季節性鬱 〜愛を取り戻せ!〜

うつ

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こんにちは。Mrs.Rでございます。

 

季節の変わり目が苦手です。

精神障害者にとって命題と言っても過言ではない季節性鬱。

 

あぁっ…、メランコリー…。

 

おフランスの男爵夫人が、精神科医に肩を抱かれながら涙ぐむ。

大丈夫、マダム。一時的なものですよ。貴女には僕がついてる。

先生、私とスイスの別荘に一緒にきてくださる?わたくし、涙が止まりませんの。そして、太陽の熱がわたくしの心を焦がすのですわ。貴方の…、青い瞳で、

わたくしの熱を奪って…Dr.(抱きつきっ)

 

Mrs.R…っ(ボールペンをカカカ)また脳内妄想中?(しらっ)そんな元気があるなら一時すりゃあよくなりますよ。僕は忙しーのっ続きはまた今度〜(←悔しいが美形)

 

あ、ソーデスネ。クールでビジーな主治医から診察室を追い出されました。

 

1日で復活するつもりが、今年の春の太陽は夏日近く、私の毛穴も三半規管も、

ついていけずにぐらぐらぐるんぐるん。

 

最初の初日は家族も、ゆっくりねとかんねと優しく言葉をかけてくれますが、

まぁ、放置ですネ、これが二日目となり、一見、家でゴロゴロ、家事もせず、

世迷いごとをほざくので、家庭もギクシャクしてくる。

 

朝6時過ぎに起きてリビングのソファに倒れ込む。上着に袖を通すパートナーから

あんた、今日も休むんね、よークビにならんね。俺やったらあんたを真っ先にクビにする。役立たずがぁ〜。

 

そこに愛はあるんか? あるわけねーのである。

 

朝7時頃、息子がリビングに降りてくる。ソファでゴロゴロしている母親がほざいた「あぁ〜(息子)、愛を求めて彷徨って、明日を見失ったあぁぁ…(グスグス)私には永遠に明日という日が来ないんじゃろうかあぁぁぁ」

(私の中で、あしたのジョーと北斗の拳がごっちゃになっていた)

 

「母さん着替えなよ、飯の支度いいから」

重たい体を起こして、着替える。息子はテレビを見て、世界情勢をぶつぶつ述べながら、チョコパンを齧る。サラダと目玉焼き、ベーコン、お味噌汁にご飯。朝ご飯の支度もできない自分がほとほと嫌になる。

 

「母さん、ヒートテック着てんの?暑いよ、もう半袖でいいんじゃないの?試しに今日一日、半袖で過ごしたら?」

 

夜ごはんの買い出しに行ったイオンで半袖は、私一人でした。

ですが、荒療治だと思って涼しい一日を送ってみました。効果テキメン。

 

息子の何気ない一言で、私は今日会社に出勤できている。感謝。

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