日焼け止めの成分がサンゴを破壊。環境保護ができる製品を化粧品メーカー販売続々。 

日焼け止め サンゴ 破壊

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

夏が来ると多くの人に愛用されるのが日焼け止めではないでしょうか?ですが、実は日焼け止めに入っている成分が、海に流れることでサンゴを破壊し、環境を壊していることが近年分かって来ました。

My mizuによりますと、肌だけ塗った様に見えても日焼け止めは海に入ると水に流れ落ちてしまいます。実態調査では、世界中で毎年14,000tの日焼け止めが海に流れ落ちています。

日焼け止めに含まれる化学物質はウイルスの繁殖を促進させ、サンゴの成長と繁殖のサイクルを妨害し、やがてサンゴ全体に悪影響を与え、サンゴの骨格が透けて見える白化などを招く恐れが生じます。地球温暖化で水温が高くなりすぎたケースと同じ様な反応が出ます。

実際に日本でも沖縄の西表島と石垣島の間に広がる国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」では、2016年までに半数以上が死滅し、97%が白化するという環境破壊が示された出来事が確認されました。

そんなサンゴも破壊する日焼け止めですが、化粧品メーカーがサンゴや環境を破壊しない日焼け止めを近年販売しています。

どんなところが従来の日焼け止めと変わったのか?今回はサンゴや環境を保護する、新たな日焼け止めについて、特集します。

サンゴや環境を破壊しない日焼け止めが、近年の化粧品メーカーのトレンドに‼︎

画像引用・参考:athletia<アスレティア>から肌の色を整えながら、美しく守る〈これ一本〉のカラーUVジェルと、濃密なうるおいとクリアなツヤを与える日中用リップエッセンスが新発売。 PR TIMES(2023年)

サンゴの成長や繁殖、海の環境に配慮している日焼け止めを大手化粧品メーカーが相次いで販売しています。世界的な海洋保護意識の向上で、この様な環境を保護する日焼け止めは新しい基準の1つになりそうです。

焼け止めには紫外線から肌を守るために、紫外線散乱剤や紫外線吸収剤が使われています。紫外線吸収剤に使用される特定の成分が海の中に流れ落ちると、サンゴの「白化現象」を促す素因になると海外の研究者から懸念されています。このことを受け、アメリカのハワイ州やタイの国立公園では2021年から、特定の成分が入った日焼け止めの使用や販売を法律で禁止し、世界各地で日焼け止めの法規制の流れは強化されつつあります。

こうしたことなどを重く受け止め、日本国内の大手化粧品メーカーは『ビーチフレンドリー』や『オーシャンフレンドリー』などと称される、海の環境保護への配慮を掲げたアイテムを販売スタートしました。

資生堂はスキンケアブランド「アネッサ」の主力アイテム【パーフェクトUVスキンケアミルクN】などで、サンゴの破壊などの影響に配慮し、海に流れ落ちづらい成分を採用していることを2022年から発表しています。

コーセーもスキンケアブランドの「雪肌精クリアウェルネス」シリーズから【UVエッセンスジェル】など4種類を2023年2月に販売を始め、2023年3月以降はアジアをメーンに海外展開もスタートしました。紫外線吸収剤を含まない成分を選んだり、技術改良で、従来よりも強い膜を肌表面に覆うことで特定の成分が海中に流れ落ちづらい設計を採用しました。一般的な使用では、サンゴの成長や繁殖に影響を与えないことを水槽内の実験により確認しました。

花王も「アリィー」ブランドの日焼け止めを2022年に改良を重ね、【ジェルUV EX】など全アイテムを、環境保護に配慮した『ビーチフレンドリー』成分に切り替えました。

参考:海の環境に配慮、ビーチフレンドリーの日焼け止め 大手続々投入 毎日新聞(2023年)

日焼け止めは苦手。

私は日焼け止めが苦手です。中学の頃部活が外なので日焼け止めを塗っていましたが、中学生でも買える市販の安いのしか買えませんでした。

高いのを買ったことがないので、よく分からないのですが、中学の時に塗っていた日焼け止めは、ベタベタして、独特の匂いもあり、帰宅してお風呂に入っても、変に水を弾くというか、身体を洗っても腕などに日焼け止めが残っている感触がして、焼けなければ塗りたくない位でした。

今は全く塗らないのですが、塗らない分すぐ肌が黒くなり、紫外線も強いですし、流石にまずいと感じています。

私の知っている日焼け止め自体は小さく、質も低かったと思いますが、ビーチフレンドリー(オーシャンフレンドリー)という環境保護に適した日焼け止めがあるなんて、この記事を書くまで知りませんでした。

環境保護に適した日焼け止めは何年か前から販売されているみたいですし、買うならやっぱり地球に優しい日焼け止めを買いたい。

まずどこのメーカーが販売しているのか全く分かりませんが、日焼け止めを購入する際には環境保護というところをポイントにしたいと思います。

参考サイト

サンゴにも肌にも優しい日焼け止めの選び方 My mizu(2020年)

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。