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生理がこない…
私は、重度の生理不順でした。
生理が1年以上こなかったり、1ヶ月間も出血が止まらなかったり…生理痛もひどく寝こんでしまうこともありました。
生理不順は10代の頃からで、20代の頃に、何度か産婦人科に通って治療しようとしたのですが、産婦人科の先生と相性があわず、「生理不順は、うつ病で飲んでいるジェイゾロフト(当時)のせいだから、飲んでる間は治療できない。」と言われてしまい、精神的にも不安定だったので、ジェイゾロフトを飲まないわけにもいかず、どうしようもできなくなり、治療をあきらめてしまいました。
精神科の主治医に相談したところ、「飲まない訳にもいかないし、副作用の関係はほとんどないはずなのだけど…」と言われました。(通わなくなったのは、他にも内診の時の対応などで、不信感があったので、お薬の話だけではありません。)
まだ20代だし、同じように生理不順だった母や、妹も問題なく妊娠して、子供を出産しているから、大丈夫だろうと結論づけて、考えてしまったのです。
30代になっても生理不順のまま
しかし30代になっても相変わらず、生理不順のままでした。
さすがに、このまま不順のままで、放置していてはダメだろうと、考えるようになった矢先に、私は仕事を辞めて引きこもってしまいました。
その時、せっかく時間があるのだから、体の悪いところを治すなら今だ!と思い立ち、産婦人科ではなく、婦人科を探し(産婦人科は妊婦さんが、優先されていそうと、私が勝手に感じていたのです。)勇気をだして行ってみました。
久留米市内にある婦人科を見つけ、行ってみると担当の先生は優しく対応してくださいました。
内診もとても丁寧で、今の私の子宮がどのような状態なのかを、詳しく説明してもらいました。
気になっていたジェイゾロフトの件も、聞いたところ「それは大丈夫でしょう。ジェイゾロフトは気にしなくてもいいよ。おそらくご家族も不順なら、遺伝的な要因かもしれないね。」と言って下さり、
「低容量ピル試してみる??」
と一言。
その言葉を聞いた時、「ピルって、海外とかでよく使われる避妊薬だったような?」ぐらいの知識しかなく、まずは処方してもらい、詳しく調べてみることにしました。
避妊だけじゃないピルの効果とは
私も最初は、ピル=避妊という図式が浮かびました。
実際、ピルは経口避妊薬として、安全で確実な避妊効果があります。
しかし、効果は避妊だけではありません。
- 月経困難症、月経痛の軽減
- 子宮内膜症の治療
- 良性乳房疾患、子宮内膜症、子宮体ガン、卵巣ガンの発症の低下
- にきび、多毛の改善
- 生理がコントロールできる
などの効果があります。
メリットは様々ですが、私が一番助かったのが、生理痛が軽減されたことと、生理がコントロールできるようになったことです。生理の開始日が、自分で決められるので、予定がたてやすくなり、体調が悪くなる日を前もって知ることができるようになりました。
ただし、服用を始めて以下のような副作用もでる場合があります。
- 吐き気、頭痛
- 乳房の張り
- 不正出血など
このようなマイナートラブルが起こることがありますが、1〜2ヶ月ほどで症状はおさまります。
私もピルを飲み始めて、少しの不正出血がありましたが、すぐに治り今では毎月生理がくるようになりました。
※重篤な副作用として血栓症の発病リスクがありますが、発症率は決して高くなく、定期的な血液検査など医師の指導を受けましょう。
ピルというとどうしても、避妊薬と思われがちですが、私のように生理不順などで悩まれているのなら、医師に相談してみるといいかもしれません。
低容量ピルが多くの女性に知ってもらいたいと思います。
【続編ができました。こちらもぜひご覧ください。】
【アフターピルについての記事です】
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