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うつ病viviの「五臓六腑~あなたと私~」
はじめに
私の五臓六腑さま、いつも大変お世話になっております。
かれこれ〇〇、うん十年の付き合いですね。
時々機嫌を損ねてしまう時もあるけれど、それでも見捨てないで付き合ってくれるあなた方へ感謝しています。
辛い時も悲しい時も支えてくれました。
不摂生を続けていた時は怒らせてしまい、とんでもない目にあいました。だけどなんだかんだと、やけになって落ち込んでしまっていた私を支えて守ってくれました。
時には私の暴走を止めてくれました。「ここが勝負!絶対やる!やってやる!」という場面に差し掛かろうとしている時、警告のサインを出して暴走を止めてくれました。止めてくれたから私は今この世に存在しているのだと思います。
そんな優しいあなた方に感謝のメッセージを送りたいと思います。
肺
いつも悪さしてばかりしてごめんなさい。
長年の喫煙習慣で私はあなた方二人を同時にいじめて傷つけています。
なのにあなた方は広くて優しい心で私を受け止めてくれます。
時々あなた方を酷く痛めつけてしまう時もあります。そんな時はそっと「だめだよ」「そろそろやめようね」と警告のサインを出して止めてくれます。
そのたびに私は「はっ」として冷静になります。
そんなあなた方を今度は私が守ろうと考えています。長い長い間、いじめ続けて汚してきました。その汚れは元には戻りません。だけどこれ以上汚さない傷つけないことはできるはず。
だから、あともう少しだけ付き合ってください。もう手遅れかも知れないけど、あともう少しだけ付き合ってください。どうか、この通りよろしくお願いいたします。
そして、いつもいつもありがとう。頑張るからね。
胃・十二指腸
あなたはいち早く真っ先に私が限界にきていることを気づかせてくれました。
私が20代後半でしたでしょうか。突然の警告のサインに気づかず「なんてことない」と無理して、そのまま社会生活を続けてしまい更に痛めてしまいました。
あなたからのサインは酷い嗚咽(おえつ)です。立っていても歩いていても座っていても寝ていても「これ」は襲ってきました。それも毎日毎日。私が休養をとってリフレッシュするまで警告のサインが鳴りやむことはありませんでした。その頃から私は約15年間、ずっとあなたを守る為の薬を飲んでました。
限界がくるたびに休養をとり、これが原因なのだと思えば環境をかえました。
でも今はそれはできません。
精神安定剤を飲むようになったら、なぜかあなたからのサインはほとんどなくなりました。どんな薬より精神安定剤が必要だったのですね。それでも時々警告のサインを出してきます。私はすぐにそのサインを受け取り、その都度休養をとるようにしています。
警告のサインに気づいたら休養をとり、のんびり歩いていきます。
これからもお世話になります。いつも見守ってくれて本当にありがとう。
大腸小腸
あなたは私に長期にわたって警告のサインを出していました。
その警告のサインは10代の学生時代から再発を繰り返し約20年間です。あとから知ったのですがこれは過敏性腸炎でした。どうやら「ストレス」が原因だったようです。
私は学校が嫌いで嫌いで死にたかった。誰にも届かない心の叫び。
今の時代は気軽に精神科を受診できます。しかし私が子どもで若かった頃はそんなことはできません。精神科に通おうものなら、近所・親戚・家族からは冷たい視線を浴び蜂の巣をつつかれ笑いもの。うちを出ることも人前に出ることもできなくなるそんな時代です。
大人になって、このような風評が和らいでも今度は受診する暇などありません。それにやっぱり気軽には受診できるようなとこではありませんでした。
だから本当に苦しかった。
約20年間これが警告のサインだったということわかりませんでした。知ったのは随分あとです。それまで誰も気づいてくれなかったし私もわからなかったし、そんな病気があるなんて知らなかった。
ただ腸が弱いだけだと思っていました。だから、このことで受診することもしなかった。
あなたからの警告のサインに早く気づいて対処していたら、長い間悩むこともなかったかもしれません。
一生懸命サインを出してくれていたのに、サインがわからなくてごめんなさい。そんな時代だったんです。それに今はもう大丈夫です。なぜか精神安定剤を飲むようになったらいつの間にか治っていました。
あなたは最後まで私を見捨てないでいてくれました。ありがとう。
そして気づかなくてごめんなさい。
肝臓
あの頃は無茶苦茶な生活でした。不摂生してあなたに当たり散らし無口なあなたを怒らせてしまいました。
その結果、私はあなたの日々の活動をできなくさせ何度も苦しめました。
二度目までは異常に気づいて受診。三度目以降はドクターストップになるとわかっていたので受診はしませんでした。
当時はそんな状態になっても「気楽で楽しい生活」を変えることができなかったんです。
「気楽で楽しい生活」夕方から翌朝まで飲んで、時には昼から翌朝まで飲み続けて毎日が迎え酒で毎日が二日酔い。
こんな毎日を繰り返し過ごしていた私に嫌気がさしていたんですね。今思えば、あれはあなたからの警告のサインだったのかもしれません。しかし私は無視をしました。気が付かないふりをして無視をしました。
そして怒らせた。
それでもあなたは怒りながらも私を見捨てませんでした。その証拠に回復も早かったし生きている。
死にたい私を生きさせた。どうでもいいと思っている私を生きさせた。
「どうして生きさせるの?」
「どうでもよかったのに」
「毎度毎度生きさせる」
あなたは適当な生活を送っている私を見捨てなかった。
「もう生きるしかないんですね」
わかりました。ありがとう。もう繰り返しません。
心臓
あなたは今、私にサインを出しています。これが警告のサインなのかはまだわかりません。
私が10代の頃からあなたは何年かに一回、この何かのサインをだしていました。
以前は1年に1回あるかないかのサインでした。それが今は1年に数回あり間隔が短くなってきています。
「これは何かの警告のサインですか?」
この警告のサインは、段々と酷くなって不安になってきました。
「これは、まさか?もしかすると・・」
長い喫煙習慣のせいでしょうか?歳のせいでしょうか?
思い当たる病をGoogleで調べてみるとある病と合致しました。〇〇症です。
ちゃんと受診して診断を受けているわけではありませんが、このサインはやはり警告のサインのような気がします。
私はこれをあなたが出した警告のサインと受け取り、今度は私があなたを守ろうと思います。
私が疲れて全てをあきらめてしまったらあなたも止まってしまう。
だから生きます。どんなに疲れても生きます。
いつも見守ってくれるあなたが出しているこの警告のサイン。
あなたのために生きます。ありがとう。
おわりに
今回は、私の五臓六腑の中でお世話になっているあなた方に感謝の気持ちをつづりました。
あなた方はいつもそばにいて、無理・無茶・暴走をしないように、警告のサインを出して守ってくれています。
今もなおあなたは何らかの警告のサインを出して訴えています。
でも私はこの警告のサインを出しているのが何処なのかわかりません。
わからないけれど、ちゃんとあなたが出す警告のサインをしっかり受け取り用心します。
「今度は私があなた方を守ります。
今日まで、たくさんいじめてきました。
そんな私なのに、いつもそばで見守ってくれてありがとう。
付き合わせてしまってごめんなさい」
私とあなた方は一心同体。
あなた方は私のよき理解者。
私とあなた方は離ればなれにはなりません。
誰も私とあなた方の関係を引き裂くこともできません。
五臓六腑。あなた方と私はずっと一緒。
共に生きていきましょう。これからもよろしくお願いいたします。
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体が出すSOSをしっかり受け止めていくことが大事なんだ!と教えられたような気がします
。体をいたわるようにします。ありがとうございます
こんにちは。ダックスフンドさん。そうですね。どんなに心が弱っても今度からはSOSは受け止めていこうと思います。一緒に聞いてあげましょうね。いつもありがとうございます。それといつも返信遅くてすみません。なかなかこちらの方にログインしないもので・・すみません。またよろしくお願いします。今回もありがとうございました。