母子手帳、11年ぶりのリニューアルで産後うつなどの記載できるページも。変更点とは?  

母子手帳 リューアル

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

2023年4月から母子手帳が11年ぶりにリニューアルされました。

妊娠している時から育児までの母子の状態や予防接種を受けたか否かの状況などを記入し、子育てにおいて必要となる母子健康手帳最新の医療福祉や子育て対策に適応させるため、リニューアルされました。市町村は2023年4月以降、妊娠を役所に届け出た人に新しい母子手帳を配布します。

今回はどんなところが変更されたのか、詳細を観ながらお伝えしていきます。

母子手帳が11年ぶりにリニューアル、変更点は?

母子手帳が持つ役割は、妊産婦や新生児の記録など厚生労働省が定義した全都道府県共通の省令様式と、子育ての参考になる情報などを厚生労働省が一覧にし、自治体がオリジナルで編集可能な任意様式のページがあります。

厚生労働省は母子手帳をおよそ10年間隔でリニューアルしていて、今回は小児科医や学識者らで構成された有識者検討会が2022年5月から内容の議論を重ねていました。省令様式では妊産婦の精神状態への配慮や乳幼児健診で必要となる項目をリニューアルしました。任意様式では、災害への備えで親戚などの連絡方法を記入するスペースや、18歳までのお子さんの身体の成長を記録に残すページを増やす様に促進しました。

任意様式にお父さんらがメッセージを記入するページをオリジナルで設けるといった、先進的な活動を行ってきた愛知県小牧市の保健センター係長の女性は「妊娠後期から出産した後、乳幼児期までお母さんのサポートが手厚くなりました」と省令様式の変更点を歓迎しました。

愛知県小牧市の保健センター係長の女性が着目したのは、お母さんの産後うつの疑いを30点満点でポイント化する「EPDS(エジンバラ産後うつ病質問票)」の実施などを尋ねるページを設けたところでした。産後ケア政策の充実に伴い、お母さんの産後ケアを使った日や仕組みを記入するスペースも新設され「産後ケアのお母さんが使いやすくなりました」と期待を込めます。

「お母さんや主治医以外にも、子育て世代包括支援センターなどのスタッフも書き込める仕様なっていて、子育てに関わる人たち全員で子育てを見守ろうとするスタンスの表れです」と愛知県小牧市の保健センター係長の女性は説明しました。小牧市では2023年6月中旬より新しい母子手帳を配布することを目指しています。

母子手帳の歴史が専門の椙山女学園大の非常勤講師の男性は、予防接種をスタートすることが多く見受けられる生後2ヵ月時点で、親御さんが気になるポイントを記入するページを設置し、主治医への相談を推奨していることを高く評価しています。「お子さんの成長を把握する上でも参考資料となり、早期のサポートにも結び付きます」と説明しています。

今回のリニューアルでは、お父さんの子育て参加を促進したいことで、手帳名を「親子手帳」などに変更するか否かも議論の焦点となりました。厚生労働省の有識者検討会でも賛否両論でしたが、健康リスクが高い母親の妊産期サポートの重要性は変化しない点や、小牧市の様にモデルケースで「親子健康手帳」と併記する自治体もあることを踏まえ、変更しませんでした。その反面、省令様式の中には、お父さんが赤ちゃんを迎える際の気持ちを記入するページを設けました。

母子手帳の歴史が専門の椙山女学園大の非常勤講師の男性は「母子健康手帳は、妊産婦と生まれて来たお子さんの健康を守るという意味で、とても理解しやすい名称です。お母さんは妊娠中や出産時の気持ちを記入することで、お母さん自身やお子さんの健康を守りたいという意識が向上します。熟読して丁寧に書き出して欲しいです」と発信しました。

画像引用・参考:母子手帳どこが変わる? 2023年4月に11年ぶりリニューアル 産後うつをケア、父親が書く欄を新設 東京すくすく(2023年)

厚生労働省の有識者検討会は2023年3月9日、母子手帳をデジタル化する推進への報告書も取りまとめました。

国は既に、マイナンバーカードを取得した人が使えるネット上のマイナポータルでは、妊娠中の経過や出生時の体重、身長などを閲覧可能としています。その上で、一部の都道府県の自治体は、お子さんの体重や身長を記録し、予防接種の日程を管理しておくアプリも取り入れています。デジタル化をすることは必然とされてきました。

厚生労働省の有識者検討会は、産後ケアを使っている状況や新生児の訪問指導時の内容もマイナポータルで閲覧可能とする様に求めました。妊婦健診や乳幼児健診の内容においても、マイナポータル対応のスマホでスムーズに確認が取れ、各都道府県の自治体もより膨大な情報を迅速に把握することもできます。母子手帳を災害で紛失した時の備えにもなると想定しています。

2023年4月より発足のこども家庭庁が具体的なマイナポータルの実施時期を決定します。母子へのきめ細かな健康サポートへと結び付け、国は「母子健康手帳情報支援サイト」を2023年4月以降に本公開する予定です。

とても良いと思います。

私は妊婦さんの病気ではトキソプラズマや産褥精神病、これはお父さんですが男性の産後うつなどを書いてきました。その後出産後のお子さんに起きるRSウイルスやヒトメタニューモウイルス、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱、ロタウイルスなどの記事も書いて、今後随時掲載される予定です。

私は子育て経験もないですが、リニューアルする前の11年前とは色々子育ての環境が変わりましたよね。昔は男性の育休なんてなかったですが、今は大企業には必ず取らせようとしていますし、育休の間の給料も100%支給すると国は言っています。

子育て制度が手厚くなりつつも、国が少子化対策に取り組むのが遅かったことなどで、2022年は出生率が初の80万人を割りました。今は子育てしたくても、将来の不安や経済的な面などで、第二子以降の出産を諦めている方も多いと思います。

2023年4月からの母子手帳に関しては現在の子育てに関して、最新の情報もアップデートされたものですね。こんなに新しい情報も入れて母子手帳もリニューアルされたので、子どもを欲しいと考えている人が、経済的な理由で諦めずに出産して子育てできる、それが当たり前にできる位、国には経済的にも支援体制を整えて欲しいなと思いました。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。