キッチンカーで移動式こども食堂。食事の提供だけでなく、学習面のサポートをする所も。 

移動式こども食堂

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

現在新型コロナウイルスなどの感染症の流行と物価高もあり、こども食堂の需要が伸びています。

東京都新宿区にある「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」の調査によりますと、2022年の全国のこども食堂は1,317箇所増え、7,000を超える7,331箇所であることが明らかとなりました。コロナ禍(2020年2月以降)となり、最も多い増加数でした。

そんなこども食堂ですが、キッチンカーを使った移動式のこども食堂があるのをご存知ですか?少しずつこのタイプのこども食堂が、全国に広がっているみたいです。

今回は2023年3月から活動を始めた、栃木県の移動式のこども食堂についてお知らせします。

移動式のこども食堂in栃木県

子ども達に食事や集まれる場所を提供する「こども食堂」の取り組みが高まる中で、2023年3月から、キッチンカーで栃木県内を走る「移動式」や、学習の居場所を充実させる「育成型」など、新たな「こども食堂」プロジェクトがスタートします。

栃木県宇都宮市の市民有志6人がプロジェクトをスタートさせる「移動式こども食堂」は、キッチンカーで宇都宮市内のスーパーに滞在し、子ども達に食事の提供を行います。

プロジェクトを立ち上げた理由は、代表の女性が2022年、街で子ども達が「貧乏じゃないし、こども食堂には行かないよ」と話すのを偶然耳にしたことからでした。「人目を気にせずにこども食堂に入れることも大事」と移動式を提案し、同級生ら5人と合わせて準備に励んできました。

移動式のこども食堂は2023年3月から毎週土日、午前9時から夕方にかけて「アピタ宇都宮店」などのスーパー敷地内に滞在し、オープンを予定しています。大人には680円(税別)で販売を行う焼きそばなどを、小学生以下の子ども達には無料で提供します。1日で子ども15人程度、移動式のこども食堂の利用を想定しています。

キッチンカーの拠点の1つとして2023年2月3日、同宇都宮市材木町に常設店舗「Gyoza cafe monamoon(ギョーザ・カフェ・モナムーン)」もオープンしています。同「Gyoza cafe monamoon」でも焼きそばなどを提供し、売上金をこども食堂の運営費に充てています。賛同したメンバーの1人で常設店社長の女性は「1人でも多くの子ども達に温かい料理を提供したい」と説明しています。

問い合わせは同「Gyoza cafe monamoon」(028・612・8111)。

参考:「子ども食堂」に新機軸…キッチンカーで回る「移動式」や英会話学べる「育成型」 読売新聞(2023年)

JR東日本では2023年3月25日、栃木県那須塩原市にあるJR那須塩原駅の高架下に、食事の提供だけでなく、無料のオンライン英会話講座なども開講する「育成型こども食堂」を立ち上げます。

英会話講座は、近くにいなくても同じ空間にいる様な映像と音声で実現する「空間自在ワークプレイスサービス」を取り入れ、外部から招待した講師が臨場感のある英会話講座をします。毎週金曜の夕方に30分程度行います。英会話講座の受講は1日4組限定となり、3歳~小学6年対象(保護者の同伴もできます)。これから先はダンスや音楽、食育講座などに内容を拡充していく方針を掲げています。

こちらのこども食堂では食事は地元食材をふんだんに使用した弁当となり、毎週火木金曜17時~20時、1日25~30食を準備し、中学生以下に100円(税込)で提供を行います。中学生以下の子どもを同伴した時は、高校生以上でも200円(税込)で買えます。地元産品の食材が揃ったマルシェも開催したいと思い、世代を超えた地域交流型を目的とします。

キッチンカーは、

私はキッチンカーはどこかに遊びに行った時に、たまたま出ていて買ったという経験はありますが、キッチンカーが出ているからそこに行こうとしたことはありません。私の中でイベントや商業施設=キッチンカーというイメージなのですが、こちらのタイプだと、この記事に出て来た子ども達であっても、「こども食堂だから利用しない」にはならず、「キッチンカーが近くにあるから行こう」という気持ちで、食事を買いに行けるのではないでしょうか?

勉強を習えるこども食堂も素敵だなと思います。私もそうでしたけど、自分の身に置かれている環境で、学力格差は出て来てしまいます。そんな子ども達でも温かい食事を食べながら、今学校で必須科目である英会話も学べる、本当に素敵な取り組みだと思います。

まだまだ移動式のこども食堂自体は少ないと思いますが、ニーズは日々高まっているので、もっと全国に移動式のこども食堂が沢山出て来たらいいなと思いました。

参考記事

2022年度 こども食堂全国箇所数発表(2022年12月 速報値) PR TIMES(2022年)

参考サイト

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0110/kirari-npo/aida-aidaina-2021.html

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。