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こんにちは、中村鮮魚店です。
後編のお話になります。
育児のストレスが限界を迎えた、その先のお話です。
最後に、育児に関する支援サービスの一部もご紹介しています。
前編をご覧になっていない方は、ぜひそちらからお読みください。
真っ暗なはざまの底で
どこか助けてもらえないか毎晩ネットで色々と検索しましたが、答えはありませんでした。
ファミリーサポート?身内でさえ根を上げるような子を、知らない人に見てもらう?無理無理。
産後ケアのショートステイ?月齢が対象外だ…(※現在、久留米市では対象が一歳未満まで広がっています)
調べど調べど、サポートも見つからず、自分の病気もわからない。
保育園へお迎えに行く途中、車が行き交う道路をぼんやりと見て
『今、ここで飛び出せば…ゆっくり眠れる…ほら、今だ。ほら…ほら…』そんな声が響く。
死にたいわけじゃない。
ただこの苦しみから解放されたかった…
崩壊した家
帰宅すると、そこには「母親失格」を突きつけられる現実が待っている。
家は何もかもがグシャグシャ。
溜まっていく洗濯物、虫が湧く洗い物とゴミ。
食材はどんどん腐っていき、隙間だらけの冷蔵庫は補充されないまま。
小さな子どもがいるとは到底思えない、荒れ果てた家。
そして、うんざりした母の顔、疲れ果てて自分の部屋に直行する夫。
家族がいるからこそ、孤独でたまらなかった…
泣き叫ぶ我が子を見ながら、高熱の怠さで何もできず、熱い涙がぼたぼたとこぼれ、歯を食いしばりながら「ぐうぅう」と、声にならない声を上げて泣いていました。
そんな状態で、何か情報はないかとめくった母子手帳に書いてあった質問文。
『子育てに関して、気軽に相談できる人はいますか? はい・いいえ』
気軽に相談?
相談したら、助けてくれるの?
助けるつもりもないくせに、こんなこと聞かないでよ!!
どこにもぶつけようのない怒りで、母子手帳を思いっきり壁に叩きつけました。
限界を越えた先
そんなとき、保育園看護師の先生から点滴を勧められました。
何もしないよりマシだと「点滴を受けたいから、子供を見てほしい」と、母に頼みました。
心底イヤそうな母の顔を見たとき、心の中で『これがラストチャンスだな。もう頼み事は聞いてもらえないだろう』と思いました。
かかりつけの先生に事情を話したところ、まだ治っていないことに驚かれました。
ですが「点滴ねぇ…正直、意味がないと思うよ…ごめんね、何もしてあげられなくて」と言われました。
ここまで来ると、もはや熱が治らなくてもどうでもよかった。
静かな場所でゆっくり横になりたかった。
ただただ、休みたかった。
それだけだった。
点滴を終えて帰宅すると、外出が2時間を越えてしまったので、母はかなりキレており「遅いよー!はい、はい!じゃあね!」と、私の顔も見ずに早々と帰っていきました。
『これはそうとう怒らせてしまったな』
私と子供から最後の細い糸がプツンと切れてしまったように感じました。
結局、この地獄は一か月続き、原因不明のまま、ある日を境に少しづつ平熱の時間が増えていき、なんとか完治することができました。
あのまま、状況が何一つ変わらなかったとしたら…
私はいったいどうなっていたんだろう。
いくら考えても答えは出なかった。
支援からこぼれてしまう親たち
私が「他の子と何かが違う」とずっと感じていた我が子は、後に『発達障害』だと診断され、激しい夜泣きも『夜驚症』によるものとわかりました。
夜驚症についての記事です↓
(かもみーる 医師監修オンラインカウンセリング)夜驚症とは?原因・対処・治療法について解説 2026年01月23日
さらに前編の冒頭でも触れた、私がかかったであろう『心因性発熱 』ですが、治療としては、内科での受診後に何もなければ、精神科や心療内科の受診が必要との事。
休息や精神安定剤の処方など治療はさまざまのようですが、私のように夜中も休めない人もいるわけで…
原因がわかったとしても、そういった治療を行うには、かなりのサポートがなければ実質ムリでは?と思ってしまいます。
そして、障害の有無に関係なく、私と同じように、いや、それ以上に苦しみながら、今も取り残されている親たちはたくさんいるはずです。
そんな中で、どうしても感じてしまうのは、支援サービスと親たちが本当に必要としている支援との間に、いくつもの食い違いがあることです。
そうした親たちが支援のはざまで家の中に孤立してしまうことは、決して特別なことではありません。
これは、今もどこかで起きている育児の現実の一つなのです。
はざまで苦しむあなたへ
相談しましょう。
病院へ行きましょう。
そんなありきたりな文言で記事を締めたいところですが、そこに至るまでの根本的な原因と解決は根深く、そういった言葉を使うのをためらってしまうのが本音です。
ですが、どんな人だって、休めなければ壊れてしまう。
だからこそ私は「親と子が本来の自分でいるために、安心して休める場所や支援」が当たり前にある社会になってほしいと、強く願っています。
そして、今も苦しんでいるあなたに伝えたい。
笑顔でいられない日があったっていい。
「もう無理」と思ってしまう日があったっていい。
私たちは子供が大切だからこそ悩み、愛しているからこそ、苦しい。
今も支援のはざまで取り残されている方が、どうか一人でも減りますように。
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現在、TNOSHIKAでは、『TANOSHIKA LODGE(タノシカ ロッジ)』という、受給者証をお持ちの小学生から高校生までのお子さんを対象としたショートステイ事業を行っています。
また、一歳未満のお子さんであれば、病院でショートステイを利用できる地域もあります。
今は必要がないと思っていても、『TANOSHIKA LODGE』の見学や体験、ショートステイの事前登録などを済ませておくことで、いざという時の「心のお守り」になるかもしれません。
また、自治体によっては、独自に幼児のお子さんを預かる支援制度を設けている場合もあります。
ショートステイの対象年齢や利用条件は地域によって異なります。
久留米市のように一歳未満を対象としている地域もあれば、下限年齢を設けていない地域もあります。
そのため、お住まいの地域ではどのような支援が利用できるのか、一度役所へ問い合わせて確認しておくことをおすすめします。
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