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皆さんこんにちは。Pinkです。今回は「子宮頸がんワクチン接種」について書きたいと思います。
それは、母親の「友人のお孫さんが子宮頸がんワクチン接種を受けるみたいなんだけど、どう思う?」と言った話がきっかけとなりました。
話を聞いた時私は、確かお孫さんは中高生のはず、早過ぎるのではと驚きました。と同時に、まず最初に浮かんだのは過去にあった副作用の問題でした。
しかし、まだ中高生の若い女の子が、婦人科の検査、内診を受けることがどれだけハードルが高い事なのかということを、自分の経験上知っている私は、ワクチン接種で予防出来るならいいのかもしれないと思いました。
そこで、「子宮頸がんワクチン接種」についての記事を読んでみる事にしました。
子宮頸がんワクチン
今回、これまでよりも高い感染予防効果があるとされる「9価HPVワクチン」の無料接種が始まりました。
過去に副作用(しびれ、歩行困難、倦怠感、学習意欲低下)などの問題が大きく取り沙汰されたこともあり、不安も多いワクチンですが、「がん」の中には「感染症」を原因になることもあり、あらかじめワクチンを接種することで、「がん」を予防することも出来る事も分かっています。
また、「子宮頸がんワクチン」は、他に肛門がん、中咽頭がんの予防にも使用されていて、がんを「早期発見」するのではなく、「予防する」手段との事です。
2023年4月時点での「子宮頸がんワクチン接種」についてまとめてみました。
① 定期接種対象者 小学校6年生〜高校1年生の女子
② 定期接種対象ワクチン 1️⃣ 2価(サーバリックス(R))
2️⃣ 4価(ガーダシル(R))
3️⃣ 9価(シルガード(R) 9)
③ 効果 1️⃣・2️⃣の感染予防率、60〜70%
3️⃣の感染予防率、90%
予防接種しない事についてのデメリット
最大のデメリットとしては、子宮頸がんを発症する事で、場合によっては子供を産めなくなってしまうということです。
子宮頸がんの治療において、「がん」にかかるということだけではなく、子宮を失うことなど心身への負担、さらには人生への影響が大きいことではないでしょうか。
子宮頸がん自体は、早期発見により予後(病気の見通し)の悪いがんではないものの、妊孕性(にんようせい)を失う手術や放射線治療を要する20代・30代の女性が年間約1000人、前がん病変に対する円錐切除術の件数は、年間1.3万人を超えているとの事です。
*妊孕性…子供を産める機能
また、円錐切除術は流早産のリスクが高まるとも言われています。
参考サイト:子宮頸がんワクチンわが娘には? 副反応は? 医師に聞いた
最後に
「子宮頸がんワクチン接種」について書いてきましたが、接種しないデメリットや、子宮頸がんに対する有効な予防策になることを考えると、私は接種した方がいいのかなと思います。
しかし、同時に副作用への不安がないわけではありません。私には子供がいないので、親としての気持ちは想像することしか出来ませんが、子供のことなので、心配は大きいと思います。
また、ネットで検索すれば知りたい情報はすぐに分かると思いますが、情報過多の時代では、逆にどれが正しいのか分からなくなるのではないかと思います。
そこで、まず実際に婦人科へ行って先生の話を聞いてみるなどして、知識を持ち、これを機に親子で話す機会を設けてみてはどうでしょうか。
その上で、「子宮頸がんワクチン接種」を受けるかどうか考えてみてもいいと思います。
関連記事に、他のメンバーさんが書いている記事を挙げているので、あわせて読んで頂くとより分かりやすいかと思います。よろしくお願い致します。
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