『忍者ねこカフェ』やドッグラン併設など、障害者が働く個性光る新しいカフェ。 

障害者 カフェ

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

皆さんはカフェに行くことが好きですか?

私も好きなんですが、地元にオシャレなカフェがなく、通勤するところの駅内にある大手カフェチェーンに、少し立ち寄る、そんなことしかできません。

私もオシャレなカフェでひとときを過ごしたいのですが、そう思いを馳せている時に、全国には障害を抱える人が働くオシャレなカフェが沢山あることに気付きました。

今回は幾つか紹介したい独自のカフェをメーンに、障害を抱える人の働くカフェを紹介致します。

岐阜県の『忍者ねこカフェ 猫影(ねこかげ)』

精神障害や発達障害を抱える人の就労支援と保護猫の譲渡活動をしている猫カフェ『忍者ねこカフェ 猫影』が2023年2月1日、岐阜県岐阜市岩地2丁目の就労継続支援B型事業所「シャンツェ」内に開店しました。

B型事業所「シャンツェ」は2022年11月に開業しました。障害を抱える人が、地域で保護された猫たちのお世話をし、最大16匹の保護猫を飼育し、新しい飼い主に譲渡する事業をしています。

岐阜県岐阜市にある一般社団法人のサステイナブル・サポートがB型事業所を経営しています。岐阜県岐阜市にあるNPO法人「人と動物の共生センター」などの賛同を受け、通所する人の仕事のやりがいを見つけています。「シャンツェ」では現在、20~50代の男女6人が勤務し、猫の世話や猫影での接客、清掃作業などをしています。定員は20人です。

通所する人は、それぞれの障害の特性や能力に対応しながら室内やケージの清掃、猫の餌やり、消毒、ブラッシングなど飼育全般を担当します。新しい飼い主を探すためにSNSを使い情報発信にも励んでいます。

開業した『忍者ねこカフェ 猫影』では、飲み物を作って、客に提供します。2023年4月からは岐阜大学の学生たちが発案したデザートなどにもチャレンジします。

『忍者ねこカフェ 猫影』には猫の行動が「忍者みたいだ」というイメージから、忍者屋敷をモチーフにからくりを設置しました。岐阜の伝統文化にも触れて欲しいと地元特産の岐阜和傘などが店内に飾られ、壁には岐阜市内の富田高校の美術部生徒が描いた忍者姿の猫のイラストがあります。

『忍者ねこカフェ 猫影』では、お茶などを飲みながら、最大10匹の猫がお店に来た人たちを出迎え、キャットタワーで自由に遊ぶ猫たちを眺めることができたり、のんびりと猫たちと触れ合うこともできます。

『忍者ねこカフェ 猫影』の準備段階から勤務する50代の女性は、事務職として働いていた元の職場に馴染めず精神障害を罹患しました。昔から保護猫活動に興味があり、「自分も関わってみたい」と『猫影』の仕事を希望しました。「猫の世話は楽しいです。保護された猫には人見知りしている猫もいます。早く人に慣れて、いい飼い主が見つかったら。自分のやりたい仕事もできて楽しいです」と話し、代表理事の女性は「猫影では、カフェを介して、障害があってもなくても、人も動物も全員が幸せになれる、そんな場所を目指して、共生社会を構築する契機にしたいです」と話していました。

参考:「忍者ねこカフェ」忍者屋敷モチーフ、岐阜市にオープン 保護猫譲渡活動も 岐阜新聞Web(2023年)

営業時間は13~17時。火曜定休。料金は飲み物付きで1時間1200円(税込)で延長も可。問い合わせは、サステイナブル・サポート(058・216・0520)へ。

公式Instagram

https://www.instagram.com/nekokage_gifu/

北海道の【わんダフル CAFE MEGUMI】

北海道南幌町の社会福祉法人南幌苑が携わるドッグラン併設カフェ【わんダフル CAFE MEGUMI】が冬期休業を終了し、2022年5月1日にカフェの営業を再開しました。社会福祉法人南幌苑が携わる、定員50人の障害者支援施設「南幌めぐみ学園」の通所する人の雇用確保と地域貢献のプロジェクトとしてオープンしました。

【わんダフル CAFE MEGUMI】の建物は、木造平屋建て115平方mです。外壁は焼き杉を活かし、内装も木をふんだんに取り入れた暖みを感じさせる構造となっています。室内とテラスでトータル35席です。コーヒーやジュースなど以外にも、ピザ、カレー、カルボナーラなどの軽食(500円)と手軽なメニューが地域で評判を集め、地域住民の憩いの場です。 

通常は通所する3人とスタッフ2人で経営していますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現在は通所する人による接客は止めています。【わんダフル CAFE MEGUMI】に併設するドックランは人工芝を敷き詰めた342平方mで利用料は頂きません。すでに登録会員は同南幌町内と札幌市を中心に500人超となるなど、愛犬家同士の交流の輪も浸透しています。

また、災害などの何か有った時には、飼い主と同一行動が困難な犬の避難場所としてドッグランを開放します。

参考:北海道の障害施設が交流拠点に ドッグラン併設カフェが営業再開 福祉新聞(2022年)

営業は金~日曜日と祝日。ドックランは午前10時~16時。カフェは午前10時半~15時半。

東京都の《しげんカフェ》

不要になった衣類などを持ち込むとポイントがもらえて、貯まったポイントでコーヒーなどが飲める――。「しげん(資源)カフェ」と呼ばれる、そんな仕組みを採り入れた喫茶店が12月16日、都内にオープンした。精神障害のある人の働く場としつつ、地域の人が集まりやすい居場所をつくる。資源が循環する社会を目指す。 

開店したのは「しげんカフェわくわく」。障害福祉制度による就労支援事業所ではない。運営するのはNPO法人わくわくかん。就労困難者を積極的に雇用する社会的企業「ソーシャルファーム」として、東京都の条例に基づく予備認証を受けた。

引用:精神障害者も働く「しげんカフェ」 浮間舟渡駅近くに開店 福祉新聞(2022年)

半分はリサイクルショップ、残り半分は客席数24の喫茶店。古着や食器などを1回持ち込むとスタンプカードに判が1つ押されます。2つで100円分の買い物や飲食に充てることができます。

公式ホームページ

https://wakuwakukan.net/shigencafe/

石川県の〔ビーズフラワーカフェ〕

石川県白山市北安田町にある耕作放棄地で栽培するハーブを提供するカフェが2022年6月16日に開店し、気軽に地域住民が集える居場所となっています。石川県白山市にある社会福祉法人佛子園が開店し、勤務する障害を抱える人がハーブの栽培を手がけ、カフェでは調理補助などを行います。多彩な手作りハーブティーの香りが漂い、飲食業、農業と福祉の連携によって障害を抱える人の活躍できる場をお届けします。

新店舗〔ビーズフラワーカフェ〕は佛子園が携わる生花店の一角を使い、開店しました。白山市内でも自生し、抗酸化作用や美肌効果があると言われているドクダミやハマナス、ヨモギなどを使ってハーブティーを提供します。パティシエが手作りしたケーキも用意し、障害を抱える人がスタッフの指導を受けながら調理補助などを担当しています。

仕入れたハイビスカスやペパーミントといったハーブも、佛子園が携わる生花店で陰干ししてハーブティーとして届けます。取り揃えるハーブの数は約20種類です。

参考:耕作放棄地のハーブでお茶 白山に農福連携カフェ 佛子園、障害者が栽培から調理まで 北國新聞(2022年)

営業時間は午前11時~16時。休日は木曜と祝日、第2・4土日となります。

公式Instagram

https://www.instagram.com/b.sflower01/

やっぱりカフェは、

オシャレなところが多いなぁと、記事で観た写真を観て思いました。オシャレなカフェに入ったことがない分、もくもくと「行ってみたいなぁ〜」と妄想は膨らむばかりです。

今もカフェには蔵とか古民家とかを改装したカフェもありますよね。私は旅行したい欲はないのですが、オシャレなカフェに行ってみたいという欲はあります。

熱い飲み物が飲めず年中冷たい飲み物なのですが、もしオシャレなカフェに行けたら、冷たいカフェモカかココアを頼みたいです。きっとお店によって、味も作り方も違うんでしょうね。

カフェも飲食店なので、コロナ禍で大変かと思いますが、個性をこれからも磨いて、働く方も活き活きと、輝き続けて欲しいなと思います。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。