「明日が見えるまで」うつ病viviからのメッセージ

うつ病

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「明日が見えるまで」うつ病viviからのメッセージ

はじめに

最近、よく笑うようになりました。

視界も明るくなってきたように思います。

充実した毎日。今度こそ寛解したのでしょうか?

いいえ、寛解はしていないと思います。

まだ、時に泣いたり落ち込んだりして、気分が堕ちてしまうこともあります。

そんな時は、大抵、頭の中が真っ白になり何も手がつかなくなります。

今更、始まったわけではないけれど、余りに多い過去の辛い記憶。

前に進まなければならないのに、どうしても後ろを振り返ってばかり。

同じように明日への第一歩を踏み出せないで、前に進めない方はいませんか?

過去に囚われ、生き続けることが難しいと思っている方はいませんか?

viviの心の中には、過去に囚われて前に進まなければいけないのに進めないという葛藤があります。

明日とは

viviのいう明日とは将来のことです。

ここにきて3年。

今のお仕事が好きです。

書くことで、これまで走ってきた道を振り返ることができます。

振り返ることで、自分を見つめ直すことができ、ごちゃごちゃとしていたものを整理することが出来ます。

いわば、自分で自分のカウンセリングをしているような感じです。

この30年で一番自分らしい。

ここにたどり着く前は、ホテルのフロント業務が天職だと思っていました。

だけど、今はここから離れたくありません。

なぜなら、笑っていられるからです。

こんなに笑っていられる環境は初めてです。

どこにいても殺伐としていました。

風当たりの冷たい職場。

それは風通しが悪く、休み時間であっても気を抜くことができませんでした。

背中を見せるわけにはいかなかった・・。

つまり、弱みを見せるわけにはいかないということ。

組織の中にいることは、viviにとっては生き地獄。

蛇に睨まれた蛙のようなもの。

辛くて怖かった記憶が呼び戻されます。

本当に毎日が怖かった。

うちにいても気を抜くことができず、寝る時間も惜しくて・・。

社会に負けないようにするには日々勉強。

そんな毎日はviviの精神状態をどんどんどんどん追い詰めていきました。

怖い

もう、そんな社会には戻りたくないのです。

キャリアウーマンといえば、カッコいいかもしれません。

でも、それは違います。

キャリアウーマンとは、常に何かと闘っています。

常に冷静を保ち、気を抜くことがことが出きません。

一度でも気を抜けば、その「すき」を狙って集中攻撃を受けてしまいます。

毎日が闘争。毎日が蹴落としあいの競争なのです。

それは弱肉強食の世界。負けたら終わり。

キャリアウーマンと呼ばれる人たちは、キラキラ輝いてるようにみえても実は人並ならぬ努力をしています。

その努力を、惜しまずに重ねているからこそキラキラと輝いて見えるのです。

viviはキャリアウーマンではなかったけれど、毎日が競争でした。

競争が苦手なviviにとって、競争を強いられる社会には出来ることなら戻りたくはありません。

なぜなら、今は「守り」に入っていて「闘う」勇気はないからです。

足がすくんでしまう

たまたま、運がなかったのだと思います。

viviが歩いてきた道は、酷く厳しい環境ばかりでした。

その環境に負けないために選んだ道は険しい「いばらの道」

「とげ」に刺さりたくない。

そんな感情がviviをそうさせたのでしょう。

こうしてviviは怖くなっては逃げ出し、転職を繰り返していました。

そして最後は、立ち向かう為の心のネジが止まってしまったのです。

いまだに怖くて怖くて足がすくみます。

冷ややかな視線、viviに対する冷ややかな対応。たくさんの罠。

こうしたことから、もう二度と戻りたくないと思ってしまうのです。

何がしたいのかわからない

そんな経験のあるviviは、酷く疲れ果て傷だらけ。

前に進まなければと思ってみても、

いざとなると足がすくみ頭が真っ白に。

そして、古傷が痛み涙がこぼれてきます。

これが堂々巡りというものなのでしょうか・・。

これからどうすればいいのか?

何をしたらいいのか?

何になればいいのか?

首をかしげるばかり。

今はまだ明日のことを考えることはできません。

明日が見えるまで

当分の間はここにいて傷が癒えるのを待ちたいと思います。

涙がこぼれなくなるまで。

涙があふれてこなくなるまで。

自分を信じることができるまで。

そして明日が見えるまで、ここにいます。

ここで笑って過ごしたい。

出来ることなら、ここでずっと笑っていたい。

もう「いばらの道」は歩きたくありません。

ここは翼を休める場所。

心と体を充電する場所だと思って日々を過ごしています。

おわりに

よく笑って視界が明るくなってきたとは言え、ご覧の通りまだ過去を引きずっています。

ふと思い出す辛い過去。そんな時は頭をふって振り払います。

些細な出来事でも、それが過去の記憶に結びつき敏感に反応してしまいます。

こんなだから明日がなかなか見えません。

後ろに見えるのは、過去の辛い記憶。

思い出すたびに立ち止まってしまいます。

笑い飛ばせるようになりたい。

こんな思いが最近芽生えてきました。

だから、明るくなってきたのかもしれません。

だけど、まだまだ完全には、ほど遠く振り返っては涙を流すばかり。

でも、以前はできなかったことが今はできます。

それは「笑える」ようになったこと。

明日はなかなか見えないけれど、とりあえず「楽観的」にはなれるようになりました。

あとは、ゆっくりゆっくり歩いて行くこと。

何をしたいのか?

これからどうしたいのか?

どうなればいいのか?

明日に見えるものとはどんなものなのか?

考えると怖くなります。

ここが温かく居心地がいいだけに、その恐怖感を払拭することはできません。

こんな感じですが、心に思っていることがあります。

 

「過去に囚われ身動きが出来なくても、1%の可能性を夢見て、明日に向かって再び歩いて行く」

 

今できることは少ないけれど、ゆっくりゆっくり前を向いて歩いて行く。

焦らない。走らない。どんなに苦しくても生き続ける。

生き続けることは難しい。

だけど、生き続けなければならない。

なぜなら、乗り越えた先には明るい明日が見えるはずだから。

明日が見える、その日まで。

 

とりあえず、笑っていよう。

今はまだ、笑えない方もいるかもしれない。

だけど、いつかは笑える日がくるから。

その日が来るまで、生き続けていこうね。

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2 件のコメント

  • ブログを読んでいて「あぁそうなんだよね」とみにつまる思いでした。笑えるようになったらどんなにいいか?と考えさせられる課題だと教えられました。そのためには自分の心を癒しながら楽しむ何かを見つけなくてはならないことを教えられたブログです。ありがとう頑張ります

  • おはようございます。ダックスフンドさん。
    いつも読んで頂いてありがとうございます。

    笑えるようになるといいですね。
    時間はかかると思います。
    実際私も10年以上かかりました。
    いつか笑えるようになる日まで、ゆっくり歩いていきましょうね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    うつ病と闘うアラフィフ。おまけに、腰部脊柱管狭窄症!踏んだり蹴ったり。のんびり穏やかに毎日を送っていきたいと思ってます。