【花粉症手当】を出し、仕事のパフォーマンス力低下を減らそうとする企業も。 

花粉症手当

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

春となり、スギ花粉が飛散する季節となりました。2023年のスギ花粉の飛散量は過去10年平均の2.3倍とも推定され、花粉症デビューした人、花粉症の症状が例年以上に酷い方もいるのではないでしょうか?

環境省が全国34の都府県で実施しているスギ花粉の調査では、東京や神奈川など12の都府県においては、花粉を飛散させる雄花の芽の数が過去10年間で最多となり、非常に多い量の花粉が飛散すると推定されています。

こうした中、花粉症で仕事のパフォーマンス力が低下するのを予防すべく、社員が病院を受診した際の費用などを【花粉症手当】として支給する会社も出ています。

日本アレルギー学会顧問の福岡病院名誉院長の男性の試算によると、花粉症などアレルギー鼻炎患者らの労働でのパフォーマンス力の低下などで、年間約5兆円超の経済的損失が生じているといいます。

今回は今年の花粉症予想、【花粉症手当】とは?などを紹介します。

例年にはない程の花粉の飛散。【花粉症手当】とは?

花粉症が酷くて仕事に集中できません―。スギ花粉の飛散量は雄花の芽の数に比例しますが、環境省の実態調査によりますと、雄花の芽の数は2023年の春は、全国34の都府県の中で、東北南部から九州の広い範囲の23の都府県で過去10年間の平均値を超えています。

特に福島、東京、神奈川、新潟、富山、石川、京都、兵庫、岡山、鳥取、広島、福岡の12の都府県においては過去10年間で最多となり、それらの地域では花粉の飛散量が非常に多くなると推定されます。

具体的には、平均値と比較しても、

▽福島は178%、▽東京は150%、▽神奈川は194%、▽新潟は184%、▽富山は221%、▽石川は175%、▽京都は166%、▽兵庫は135%、▽岡山は204%、▽鳥取は240%、▽広島は153%、▽福岡は191%

と推定されています。

環境省によれば平均値を超えている地域では、2022年の夏に日照時間が長く、気温が高い日が続いたことが影響しています。

日本でどの位の人が花粉症を罹患しているのか、正確な人数は分かりませんが、環境省の花粉症マニュアルによれば、全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象にした全国の実態調査では、花粉症の有病率は高止まり傾向でした。

この実態調査での花粉症の有病率は、

▽1998年には19.6% でしたが、

▽2008年には29.8%、

▽2019年には42.5%

となり、約20年の間に、2倍以上に倍増しました。

東京都は2023年の春、スギとヒノキの花粉飛散量が2022年春の2.7倍になると推定されています。花粉量が「多い」とされる日は東京23区内で51日程度と過去10年平均(35日)を大きく上回るとも予想されています。

花粉症の有効な対策では、マスクの内側にガーゼを入れておくと効果が高まると言われ、洗濯物の室内干しやモップ、濡れた雑巾で適宜に拭き掃除をすることを提唱しています。

職場の満足度を高めるだけではなく、花粉症で仕事のパフォーマンス力が低下するのを予防しようと、社員が病院を受診した時のかかった費用などを【花粉症手当】として支給する会社もあります。

東京都中央区にある企業向け健康管理システムを開発する「ラフール」では、【花粉症手当】を設置し、社員が花粉症で病院を受診したり、薬を受け取ったりした時にかかった費用の全額を補助しています。

「ラフール」の社長自身が花粉症で、仕事のパフォーマンス力の低下を予防しようと5年前に導入した、1回の支給額は5000円程度です。また、マスクや目薬、ティッシュなどもオフィス内で配布しています。

約80人の社員のうち半数の40人程度が【花粉症手当】を受けていて、年間約25万円を会社が負担します。

50代の社員の女性は、「とても助かります。病院で処方された薬のお陰で、花粉症の症状に苦しみながら仕事をすることは無くなりました」と喜び、

広報部長の男性は、「病院で診察して貰い、薬の処方があることで、パフォーマンス力の低下を予防し、モチベーションを高く維持しながら仕事ができていると思います。私自身も年4回診療を受けています」と言いました。

東京都北区にある食品物流配送の「北王流通」は、ドライバーが花粉症の症状を放置したままだと重大事故に繋がる恐れがあるとし、点鼻薬などをドライバーに提供しています。東京都港区にあるシステム開発の「日本ナレッジスペース」も、社員の健康増進を促進するために、花粉症の診療費や薬代を一部補助しています。

花粉症などアレルギー性鼻炎の治療に詳しい、千葉労災病院の院長の男性は、

去年と一昨年はスギの花粉の飛散は比較的少ない傾向でしたが、2023年の花粉はかなり飛散が多いと推定されています。一般的に花粉の飛散がかなり多いと症状が強く出て、今まで花粉症の症状がなかった人も初めて発症するケースも起こり得ます。

花粉症の症状の鼻づまりやくしゃみなどが仕事のパフォーマンス力に大きく左右するということはこれまでにも言われて来ました。

そして花粉症患者のほとんどの人は睡眠障害も見られ、日中の仕事での集中力の維持に影響が生じたり、昼間に眠気が襲って来るとかそういうことも引き起こしてしまう可能性もあります

と指摘します。

参考:スギ花粉 東京など 過去10年間で最多の予想 「花粉症手当」も NHK NEWS WEB(2023年)

さらに千葉労災病院の院長の男性によれば、基本的な花粉症対策は、「花粉との接触を遠避けること」だとし、

・マスクやメガネを着けること
・花粉が付きやすいウール製の洋服を着ないこと
・つばの広い帽子を被ること などに効果があるそうです。

また、花粉症の症状が現れ始めた時には、

ドラッグストアなどにある市販薬を飲むことも有効な1つの手段です。

その上で、千葉労災病院の院長の男性は「花粉症の症状が強い方は専門の病院などで治療を受けることが必要となるので、早期の受診を推奨します」と説明しました。

私は花粉症はないですが、

今年は花粉が沢山飛んでいるなと感じることがあります。それは目の乾燥です。例年以上に今年の春は乾燥して、よく目薬を差します。

今年の大量の花粉の飛散で、今年初めて花粉症デビューした人が多いと聞きます。ニュースで、「花粉飛散の4段階評価で、4だと花粉症じゃない人でも、ほぼ花粉症になる最悪のレベル」だと言ってました。

また、「木材を作る為に日本が昔スギを沢山植えたのはいいけど、外国の価格の安い木材に押された上に、林業の衰退で、木の手入れができず、本来ならもう切らないといけない木がそのまま放置されている」とも言われました。

花粉症は現代病なので、パートの方などには【花粉症手当】は凄く助かると思います。仕事のパフォーマンス力を損ねない為にも、今後もこの【花粉症手当】の支給が望まれます。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。