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こんにちは、中村鮮魚店です。
ただいま絶賛、子育て中の私ですが、過去三本の指に入るくらい辛かったできごとのお話です。
出産後半年たったころ、私は原因不明の高熱に苦しめられました。
当時は情報が出てこなかったこの病気ですが、改めて症状を調べると「心因性発熱」という病名にたどり着きました。
心因性発熱については、こちらの記事が分かりやすくまとめられています↓
(医師を近くに。Your Doctor)【医師監修】心因性発熱の診断の流れは?主な特徴と受診の目安、治療法2026.03.04
ですが、私が追い詰められたのは高熱だけでなく、休みたくても休めない——
そんな子育ての現実でした。
眠らない子
生まれてきた我が子はとにかく激しく泣く子で、泣き方も「うわーん!」などではなく、パニックに近い激しいものでした。
病院での発達検査の際にもこの泣き方を伝えましたが、「このくらいの月齢ならよくあること」といった反応でした。
生まれて半年が経ち、同じ時期に出産した周りのお母さんたちが「ようやくまともに眠れるようになった」と口にするなか、我が子は大絶叫で大泣きしながらの寝かしつけで、落ち着くまで3時間近くかかっていました。
ようやく眠ってくれても、深夜3回~4回ランダムな時間に突然起きて「キャアアアアアアアア!!」と大きな叫び声を上げていました。
そんな毎日なので睡眠不足は当たり前で、心も体も休まる日は一日もありませんでした。
そんなある日「なんだか怠いな」と熱を計ると、体温計には38度の文字。
ですが、育児に休みはありません。
フラフラになりながら、終日大泣きする子供の世話をするしかありませんでした。
翌日、平熱に戻ったので、子供を保育園に預けて仕事にいきました。
ところが夕方になり、また熱が出てきました。前回と同じ38度台。
「また、熱がぶり返したのか」そう思いました。
ですが、これが終わりの見えないトンネルの入口になるとは思ってもいませんでした。
職場へ逃げるしかなかった
『明日こそ治ってくれ』とすがる思いでしたが、その日を境に高熱は毎日続きました。
本来、親が体調不良であれば、子供を保育園へ預けるという選択肢もあります。
ですが、うちの子は哺乳瓶でミルクをまったく飲まず、水分補給が難しかったため、安全面から「仕事以外は、なるべく自宅保育をお願いします」と園から言われていました。
なので、仮に仕事を休んだとしても、大泣きする子供と終日二人きりでは、まともに休むことすらできません。
そんな状況だったので、ぼんやりとした頭で仕事へ通い続けるしかありませんでした。
その後も何度か「夕方から高熱が出るので、子供を預かってほしい」と保育園へお願いをしましたが、答えは同じでした。
ここでしっかり言っておきたいのは、「園の対応は仕方がなかった」ということです。
日中は平熱ですし、保育士さんはお医者さんじゃないので、休息が必要なんて判断できません。
それでも、高熱も子供の激しい泣き方も変わりませんでした。
熱は決まって夕方4時になると39度近くまで上がり、深夜になると平熱へ戻る。
そんな日々が続きました。
家事も最低限で、子供の保育園に必要なタオル、明日着る物を数枚、洗濯機に入れボタンを押し、その場でバタンと脱衣所に寝転ぶ。
ハンガーへかける気力もないので、洗濯ばさみでぶら下げるだけ。
この間も、絶え間なく子供は大泣きし、横になる私の洋服を思いっきり引っ張り、体によじ登ってきました。
トイレやお風呂も子供をどうにか振り払い、逃げるように鍵をしめてバタバタと済ませる。
そんな環境の私にとって、職場だけが唯一の避難場所でした。
終わりの見えない地獄
願いもむなしく、高熱の日々は続き、精神的にも肉体的にも限界が近づいていました。
このとき運が悪いことに、頼みの綱の夫も会社での拘束時間が15時間に増えており、職場の環境的にも有給休暇は取れない状況でした。
それでも、深夜にクタクタで帰ってきた夫へ感情をぶつけられずにはいられず
「有休取ってよ!限界だよ!もう無理だよ!!」
と泣きながら怒鳴り散らしていました。
実家の母に頭を下げ、どうにか作った時間で病院をいくつも回りましたが、先生からの返答は「わかりません」だけでした。
ですが、先生たちが「休んでください。それしかないです。」そんな言葉を飲み込んでいるようにも感じていました。
休めない人間に休めということがどれほど残酷な言葉なことか、先生たちもわかっていたからこそ、「わかりません」しか言えなかったのだと思います。
病院から帰り、母から「どうだった?」と聞かれ
「わからないんだって…もう、先生の『わかりません』にお金と時間を使いたくない…」と諦めがぽつり。
「ふぅーん…」と、母は苛立ち交じりに返事をした後
「はい!じゃあ帰るからね!この子を見るのは、一時間が限界よ。だって、すごく泣くのよ。やっぱり、お母さんが一番なのよ。ね?」そう言って帰っていきました。
『違う。この子は、誰だって泣くんだ。私だって…』そんな言葉をぐっと飲み込むしかありませんでした。
子育ての相談窓口も「困っていたら、何でも話してください」そんな言葉ばかり。
話を聞いてほしいんじゃない。
だれか助けてほしい。
この地獄から逃れたい。
その一心でした。
そして、とうとう体力と精神の限界を迎えてしまったのです。
この先のお話は、明日公開予定の後編へ‥
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