エスカレーターの誘惑に負けないで運動しよう!

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こんにちは、改めましてM. Jです。

この記事をご覧の皆さんは、エスカレーターを使われていることがあると思います。

「よし、今日は3階に買物に行くぞ!」「エスカレーターが近くにあるので乗ろう!」

こんなことを思っているかたはすでに「エスカレーターの誘惑」に負けています!

「いかん、いかん!」「エスカレーターはいかん!」

エスカレーターは「脚を動かさなくていいので便利」というメリットはあります。

しかし、若くて健康な人が使うと「運動をしないことによる身体機能低下」が起こります。

また、乗り方次第では「足元が不安定なため転倒が起こりやすい」「落とし物をすれば拾うことはかなり難しい」という、「デメリット」もあり、皆さんが思っている以上に危険もある乗り物です。

「誘惑に負けて乗る」と「とんでもないこと」になってしまいます!

このことに加えて、もう一つの懸念材料があります。

10年以上前のことですがエスカレーターが「逆走」して「負傷者が多く出た」とてもひどい事故の映像を見て、M.Jは「エスカレーターが恐怖の乗り物」であることを思い知らされました。

当時見た映像はかなりの「衝撃」で、10年以上経った今も映像が「イメージ」として何度も出てきて、いまだに「トラウマ」となり続けています。

もし、エスカレーターが誤作動を起こせば「構造上の問題」があるため「素早い対応は難しい」ことが多いです。「エレベーターよりもはるかに危険性が高い乗り物」と考えられるので、M.Jは「できるだけエスカレーターには乗らないようにして、階段を利用するように」しています。

この記事をご覧の皆さんも転倒を防ぎ「健康に生活すること」を目標をするのであれば、「安易にエスカレーターを利用しないほうが良い」と思います。

今回は、エスカレーターの「誘惑に負けない」で運動することの重要性をお知らせするために、以下の項目に沿って記事を書きます。

  • エスカレーターの誘惑?
  • エスカレーターの構造上の危険性!
  • エスカレーターよりも「エレベーター」を推奨します!
  • 実際のエスカレーター事故 
  • 健康のために階段を利用しよう!
  • 無謀な利用方法・エスカレーターの事故
  • 階段は楽しい!  ➡️  スッキリします!

エスカレーターの誘惑?

実際の建物において「エスカレーターの設置場所」は、どのようになっているのでしょうか?

【エスカレーターの設置場所】→詳細は文献に記載されています。

《1》交通機関・・・JR博多駅構内、西鉄福岡(天神)構内

  • 「エスカレーター」は駅構内の真ん中や主要ホーム付近の「目立つところ」に多く設置されている。
  •  一方で「エレベーター」は、駅の構内の端「目立たないところ」にある。

《2》商業施設・・・ゆめタウン佐賀、モラージュ佐賀

  • 「エスカレーター」は、店の真ん中など「目立つところ」に数多くある。

エスカレーターは、デパートなどの商業施設に加え「一般の道路から駅のホームに行く経路」や「地下街に行く途中の経路」で、ものすごく「目立つところ」に存在しています。

疲れがある時などは、健康であっても「エスカレーターの誘惑」に負けそうになります。

自分自身の健康のために「階段を利用しよう!」と思ったとしても、「階段」は駅構内や店の「端のほうに存在する」ので別の階に行く時はものすごく「使いづらい手段」といえます。

何も考えずに「駅を歩く」「デパートで買い物をする」とほとんどの場合「エスカレーターの誘惑」に負けて、「いつの間にかエスカレーターに乗っていた」ということになりがちです。

自分自身の健康のためにも「エスカレーターは使わない!」という意識が要不可欠です!

どうして、誘惑に負けて「エスカレーターに乗る」といけないのでしょうか?エスカレーターには「比較的多くの危険性があるから」です!

次の項ではエスカレーターの構造上の危険性について書きます。

エスカレーターの構造上の危険性!

【エスカレーター独自の構造上の問題】

基本的にモーターが「常に稼働」していて「止まることがない」!

  • 「乗り方・降り方のミス」などのアクシデントがあると対応が困難!
  • 落とし物をすれば「拾うこと」はかなり難しい。→挟み込みは避けられない!

非常停止ボタンは「上の端と下の端の外側」にしかない!

  • 基本的に「エスカレーターに乗っている時」は「非常停止ボタン」を押すことができない!

「人感センサー」のあるエスカレーターはものすごく「少ない」。

  • 何らかのアクシデントがあったとしても「乗っている人の安全を守ること」ができない!

視覚障がいのかたや高齢者で目に問題があるかたには「危険性」が高い!

  • エスカレーターは「常に稼働」しているので、「脚の動き」を「エスカレーターの動き」に合わせていかないと「転倒の危険性」が高くなる。

足元の「ステップの幅」が狭い。普通の「階段の幅」とほとんど同じ。

杖を使用している人は、常に「杖の位置」を確認しないといけないので乗りづらい。

  • エスカレーターという乗り物で特に「危険性」がハッキリしているのは上記①〜③です。

「何らかの異常があっても止まることが無い」

「乗っている状態で非常停止ボタンは押すことができない」

「モーターの動きに脚を合わせることができないと転倒しやすくなる」

ということは、しっかり認識しておく必要性があります!

「エスカレーターは普通に乗っても怖い」ということを思い知らされた出来事があります。

次の項では、2008年に実際に起きたエスカレーターの事故について書きます。

実際のエスカレーター事故

2008年8月3日午前10時過ぎ、東京ビッグサイトの西展示棟「アトリウム」の上りエスカレーターが異常音を発してギクシャクした動きを見せたかと思いきや、大勢の人を乗せて突如下降し始めた。

逆走によって、下層部にいた50人が転倒、うち10人が負傷して救急車に運ばれた。

エスカレーターは、逆走した後、負荷が軽くなったため停止した。

このエスカレーターは、普通に乗っていただけの人がほとんどであった。

事故当初は、来場者の乗り過ぎが原因との見方が強かったが、本当の原因は別のところにあった。

国土交通省の事故調査部会(以下、事故調査部会)による調査の結果、低い安全率やボルトの緩みなどのずさんな設計・保守が明らかとなった。

【エスカレーター逆走の原因】

  • 上昇中の踏み段が減速して安全装置が作動した。
  • モーターの停止と同時にブレーキが作動したものの制御できなかった。

【エスカレーター事故:本当の原因】

  • 固定ベッドと可動ベッドを「固定するためのボルト」の緩み
  • 可動ベッドの「回転を抑えるためガイドプレート」の溶接不良
  • 設計時の安全率に対する配慮不足

【国土交通省の調査の結果】

  • 駆動装置の「強度不足」がエスカレーター逆走の「本当の原因」と示された。

 

M.Jは今でもこの「事故の映像」を忘れることができず、時々Googleで検索することがあります。

途中までしか映っていないのですが、映像を見てしまうと「事故の衝撃」を思い出してしまいます。

見た途端「身体の震え」が止まらなくなります。「二度とあってはならない事故」だと思います!

本当にエスカレーターは「恐怖の乗り物」です!普通に乗っていても事故は起こるのです!

この事故では、負傷者も多く出ました。

エスカレーターは逆走すると「受け身が取れない」のです。特に、上りのエスカレーターでの事故は「後頭部を強打する」危険性が高く、生命の危険さえあります!

一時的な「脚を動かさなくてもいい」という安易な考えで乗ると「危険性」だけではなく、健康に大きな「悪影響を及ぼす」のです!

無謀な利用方法・エスカレーターの事故

これらのような危険な乗り物にも関わらず「無謀な利用の方法」が減っていかないことも事実です。

【無謀な利用方法】

  • エスカレーターを「歩く・走る」
  • エスカレーターに「泥酔した状態」で乗る
  • エスカレーターに「ベビーカー」「シルバーカー」「車いす」などを使って乗る

この記事をご覧の皆さんは、上記の3つの行動の「危険性」はしっかり認識されていると思います。

実際に、下記の資料の調査によれば、2018年~2019年の間に1550件事故が発生しています。

また、発生場所としては「交通機関」と「ショッピングセンター」が多いことが分かっています。

事故の種類として多いのは「転倒」と「挟まれ」です。

キャリーケースも落下などの事故が起きており、扱いに慎重さが求められます。

最近、起こっているエスカレーターの事故については以下の文献に詳しく記載しています。

参考:日本エレベーター協会:エスカレーターにおける利用者災害(PDF)

   東京消防庁:エスカレーターに係る事故防止対策検討委員会(PDF)

   東京消防庁:エスカレーターに係る事故防止対策について(PDF)

次の項では、健康のために階段を利用する効果について書きます。

健康のために階段を利用しよう!

健康のための階段・階段利用の促進についてですが、先進的な取り組みをしている海外ではどのようにしてメッセージを出されているのでしょうか?

①【健康メッセージ:ニューヨークで実際に張り出されたポスターの内容】

《1》エスカレーターよりも階段を使用すれば、身体活動量は7倍に上昇する。

《2》毎日、2分階段を使用すれば、体脂肪を燃焼し約0.5kgの体重増加を防止できる。

《3》1日3階分の階段使用を1週間続けると、脳卒中の死亡リスクを20%下げることができる。

《4》階段を使用すれば、心臓・血管が健康になる。

②【階段使用を促進するために海外で行なわれている取り組み】

《1》階段を「目立つように」する。

《2》階段を「利用しやすく」工夫する。

《3》階段を「楽しい雰囲気」にする。→アート作品を置く・音楽を流す など。

《4》日々の「運動に取り組めるように」工夫する。→週3回以上の運動を推奨する。

上記のように考えると、海外の健康志向の高さには驚かされます。「階段を目立つようにする」「階段を楽しい雰囲気にする」という項目は日本でもぐに「取り入れてほしい」と思います!

日本でも、「階段使用による健康への効果」は、筑波大学の久野譜也教授によって調査されています。

【階段使用による健康への効果】

《1》1日100段(6階分相当)の階段生活を2週間すると「5km〜6km歩行」に相当する。

《2》1日100段の階段生活を1年間すると「消費カロリーは73,000キロカロリー」になる。

《3》階段100段は「歩行1時間」に相当する。

このような調査の結果が普及して、市町村の「健康指導の指標」となり保健師から「階段をしようするように!」というアドバイスがあるようになるとを切に願っています!

階段は楽しい!  ➡️  スッキリします!

以上、エスカレーターの誘惑に負けないで運動しよう!でした。

現在、エスカレーターの利用者はとても多いです。

若くて健康そうな人であってもエスカレーターを利用している人をよく見かけます。

通常、エスカレーターに乗っている時は「脚を動かしていない状態」です!「健康」という側面を考えていくと、良い乗り物ではなくむしろ「健康を害する乗り物」といっても過言ではありません!

エスカレーターを使用している時は、脚を動かさなくていいので楽かもしれませんが、それに頼ってばかりだと「運動不足になる可能性」もあります。

エスカレーターに頼った生活を送ることは「健康面において悪いこと!」なので、若くて健康な人は「階段」を利用してほしいです!

その一方で、階段が難しい人は「エレベーター」に切り替えていきましょう!

頻度は少ないとしても、エスカレーターの事故は実際に起こっているのです。

エスカレーターが誤作動すると受け身を取れないので、重傷になる「険性」が高く、下手をすれば「生命に関わる」ことも十分考えられます!

安易なエスカレーター使用を控えて「積極的な階段の使用」を意識していきましょう!

階段を登った後や降りた後、いわゆる「ランナーズ・ハイ」のような「爽快感」があふれてきます!

階段の使用は、継続していくと「楽しく、スッキリした気持ち」になります!

「ものすごく健康にいいですよ!」

記事をご覧いただき、どうもありがとうございました。

この記事は、以下の文献を参考にしています。

参考:JR博多シティ:フロアガイド

   西鉄電車各駅情報サイト:西鉄福岡(天神)駅構内図

   ゆめタウンさが:フロアガイド

   双日商業開発株式会社:モラージュ佐賀フロアマップ

   日本エレベーター協会:エレベーター・エスカレーターを知って

   東芝エレベーター株式会社:エスカレーターの不思議(前編)

         日経 XTECHー2008年の事故 エスカレーター逆走

   Gigazine:東京ビッグサイトでエスカレーターが逆走直前:ムービー

   国土交通省:東京都内エスカレーター事故調査報告書(PDF)

   メディカル・ウェブ・ステージ:健康増進法の基礎を簡単解説!

   日本肥満症予防協会:階段をもっと使うためには何をすれば良い?

         糖尿病ネットワーク:階段を  簡単な工夫で行動変容を

   AZ NEWS:階段生活で1日100段1週間1キロダイエット

   熊本市(北区):「階段は0円ジム」階段を使った健康づくり

この記事をご覧の皆さん「健康増進について考えられたポスター」です。

素敵なポスターですので、ご覧いただけると有り難いです。  

参考:厚生労働省:階段利用キャンペーンポスター①(PDF)

   厚生労働省:階段利用キャンペーンポスター②(PDF)

今後について

興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、どうする!危険なアレルギーへの行動!、花粉症などのアレルギーの治療に多様性を!、M.Jの成長に欠かせない失敗学があります。

皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!

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