キー閉じ込み。猛暑の続く夏に孕む、車内での子どもとペットの命を脅かす危険性。 

キー閉じ込み

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

35度を超える猛暑日が続いている、2023年の夏。

7月に入ると夏休みを迎えますが、車で外出するという家族連れも多くなっている中、注意しなければいけないことがあります。それは、車内に鍵が残されたままで、誤ってドアがロックされる「キー閉じ込み」というものです。

JAF=日本自動車連盟によれば、2021年8月1日~8月31日の間、「キー閉じ込み」で出動した案件で、子どもが暑い車内に取り残されていたケースは日本各地で63件、ペットは36件と、合計99件に上りました。この中で、緊急性があり、生命に危険を及ぼす影響が極めて高いと判断を受け、通常の解錠作業ではなく、ドアガラスを割って、子どもを救出したケースは、日本各地の9件にもなりました。

今回は「キー閉じ込み」に孕んだ危険性について、考えていきます。

「キー閉じ込み」が起こりやすいわけ。

車内に鍵を置いた状態で車を降り、誤作動でドアがロックされる「キー閉じ込み」で、猛暑の中で車内に子どもがそのまま取り残される案件が発生しており、JAFは注意喚起をしています。2歳以下の子どもが半数を超えました。

担当者は「『子どもが寝ていたから』『短時間で済む予定だから』の判断は禁物です。子どもを車内に残していても、エアコンを適切に入れておくなど対策を徹底して頂きたい。車内温度は急激に上昇し、熱中症にかかる危険性がより高まります。短い時間でも絶対に子どもやペットを車内に残したまま、置いて車から離れないで。電子キーはこまめに電池交換をして下さい。もしもキーの閉じ込みに遭ったら、すぐJAFか警察に連絡して下さい」と言います。

親御さんはJAFの聞き取りに対し、「車内にいる子どもがリモコンキーのロックボタンを誤って押して、『キー閉じ込み』が起こってしまった」「ペットの犬が前足で、ドアのロックボタンを踏んで『キー閉じ込み』が起こってしまった」という相談も寄せられました。

JAFの実証実験によると、外気温が32度の環境で、車内温度はひなたでは20分であっという間に40度超となり、日陰でも30分であっという間に35度超えになったということが証明されました。赤ちゃんは特に体温調節機能が出来ず、短時間でも車を離れると命を脅かす可能性が高いとします。

熱中症にかかる影響はペットも同じことがいえます。環境省は2021年から飼い主にチラシなどでペットの熱中症の影響を注意喚起していて、同環境省動物愛護管理室の担当者は「犬や猫などのペットは厚い毛に覆われ、体温調節が難しい」と懸念しています。

参考:「キー閉じ込み」 車内の子どもが熱中症に JAFが注意呼びかけ NHK NEWS  WEB(2022年)

熱中症に詳しい帝京大学医学部附属病院高度救命救急センターのセンター長の男性は、「真夏の車内の暑さ指数がわずかな時間で危険な水準にまで到達し、子どもは汗をかく能力がまだ余りないので熱中症にかかりやすいです。お盆の季節で車を久しぶりに乗る家族もいると思うので、もしもの時にも駐車場は日陰や地下を選択し手車を停め、車を降りる時は必ずお子さんを一緒に連れて行くなど十分気をつけて頂きたい」と述べました。

「キー閉じ込み」が起こる原因

JAFによりますと、主に2つ理由があるといいます。

キー閉じ込みが起こる2つの理由

①自動ロックの誤作動でのケース

お子さんと鍵を車内に残してドアを閉めた時に発生します。例を挙げるとお子さんをチャイルドシートに座らせて、運転席に親御さんが乗り込もうと移動する、ほんの少しの間のことです。普段なら車内に鍵があることを意識しており、ロックをしていなくてもセーフティー機能が働くはずですが、ごく稀にシステムのトラブルが発生してしまいます。

②お子さんが誤ってロックをかけてしまうケース

おもちゃの代用でお子さんに鍵を渡している時は注意がかなり必要となります。お子さんが駄々をこねても、鍵は渡さないで下さい。

参考:キー閉じ込みに注意!車内温度は短時間で急上昇 読むNHK福岡(2023年)

私も2022年6月に、

「キー閉じ込み」に遭いました。閉じ込められたのは父でした。

父が乗っていた車は、母の父、私の亡くなった祖父から譲り受けた車。しかし祖父の代から18年も経っていた為、ガソリンの減りが早い、燃費が悪い、車検の時不具合があり部品がない場合とかで高額になるなどがあり、買い直しました。

あの日はまだ新しい車が来たばかりの頃。父の迎えで車に乗り込もうとした際、ロックがかかり開かない!!何度も「開かないよ!」と私が言ったり、父の乗る場所のドアも開かない。15分位経過して、「あ、あれ押したら開くかも?」とひらめき、父の運転席の窓を開けて貰い、何とかロック解除しました。

久々の新車で、自動ドアでもありますが、あの時は本当にヒヤリとしました。あの時は「キー閉じ込み」という言葉は知りませんでしたが、本当に怖い体験でした…。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。