『もう、歩けない男』。〜ある日脊髄損傷したらー、実話がベースのヒューマンドラマ〜 

もう、歩けない男 映画

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

あなたがもしある日脊髄を損傷したら、どうしますか?私がそうなったらただでさえ既往歴が多い中で、立ち上がれないと思います。そんな人へ、2023年2月、実話をベースとした、1人の精髄損傷の男性を描く、映画が公開されます。

俳優のアーロン・ポールさん主演の実話をベースとしたヒューマンドラマ、【原題:ADAM】の邦題が、『もう、歩けない男』に決まり、2023年2月23日(木・祝)よりシネマート新宿ほか全国にて公開されることが決定しました。日本版予告映像とビジュアルが解禁されました。

今回はこの映画についてと、脊髄損傷した人のリカバリーストーリーを2つご紹介致します。

あらすじ

保険会社の営業マン、アダム。仕事では出世を果たし、一目惚れした女性と付き合い始め、婚約。立派な一軒家を購入するなど順風満帆な日々を過ごしていた。だが、新居祝いパーティー中、酔っぱらった勢いで池に頭から飛び込んだアダムは脊髄を損傷し、障がいを負ってしまう…。

休職を余儀なくされ、彼女からの連絡も途絶えたアダムは何もかもを失った悲しみから自暴自棄に。そんな中、リハビリ施設の仲間や敏腕ホームヘルパーとの出会いから、障がいに関係なく、幸せを掴むためには努力が必要だと気づいていく。周囲に支えられながらどん底から這い上がった、実在の人物をモデルにしたヒューマンドラマ。

画像・引用:アーロン・ポール主演、実話を基に描くヒューマンドラマ『もう、歩けない男』2月公開 cinemacafe.net(2023年)

日本での映画公開決定と合わせて解禁された日本版ポスタービジュアルは、「それでも彼は歩み出した」という一文と、絶望の中でもかすかな希望を見つけたアダムが、力強く歩いて行こうとしている横顔が収められています。

予告編も公開中

ここからは脊髄損傷から歩ける様に男性、私が2022年に書いたiPS細胞を脊髄に移植の記事の続きをお知らせします。

電子インプラントで歩ける様になった男性inスイス

バイクによる交通事故での脊髄損傷で下半身マヒを負っていた男性が、スイスの研究チームによって開発された埋め込み式の電子インプラントで、もう一度歩くことができました。脊髄からの信号伝達が完全に下半身マヒによって遮断されていた人が、もう一度歩ける様になった事例は、今回が世界初です。このスイスの研究チームの開発は、医学誌[Nature Medicine]に掲載されました。

イタリア出身の男性は5年前の2017年、バイク事故の影響で下半身マヒが残りました。完全に脊髄を損傷し、両脚の感覚が全く無い状態でした。

ですが、外科手術で脊髄に電子インプラントを埋め込んだ後、今では普通に歩けます。脊髄に下半身マヒと重大な損傷を負った人が、男性のように歩くことができる様になるのは、世界初のケースでした。

男性は「今では自分で立ち上がって、行きたいところへ歩けていけるし、階段も上れます。ほとんど前と変わらない生活のようです」と嬉しそうに話しました。

男性の精髄損傷からの回復を助けたのはこの電子インプラントだけではありませんでした。この男性は鋼の意志を持っていました。男性は交通事故に遭った直後から、できるだけ回復したいと気持ちを固めていたということです。

「交通事故に遭う前はボクシングや、走ったり、ジムでトレーニングを欠かしませんでした。ですが交通事故の後には大好きだったことが全てできなくなりました。事故のせいだからと落ち込まないようにしました。リハビリを絶対に諦めなかったですし、この問題をどうにか解決したかったのです」と話します。

神経治療・ニューロモデュレーション研究所(LNTM)の神経外科医教授の男性によりますと、男性の脊髄損傷の下半身マヒからの回復の早さに驚き、男性に電子インプラントを埋め込み、1つ1つの神経に電極を付けしました。

「男性の回復は本当に素晴らしく、大変驚きました。この電子インプラントを活かしてもっともっと回復して欲しいと思います」と語りました。

参考:脊髄損傷で下半身まひの男性、インプラントで歩行可能に=スイス研究 BBC NEWS JAPAN(2022年)

iPS細胞を脊髄損傷患者に移植のその後、in日本

私は2022年にiPS細胞を脊髄損傷患者に移植の記事を書きました。↓の記事がその時の記事です。

移植が成功した後、その後のことを書いていませんでしたので、まだ2022年春現在の情報ですが、ご紹介致します。

慶応大学などの研究チームが世界初の試みで、脊髄損傷した患者に対しiPS細胞から完成した神経の基となる細胞を移植する臨床研究に関して、iPS細胞の移植を施した患者の経過は、第三者の専門家で構成された「独立データモニタリング委員会」にデータを送り、評価を依頼した結果、2022年3月29日に開催された会議で、現時点で患者にiPS細胞の移植に伴う重篤な副作用は起こらず、安全性に問題はないということで、2人目以降の脊髄損傷患者へのiPS細胞の移植の臨床研究を継続することに問題はないとする見解がまとめらました。

その反面、iPS細胞の移植の効果においては、1年かけて検証を重ねていくので、今回は評価の対象にはなっていません。

参考:“iPS由来の細胞” 脊髄損傷患者への移植「安全性問題なし」 NHK NEWS WEB(2022年)

この映画は、

予告編を観ていて、華やかだった生活から、精髄損傷をして生活が一変して、絶望という生活を送る様になりますが、ラストまで行くと、もしかしたら希望も感じられる映画ではないか?と思いました。これが実話とは、そのことについては特に書いてなかったので、詳細まで分かりません。

予告編だけですが、主演の俳優さんの演技は凄すぎて、圧倒されてしまいました。本当に見入ったというか、俳優さんってやっぱり凄いんだなと思いましたね。

iPS細胞のことも移植から1年経過したので、そろそろ新しい情報が入るのでは?と思っています。他の移植のケースでも回復したという話しか聞かないので、きっと良い結果が出ると信じています。

本当にiPS細胞には希望の光になって欲しいと、改めて感じた瞬間でした。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。