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こんにちは、翼祈(たすき)です。
先日出勤した日は、あいにくの豪雨でした。
近年、急激に大量の雨が降ることが多いですが、そんな豪雨で起きる災害の一つ、「エアーハンマー現象」に、障害当事者として、危機意識を抱いています。
2025年7月には、関東地方で発生した想像以上の集中豪雨で、下水道管に短時間に大量の雨水が急激に流れ込み、マンホールが飛び上がりました。
これは、下水道管内の空気圧が高まり、空気があっという間に圧縮され、地表部分に空気が噴出する「エアーハンマー現象」が発生した可能性が高いと言われています。
今回は、災害弱者だと言われる障害当事者の私が考えた、「エアーハンマー現象」に気を付けるべきことを述べます。
「エアーハンマー現象」は、どんな場所で起きますか?気を付けるべき異音とは?

日本グラウンドマンホール工業会の大石直豪事務局長によりますと「エアーハンマー現象」は低い土地にあるマンホールや下水道管が交わる場所などで起こりやすいということで、
「マンホールのふたから『カタカタ』や『シュー』などといった聞き慣れない音が聞こえるなどしたときはマンホールのそばから離れてほしい」と注意を呼びかけています。
聴覚障害当事者が考える、障害者への「エアーハンマー現象」の危険性とは?
私は「エアーハンマー現象」を実際に観たことはなく、ニュース映像で観ましたが、重たいマンホールの蓋が何メートルも飛び上がる光景に恐怖を感じました。
ここからは仮説ではありますが、障害当事者として、どんな危険性があるか考えました。
視覚障害を抱えている方は、マンホールから水が飛び出して音は聞こえるものの、どこがそうなのか判断が難しいかもしれません。
また、飛んでいるマンホールの蓋を、よけるのが難しい可能性もあります。
聴覚障害を抱えている方は、目の前が水柱となって噴き出ているのは分かるものの、耳から情報を得にくいため、危険な場所に近付いてしまうかもしれない。
車椅子の方も、もし「エアーハンマー現象」が頻繁していたら、障害物や人を避けて移動するのも大変だと思います。
発達障害の影響で多動性がある人の中には、外に飛び出して走り出し、探しても見つからず、川で亡くなって発見された話も聞きました。
同じように、突発的に「エアーハンマー現象」が起きそうな場所に近付いてしまう恐れもあります。
精神障害など不安やトラウマを抱きやすい方は、「エアーハンマー現象」を観て、パニックになると思います。
色んな視点から、「エアーハンマー現象」も、災害弱者と呼ばれる障害当事者にとって、不利な災害の1つだと感じました。
どの災害にも言えますが、災害が起きている場所には決して近付かないこと!これを私たちは意識し、徹底していきたいですね。

noteでも書いています。よければ読んでください。
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