『Shrink―精神科医ヨワイ―』。生きづらさを抱えている人へ、精神病院での日常を描く。

Shrink―精神科医ヨワイ―

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

皆さんにとって病院はどんな場所ですか?良い場所ですか?それとも嫌な場所ですか?

私は既往歴が多いことで、治療しなければ生きていけず、病院に行くことで、今こうして生きているのだと思います。

調べていくと、多くの人にとって、病院は行きたくない場所として挙げられ、理由は多くの人にとって病院が「怖い場所」でもある。それは医師に「身体の異変」を告げられたくないから。またその「人生の課題」から逃げたいというからだそうです。

特に精神科心療内科となると、構えてしまう人も多いと思います。この記事では生きづらさを抱えている人に送る、精神病院での日常を描いたドラマとなります。

俳優の中村倫也さんが主演、共演に土屋太鳳さんを迎え、集英社のグランドジャンプで連載中の、原作・七海仁氏、作画・月子氏による『Shrink~精神科医ヨワイ~』をNHK土曜ドラマ枠で全3回で、実写化されることが決定しました。2024年8月31日より、毎週土曜22:00~22:49 NHK総合にて、毎週土曜9:25~10:14 NHK BSP4Kにて放送されます。

“すべての人が壁を感じることなく、精神科にかかれる日が来ますように…”。

職場での生きづらさに抱え、限界を感じている社会人たち、夏休みが終わって、不安な気持ちを抱えて新学期を迎えている若い人たち、そして、精神疾患を治療中の患者や介護・看護に奔走している親世代など、幅広い世代の人たちの心に送る「観るカウンセリング」ドラマとなっています。

今回はこのドラマについてと、精神疾患を持つ親がいる子ども達の現状について書かれた記事を紹介します。

あらすじ

弱井幸之助は、新宿の下町の路地裏で小さな精神科医院「新宿ひだまりクリニック」を経営している。弱井は、患者たちの声を丁寧に聞き、症状に根気よく向き合うことで、他の医者が見抜けなかった病名を探り当て、どの患者にも希望を与えてくれる。

患者は弱井に出会うことで、“自分なりの生きやすい生き方”に巡り会うのだ。初めて精神科で働くことになった看護師・雨宮有里は、患者と真剣に向き合う弱井の姿を見つめ続けることで、精神科診療の奥深さに魅入られていく。しかし、弱井は、雨宮が知らない悲壮な過去を抱えていたーー。

引用:中村倫也&土屋太鳳、精神医療の世界に向き合う 土ドラ「Shrink―精神科医ヨワイ―」制作へ cinemacafe.net(2024年)

ここからは精神疾患を持つご両親のいるお子さんに関するデータを紹介します。

精神疾患のある親を持つ子どもの生きづらさ

忘れ物が多い、遅刻や欠席が多い、勉強に集中できない…。そんな児童・生徒が教室にいた時、先生たちには「もしかしたら、ご両親に精神疾患があるのかもしれない」と想像して頂きたいです。そんな想いを込め、当事者や専門家などが先生たち向けの啓発動画を作成し、無料配信をスタートしました。

親御さんが精神疾患抱えていた場合、育児や家事が疎かになったり、情緒的なケアを担わされたりして、子どもの生活に影響が生じる場合があります。親御さんの症状に振り回され、心身共に疲弊してしまう子どももいます。

啓発動画に登場する32歳の女性Aさんは小学生の時に、母親が統合失調症を発症しました。母親の症状に翻弄され、「世間の偏見を感じながら、誰も助けてくれないものだと思ってきました」と振り返ります。

女性Aさんの世界を変えてくれたのは学校でした。長い間女性Aさんを気にかけてくれた中学校の担任は初めての「信頼できる大人の存在」となりました。女性Aさんは今、その体験を活かし、精神科の看護師として仕事をしています。

父親が双極性障害だったという女性Bさんは「夜中まで父親から話を聞かされ、授業中に寝てしまい先生に怒られました。頭やお腹が痛くなり、急に涙が溢れてきたこともありました。部活の時間だけが楽しく、学校だけが私のやりたいことができる場所でした」などの当時の記憶を寄せました。

30分の動画【私たち、ここにいます(愛称、私ここプログラム)】は「先生にその子ども達を見つけて欲しい」という願いを込めて、公衆衛生看護が専門の大阪大学の蔭山正子教授などの専門家が開発しました。子どもの生活や感情への影響や、親御さんの精神疾患に関連する基本的な知識などを総括し、見つけた時の子ども達との関わり方や学校での支援の在り方を提示しています。

参考:精神疾患の親を持つ子ども、見つけてあげて 遅刻や欠席、忘れ物多いなど特徴 教員向けに啓発動画を配信 神戸新聞NEXT(2023年)

蔭山教授などによりますと、精神疾患(統合失調症、依存症、うつ病など)は生涯で5人に1人は発症するといい、「精神疾患のある親と暮らす子」は少なくとも7人に1人と推定されています。

ですが、その子ども達の存在は見えにくいといいます。大人になった当事者への実態調査では、小学生の時に「誰にも相談しなかった」のは91.7%、中学生でも78.6%に上りました。

理由として、▽子ども達自身が困っている自覚がなく、上手に言葉にできない▽周囲の人からの病気への差別や偏見から親を守りたい-などが考えられるといいます。当事者の多くが「誰にも気付かれない様に振る舞っていた」「親に病気があることを知られてはいけないことと考えていた」と振り返ります。

蔭山教授は「今までの研究から、子ども自身がSOSを発信するには限界があると考えました。学校の先生にはすぐに家庭への介入などを求めることをせずに、気にかけ、認めて、話を聞き、まず寄り添って頂きたいです」と説明します。その上で「ご両親や家が大変だと、子ども達は自分の意思や楽しみを尊重できません。先生に認めて貰う体験を得ることで人生が変化します」と発信しています。

公式ホームページ《私ここライブラリー》で無料配信し、学校や関係機関での研修などで活用することなどを呼びかけています。

このドラマを通じて、

精神科や心療内科が行きづらい専門科ではなくなることを期待します。原作のある医療ドラマ・映画の多くが、実際に原作者の方が医者をしながら執筆活動をしていたり、専門家として監修に関わっていることがほとんどです。

医療ドラマ・映画は色んな専門科のドラマや映画が多く作られていますが、私が知っている範囲で、精神科の舞台のドラマ・映画はテーマも重苦しく、閉鎖病棟が出て来ます。精神科病棟では、外から鍵を掛けられて自分の意思で出入りできない「隔離」をして、手足を拘束して、入院している人の世話をする閉鎖的な治療法が今も主流で、そういう医療をするのは、先進国でも日本くらいで、数的にも諸外国の数百倍以上に上り、虐待の疑いで、根深い社会問題となっています。

私も20代の頃、何度も主治医に「精神科に入院しても良いよ」と言われる位、メンタルが悪かったのですが、携帯の持ち込みは不可、外部との連絡は主治医が許可した場合のみ、外出もできない。何より身体拘束をされるということを知っていたので、「必要ありません」と、断り続けていました。

もしあの時少しでも、「入院します」と言っていたら、今の拓けた人生が、待っていたでしょうか?恐らくないでしょう。ずっと鳥籠の中の鳥の様に、性格も相まって、働くということをしないまま、人生を終えた可能性だってあります。

このドラマはあらすじを読んでいて、良質で凄く細部にまで作り込まれた傑作になる予感がしています。精神科に対するマイナスなイメージが和らぐ感じも受けます。このドラマを通して、精神科が悪いイメージばかりではないんだよと、投げかけて欲しいなと思っています。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。