるレストランを作りたいという夢のためです。僕の娘たちのことでもあるので、夢というよりも“やらなきゃいけないこと”という思いが強いんですね。衛生面やお給料のことなど、実現するまでにはハードルもたくさんあるんですが、障がい者の方も楽しく働けて、誰にとっても生きやすい場所を作りたい思いが何より強いです。前回出場した後に、たくさんのDMを頂いたんです。話せて良かったですし、同じ志を持っていらっしゃる方がたくさんいることを知れたことも嬉しかったです。
ニュース | CHEF-1グランプリ2022(シェフワングランプリ) (chef-1gp.com)

なるほど、山下シェフが服装の自由にこだわるのは、このためだったのですね!

山下シェフの現在の取り組み

ご自身の娘さんが障害を持っている、山下シェフ。
彼は、障害を持って生まれてきた全ての子供達へ熱い想いを抱いています。

山下シェフは定期的に子供向け料理教室を開催しており、料理の楽しさを伝えています。
将来、一緒に働きたいと思ってくれる子もいるかもしれないですね。

 

「僕は5年後くらいを目安に、今までにない障害者施設を作ろうと考えています。」と語る山下シェフ。
今までにない施設って、どんなのでしょう…。
障害を持つ娘さんと共に過ごしている山下シェフ。
そんな彼だからこそ、どんな施設になるのか…
今後が楽しみです。

障害を持っているわたしとしては、ぜひまた来年も挑戦してもらいたいと思っています。

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