医療用ウィッグ。がん患者さんに、低価格、高クオリティーなウィッグを提供するNPOの存在。 

ウイッグリング・ジャパン 医療用ウイッグ

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

一般的な相場で20〜60万円はかかると言われている、とても高額な医療用ウイッグ。がんの治療もしながら、高額なウイッグを購入するのは金銭的な負担も多いと思います。

そんな医療等ウイッグを低価格、高クオリティーで提供しているNPO法人が福岡市にある事が分かりました。

今回はそのNPO法人『ウイッグリング・ジャパン』の活動と、医療用ウイッグに関連するこの中では子ども達の【ヘアドネーション】についても少し触れたいと思います。

『ウイッグリング・ジャパン』とは?

ウィッグリング・ジャパンは、がんと闘う女性を応援する新しい情報コミュニティです。がん治療を乗り越えたサバイバーの皆さんから、闘病する女性へウィッグを提供することで、がんと闘う勇気を繋ぎ、笑顔を届けます。そして女性としての自信や喜びを取りもどしていただきたいと願っています。

画像・引用:ウィッグリング・ジャパン

医療用ウイッグの需要

医療用ウィッグは通常でも20〜30万、オーダーメイドのものだと50〜60万します。

福岡県にあるNPO法人『ウィッグリング・ジャパン』は、がんの闘病を終えた人から無償で譲り受け、低価格で13年前からがん患者さんに提供。全国から毎日の様に、ウィッグが届きます。

代表理事「女性にとって、がん治療に立ち向かうだけで不安で一杯なのに、髪の毛、眉毛、まつげ、体毛が副作用で全て無くなってしまう。経済的な支援をしながら、精神的にも応援する事が出来ないかと思って、このNPOを始めました」。

届いたウィッグはウィッグ専用の機器で消毒し、丁寧に保管。利用者はウィッグを年間約1万円の割安価格でレンタル出来ます。

代表理事「自分で買うとなると、(レンタルは)1000円かからないので、旦那さんだったり、お子さんだったりが応援出来るんじゃないかと」。

利用していた元がん患者さんからの声「ウィッグの着用で、がんの治療しているなんて思われなかった。金銭的に面でも勿論助かりました。こちらでお世話になって、100点満点でした」。

更に医療用ウィッグの利用を拡大しようと、NPO法人『ウィッグリング・ジャパン』は、2022年4月から、3000点以上のウィッグを紹介する専用販売サイトを立ち上げました。髪型や髪の毛の色で簡単に検索が出来ます。

代表理事「魅力的なウィッグを手に取れる環境を整えたい。是非1つの選択肢として、ウィッグを観て頂いて、自分に合ったオシャレを楽しんで貰いたい。経済的に諦めている人に格安でウィッグを渡せるので、外見の変化で悩んている全ての人に届けたいと思っています」。

何故医療用ウィッグは高いのか?

患者さんの頭に負担が来ない様に、通気性が良く、軽いものが選ばれます。

そのために医療用ウィッグは高くなります。福岡市は2022年4月から医療用ウィッグの購入費用の半額を2万円を上限に助成を開始。

福岡県内では北九州市や八女市など9市町で同様の医療的ウィッグの助成制度があります。

専門家「容姿が想像と違ってしまった場合にストレスがかかる。ストレスを感じる事が、免疫力を落としたり、薬の効きが悪くなったり、治療が長引いたり、そういう事が分かって来ている。脱毛による心理的なケアが必要。ウィッグを付けて日常生活を過ごせるのは、非常に治療を進める上でも大事な事だと思う」。

アフターサービスも

こちらのNPO法人『ウィッグリング・ジャパン』では、ウィッグをカットしたい人がカットの技術を学べる講座も開催されています。がん患者さんを支援する美容院も募集しています。

小学4年生の男の子が【ヘアドネーション】

伸ばし続けた髪を寄付し、子ども用の医療用ウィッグに使用して頂く【ヘアドネーション】。2020年、今年小学4年となる男の子が小学校1年生の時から3年間伸ばした髪を切り、【ヘアドネーション】として寄付しました。その理由について男の子は「がんなど病気になっている子を笑顔にしたい」という強い想いからでした。 

腰まで伸びた、真っ直ぐな黒髪。小学1年生以来、3年ぶりの美容院です。最初のハサミを、男の子が自分で入れます。

男の子「髪が長い分手入れが大変で、シャンプーで髪を洗う時もドライヤーで髪を乾かす時もずっと苦労しました」

それでも男の子が伸ばし続けて来た髪を切る理由は、【ヘアドネーション】。伸ばし続けた髪を提供するチャリティ一環です。

今回男の子から寄付された髪は、脱毛症やがんの病気などで髪の毛に悩みが生じている子ども達の医療用ウイッグへと生まれ変わります。

参考:「5歳の男の子は初」3年で伸ばした40cmの髪を医療用かつらへ寄付 神戸新聞NEXT(2021年)

関連記事

誰かの役に立ってほしい 小学1年生が「ヘアドネーション」 医療用かつらに髪提供 神戸新聞NEXT(2021年)

【ヘアドネーション】に関しては、別のライターさんの書かれた記事のリンクを貼ります。

私の中で医療用ウイッグの選択肢が出来ないのが残念でした。

私は子どもの頃はずっとショートでした。高校生になってからストパーをかけ始め、その後伸ばしました。私自身もカラーを入れたり、ちょっと毛先を巻いて遊んでいるロングに憧れていた時期がありました。

ですが、甲状腺機能低下症を発症し、量の多かった髪も抜け、かなり少なくなり、髪質自体も細くなったと変わった様に感じます。

それから【ヘアドネーション】という言葉も私自身が知り、「どんなに頑張っても病気になったから、まず31cm以上は伸ばせないな」と思いました。

福岡市にこんな素敵なNPOがあるなんて知りませんでした。まだまだ医療用ウイッグは高いという認識が世間的にあると思います。このNPOの活動がもっと浸透します様に。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。