目の前で人が倒れたら ~専門知識がなくてもどなたでも救急行動できる方法~

救急行動

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身近な人や目の前で人が倒れたらどう行動する?

今回はどんな時に119番を呼んだら良いのか、また目の前で人が倒れたらどういう対応をするのがいいのかを実体験を踏まえて書こうと思います。専門的知識がない人でもどなたでも行動できるような内容なので気軽に呼んでいただけたら幸いです。

 

目の前で人が倒れたりしたら行動すべきこと

まず周囲が閑散としている場所や、倒れた人のそばに人がついていなかったら、そこですぐに行動しましょう。

突然のことなので、自分自身がパニックになったり冷静に行動できない人もいると思います。

その場合は一旦深呼吸などをしてせめて声かけからしてみましょう。

周囲が安全な場所であるか、倒れた人がどんな様子か、呼吸や意識のあるなし、会話ができるか、できなかったり難しい場合は手を握っての確認(例:持病はあるなしの確認で、あったら握る)など看護師や救助隊の人が来るまでに確認できることはたくさんあります。

周囲に人がいなかったり、この時点でそれでもどう助ければいいかわからない、行動できない場合などは#7119を迷わず呼びましょう。

救急安心センター事業(#7119)の利用方法です。#7119に電話をしてオペレーターや自動音声の応答につながったら、希望に応じて「救急電話相談」、もしくは「医療機関案内」を選択してください。「緊急電話相談」では医師・看護師・相談員が病気やケガの状況を把握して、緊急性についての判断を行います。緊急性が高い症状であれば迅速な救急出動要請を、緊急性が高くない症状であれば「医療機関案内」にて受診可能な医療機関をご案内する仕組みです。※現在治療中の病気の治療方針、医薬品の使用方法、介護、健康、育児、精神科等に関する相談は受けられません。※相談は無料ですが、通話料は利用者の負担になります。

引用:緊急安心センター事業

ここからは周りに人がいない、助けられるのは専門知識のない自分1人だけ、という最低の状況を想定した上で話を進めていきます。もし看護師の方や救助隊の方がすぐに来られた際は自分で確認した情報や状態を共有して行動しましょう。

意識があるか観察してもわからない場合

観察や呼びかけを行ったりしても意識がわからない場合はこのように意識の状態を確認します。

引用:意識レベルの確認 

意識がない場合

意識がない場合に関しては、呼吸があるなしにかかわらずその時点ですぐに119番を呼びましょう。

その場合このような流れで応急処置を行います。

引用:東京ベイ・浦安市川センター

意識がある場合

意識がある場合、先ほど書いた何らかの方法で持病や意識レベルの状態を確認します。

私の場合、倒れられた方が過呼吸でパニックを起こした方でした。その時は背中をさすってやったり、よだれを拭いたり、倒れられた方が少しでも安心するような声かけを頻繁に行ったりしていました。

過呼吸の場合、紙袋で口を塞ぐ「ペーパーバック法」が有名ですが、現在では禁止されている為使いませんでした。お水を口に含ませ、落ち着かせる簡単な方法もありますが、今回は飲み物を飲める様子でもなかったのでそちらの方法も使用しませんでした。

参考:過換気症候群の正しい対処法とは?

もし痙攣が起こった方でしたら嘔吐や失禁の可能性を考えてあるもので対処します。

よく観察し、持っている知識の中で「この人この症状かな」と考察してその人その人なりに適切な対処を臨機応変に対応することが大事です。

わからなければ先ほどの#7119に応援を頼んだり、ネットで適切な対処法を調べてみても構いません。

参考:日本赤十字社

意識があり、倒れた方が救急車を拒否してもその症状が5~10分ほど続いており、回復の兆しがみられないのなら119番を呼んでも構いません。意識がある人の場合、救急車を呼ぶ前に一声「救急車呼びますね」と一声かけると倒れられた方も安心します。

救助隊に引き渡す時も状況や様子を簡単に説明を行ったり、その人の背負っていたリュックを持っていたり救助隊が来ても自分にできることはあります。

最後に

今回の記事を少し頭に入れておくだけでもだいぶ違うと思います。

「自分が助けられるかわからない」そう思う人も少なくないと思います。

ですが、その時目の前で助けれるのは自分しかいません、自分に自信を持って行動してみましょう!そしたらきっとすぐにでも行動できるはずです。

最後に、M.Jさんが書いたこちらの記事が今回の事態で自信を持つ方法など詳しく書いてあり、大変参考なりましたのでよかったらぜひこちらもご覧ください!

参考:Noto 突然人が倒れている状況…適切な対応の方法 M.J

観察力と少しの勇気の重要性

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