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こんにちは、改めましてM. Jです。
前回の記事で「目のフレイル」「白内障・緑内障・加齢黄斑変性」について書きました。
「目」の問題は、どうしても年齢を重ねていくと多く発生してきます。
しかも現代はスマホやPCといった電気機器を使用する機会が多く、それに伴い目にかかる負担も多くなっています。
あまりに酷使を続けると、若いにも関わらず「老眼」ではなく「緑内障・黄斑変性症などの目の病気にかかる」ということも考えられるかもしれません。
そうなると、目の病気による「ADL(=日常生活動作)」への支障も出てきます!
自動車の運転だけでなく、歩行や着替えなど日常動作が難しくなることも考えられます。
「年齢を重ねても目の状態を維持できるように・・・」
「目が見えないことによるQOL(=生活の質)の低下を防ぐように・・・」
という思いで書いていこうと思います。
今回はこの記事をご覧の皆さんと、以下の項目に沿って、
「目の健康に良い生活」について掘り下げていきたいと思います!
- 目のフレイルについて
- 目の疲労をケアする方法:一般論
- 目の病気(フレイル)を予防する方法:共通事項
- 白内障の予防
- 緑内障の予防
- 加齢黄斑変性の予防
- 目の健康に注目して生活をしよう!
前回私が書いた記事を参考にしながらご覧いただけると、わかりやすいと思います。
目のフレイルについて
まず、目の健康を促す方法の前に「目のフレイル」について触れていきます。
【目のフレイルとは・・・】
加齢によって「目の脆弱性が増加した状態」で、さまざまな要因が加わることによって視機能が低下した状態
【目のフレイルの原因】→詳細は以下の文献に記載
生活習慣病 、喫煙 、紫外線など
上記と共に「自分でチェックすべきこと」があります。
1.目が疲れやすくなった
2.夕方になると見にくくなることが増えた
3.新聞や本を長時間読むことが減った
4.食事の時にテーブルを汚すことが時々ある
5.メガネをかけてもよく見えないと感じることが増えた
6.まぶしく感じやすくなった
7.ハッキリ見えない時にまばたきをする事が増えた
8.まっすぐの線が波打って見えることがある
9.段差や階段が危ないと感じたことがある
10.信号や標識を見落としそうになったことがあある
◎《1》〜《10》のうち2つ以上の人は「目のフレイル」
→「目の健康を促す生活」をしていきましょう!
目の病気(フレイル)は、突然やってくるわけではありません。
徐々に状態が悪くなっていくのですが「自覚症状」が少なく、「本人が気付かない間に悪くなっている!」ということが多いため、「見過ごしてしまうくらい小さく悪化する」という認識をしなければなりません!
現在、視神経を改善する治療法はないので「予防」と「早期発見」は、ものすごく重要です!
場合によっては素早く「眼科受診をすること」が必要となってきます。
上記のような「目のフレイルが疑われる状態」を見過ごさず、「目のフレイル」に該当する場合は、40歳以下でも眼科を受診したほうがいいでしょう!
そうならないためにも「目の健康を意識した生活」を送ることがものすごく大事です!
どのようにすれば、目の健康を意識した「目の健康に良い生活」ができるのでしょうか?
次の項では、目の疲労をケアする方法(一般論)について書きます。
目の疲労をケアする方法:一般論
①意識的にまばたきの回数を多くする ②1時間に1分は目を閉じる習慣をつけ、長時間使用しない ③スマホやPCは、適切な姿勢で使用する ◎猫背などで目を画面の近くにしないこと! ◎顎を引いて使用するなど、目線の位置に注意する ◎目線の下にPCのディスプレイがくるように設定すること! ◎ディスプレイが目線の上にあるとドライアイの危険性が高い ④画面の明るさを適切に調節する ◎基準:コピー用紙や白い紙と同じ明るさ ⑤ブルーライトを避ける 《1》スマホ・PCを長時間見ないこと:危険!→目に負荷がかかると「眼圧」が高くなる 《2》近くで画面を見ることで「眼圧」が高くなる 《3》ブルーライト対策メガネの着用 《4》ディスプレイにブルーライト軽減シールの貼付 ⑥紫外線を避ける 《1》ツバの広い帽子を着用 《2》サングラス着用 《3》紫外線カットのメガネを着用 《4》男女関係なく日傘を使用 ⚠️特に、晴れた日の屋外は着用が必須! ⚠️曇りの日でも紫外線は多いので着用したほうがよい! ⑦ドライアイ対策をする ◎角膜障害や炎症を防ぐため、防腐剤なしの目薬を使用する ◎加湿器の使用・濡れたタオルを干すなどで工夫する
以下の文献は、目の健康と共に首の健康の促進のために書いた記事です。ご覧いただけると、有り難いです。
この記事をご覧の皆さん「目の健康を促す方法」について意識されていますか?
現在、目の病気(フレイル)の状態にある方達は「デジタル機器」にあまり触れていないことが多いです。
しかし、40歳から更に若い世代は「長時間のスマホ使用やPC作業」などで目を酷使している状態です。
上記のことからわかるように「長時間のスマホ使用やPC作業」は、目の健康に相当悪いです。
また、スマホやPCの画面を見るときの姿勢も良いとは言えない状態です。
これらのことを改善していくためには、「スマホの使用やPC作業は最小限度にする「猫背にならない」「顎を引く」「画面の高さと目の高さを同じにする」など日々の生活でできることもあります。
また、1時間に1分は目を閉じる習慣をつけて「意識的にまばたきをする回数を多くする」ことがものすごく大事です。
一方で、目の体操は、眼科で実施されているところは少ないようです。
ただ、目のケアをせずに放置すると「目のフレイル」になる確率は高くなります。
目のフレイルの状態として挙げる病気が「白内障・緑内障・加齢黄斑変性症」です。
これらをどのようにして予防していけば良いのでしょうか?
次の項では、目の病気(フレイル)の予防に関する共通事項について書きます。
目の病気(フレイル)を予防する方法:共通事項
①生活習慣病にを防ぐため、AGE(=老化を促進する物質)摂取は最小限にする ・炭酸飲料・スナック菓子 ・フライドポテト・ハンバーガー ・コロッケ・トンカツなどの揚げ物 ・さきイカなどお酒のつまみ ②緑黄色野菜を食べる ⚫️ルテインの多い食品 ・・・ほうれん草、ブロッコリー、小松菜、ケール、モロヘイヤ ⚫️アントシアニンの多い食品 ・・・ブルーベリー、黒豆、小豆、赤ワイン ⚫️ゼアキサンチンの多い食品 ・・・パプリカ、トウモロコシ ⚫️ビタミンCの多い食品 ・・・いちご、オレンジ、柿、アセロラ、ゆず、キウイ ⚫️ビタミンEの多い食品 ・・・アボガド、ブロッコリー、かぼちゃ、アーモンド ⚫️ビタミンAの多い食品 ・・・人参、かぼちゃ ⚫️ミネラルの多い食品 ・・・海藻類 ⚠️栄養補給の注意点 ◎ラクトフェリンは食事からは摂取困難なので「サプリメント」で摂取すること! ◎野菜などで摂取できない時は「サプリメント」で補給! ③視神経を強くする食べ物を積極的に摂取する ⚫️タウリンを含む:魚介類(1週間に1回は魚を食べましょう) ⚫️ビタミンB1を含む:豚肉 ④「ニコニコペース(=話ができる程度)」での運動がオススメ! ◎オススメの有酸素運動 《1》ウォーキング 《2》水中歩行 《3》軽いジョギング ◎《1》〜《3》の前にストレッチを行うと「目の健康を促進する」効果が大きい
以下の2つの記事は、AGEや若返りに関連することについて書いています。
ご覧いただけると有り難いです。
目のフレイルの状態の「白内障・緑内障・加齢黄斑変性症」ですが、いずれも生活習慣と深い関係があるようです。
動脈硬化などの「血管年齢の老化」によって、目に対しても「悪影響」があります。
特に、緑内障と加齢黄斑変性症は「高血圧・脂質異常症・糖尿病」といった「生活習慣病」を発症すると、かかる危険性が高くなります!
これら目のフレイルを防ぐためには、上記で書いたように「AGE(=終末糖化産物)を増やす生活をしない!」ことに尽きます!
「炭酸飲料」「スナック菓子」「揚げもの」は、欲しくなる時もありますが、AGEの値が高く「身体全体が老けてしまう」ので、避けることを心がけていきましょう!
AGEを増やさないためには、ほうれん草・ブロッコリー・ブルーベリーといった「緑黄色野菜」などの「目に良い食品の摂取」は、必要不可欠です。
目の健康のためには「若くあるための生活」が必要不可欠です!
これらに加えて、一般的な目の疲労のケアと同様「スマホやPCの長時間の使用」「紫外線やブルーライトを避けること」はものすごく重要です!
何とかして、これらの「目への負担が大きい行動」を「目のケアをする行動」や「目の健康を促進する行動」に切り替えていくことが必要不可欠です!
目のフレイルを治療することは難しいので、失明しないように「予防」していくことは、ものすごく重要です!
既に「若年性白内障」というものも出現していますので、若い頃から「生活習慣の意識づけ・不適切な行動の修正」を行いましょう!
白内障の予防
白内障については「手術をすれば治る」「日帰り手術ができる」ということで、ある程度治療ができる病気と言ってもいいと思います。
基本的に予防を意識しなくても、放置をしない限り「ADL(=日常生活動作)に支障が少ない状態」になるようです。
ただ、白内障になっているということは「目の健康状態は悪い」ので「目のケア」は必要となってきます。
ただし、目の病気はこれだけではありませんので、軽く考えないでいただきたいです。
ここからが予防がものすごく重要となってくる病気です。
目のフレイルの状態として第2に挙げる病気が「緑内障」です。どのようにして予防していけば良いのでしょうか?
次の項では、緑内障の予防について書きます。
緑内障の予防
【緑内障を予防する方法】
緑内障の原因として真っ先に挙げられるのは「動脈硬化」と「ストレス」ですので、これらの状態を予防することが重要です!
①脂肪の多い食物は避けて、動脈硬化を避ける
・肥満・高血圧などが「眼圧」の上昇を引き起こす
・動脈硬化によって、緑内障の「危険性」が高まる!
②ストレスを蓄積させない
・ストレスによって交感神経が著しく優位になる
・交感神経が優位になると「眼圧」が高くなる!
現在、視神経を改善する治療法はなく、緑内障という病気は「治らない」「失明する」病気ですので、「予防」と「早期発見」はものすごく重要です!
また、眼科への定期的な受診はカギを握ります。
40歳以上になった時は「緑内障になっていないか」のチェックは必要不可欠です!
前述した「目のフレイル」に該当する場合、40歳以下でも受診したほうがいいでしょう!
ただ、予防が必要な目の病気はこれだけではありません。
目のフレイルの状態として第3に挙げる病気が「加齢黄斑変性症」です。
どのようにして予防していけば良いのでしょうか?
次の項では、加齢黄斑変性症の予防について書きます。
加齢黄斑変性症の予防
【加齢黄斑変性症を予防する方法】
加齢黄斑変性症の原因として真っ先に挙げられるのは「喫煙」と「飲酒」ですのでこれらのものを摂取しないことがものすごく重要です!
①禁煙する
・血管の状態悪化は加齢黄斑変性症の引き金なので、予防には禁煙が必須
・海外では目の健康のために禁煙を推奨している
・タバコを吸うことが加齢黄斑変性症の最大の原因
→タバコを吸わない人の3倍の確率でかかる
②飲酒を避ける
・お酒は「視神経」や「血管」にものすごい悪影響!
・できれば禁酒するくらいで良い!
以下の記事は、若返りについて書いている記事です。ご覧いただけると有り難いです。
加齢黄斑変性症の予防といえば、「禁煙」と「できれば禁酒」といったところでしょうか!
どちらも脳神経の1つである「視神経」にものすごく「悪影響」を及ぼしています。
緑内障と同様に、視神経を改善する治療法はないことに加えて、極めて重症な症状となり「ADL(=日常生活動作)」に支障を来たすので、「予防」と「早期発見」がものすごく重要です!
これらに加え、眼科への定期的な受診はカギを握ります。
加齢黄斑変性症は、初期であっても視野の異変などの症状があるので「視野の部分での違和感」を感じた場合はすぐに眼科を受診されたほうがいいです。
加齢黄斑変性症は、放置すると「進行して失明する」ので、眼科に行って「適切な診断」を受けていきましょう!
目の健康に注目して生活をしよう!
以上、目の健康に良い生活についてでした。
眼科を受診しても、先生から言われることが少ない「目の健康に良い生活」です。
現在、目の健康を促進する方法としては「自然観察」や「遠くのものを見ること」などで「目に良い生活」を実践していくしかなさそうです。
まだまだ、目の病気の「医療」に対しては「予防する」という意識が少ない感じがします。
「予防法」に加えて「眼のスペシャリスト(=目の訓練をする人)」も少ない感じがします。
何とかして、白内障・緑内障・加齢黄斑変性症が「予防」できて、「失明する人が少なくなる」時代がくることを願っています!
これに加えて、デザイン業界で「眼の健康に良いデザイン」ができることを願っています!
もしかすると「TANOSHIKA CREATIVEのデザイン」などで「眼の健康を促進するデザイン」が創作される日がくるかもしれません。
「歳をとっても、失明する人が多く発生しない社会」を目指していきましょう!
記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!
今回の記事は、以下の文献を参考にしました。
以下の2つの文献は、日本眼科医会からの目の健康についての文献です。わかりやすく書いてありますので、ご覧いただけると有り難いです。
以下の記事は、今後も発展し続けるTANOSHIKA CREATIVEのデザインについて書いた記事です。目の健康に良いデザインの出展に期待されてください!
今後について
興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、感じのいい人になろう!:さまざまな人から学ぶ腎臓の病気は簡単ではない!-急性腎盂腎炎と腎不全の原因・症状・治療について、腎臓を健康にして快適な生活を!があります。
皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!
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Noteも始めました。よかったら、ご覧いただけると有り難いです。
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