障害者へのサービスやA型・B型事業所など福祉施設。〜需要高まる障害者への支援〜

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

今回は年々需要が高まる、障害者向けのサービスについて書きたいと思います。障害者向けサービスには、A型事業所やB型事業所、就労移行支援など、様々なサービスがあります。

障害福祉サービス等の利用状況

利用者数の推移(6ヶ月毎の利用者数推移)(障害福祉サービスと障害児サービス)

画像・引用:厚生労働省「障害福祉サービス等の利用状況」

この様に、平成28年7月の約100万人からすると、令和2年7月までに障害者福祉サービスを利用している方が約27万人増えています。

障害福祉サービス等における主なサービス種類別に見た利用者数の推移(各年度月平均)

画像・引用:厚生労働省「障害福祉サービス等の利用状況」

この様に、私の利用しているA型事業所の利用者が平成27年度から増え続け、他の障害者福祉サービスの利用者も、顕著に増え続けています。

参考:障害福祉分野の最近の動向

特色ある就労支援サービスの紹介

ここからは、特色のある就労支援サービスの紹介をしようと思います。

まずはWEBワーク特化型の就労継続支援B型作業所の「GIF-TECH’s-ギフテックス-」さんです。

WEBワーク特化型の就労継続支援B型作業所の「GIF-TECH’s-ギフテックス-」

私が働くA型のTANOSHIKA CREATIVEでもPCを使ったWEBワークに主に取り組んでいますが、B型でも最近はこうしたところが増えてきました。色んな選択肢がある方が、通う方にとっても嬉しいことです。

画像・引用:【障害者就労支援】WEBワーク特化型の就労継続支援B型「GIF-TECH’s-ギフテックス-」が新規OPEN、利用者の募集開始 PR TIMES(2021年)

就労継続支援B型×世界の植物と昆虫ショップ『アペロヒューレ』

また、時給が200円も行かないのが普通になってしまっている状況のB型の世界で、各県で定める最低賃金を4年連続で達成している素晴らしい実績を持つ事業所もあります。

画像・引用:全国初!4年連続最低賃金以上の工賃を実現する就労継続支援B型×世界の植物と昆虫ショップ『アペロヒューレ』オープン4周年! PR TIMES(2021年)

発達障害の特性に応じたプログラムの就労移行支援事業所「ディーキャリア 千種オフィス」

就労移行支援でも、発達障害の特性に合うようなプログラムを組んで支援して下さるところも登場するなど、私達のように発達障害のある人が特性に向き合い、うまく付き合っていく力を養う場所もできてきています。

画像・引用:愛知県初!発達障害の特性に応じたプログラムの就労移行支援事業所「ディーキャリア 千種オフィス」9月1日開所 PR TIMES(2021年)

ソシオエステサロン

精神的・肉体的・社会的な困難を持っている障害のある方の生活の質の向上を目指す【ソシオエステティック】の専門店『珠ちゃんサロン』(佐賀市鍋島3)が2021年7月6日、佐賀大学医学部近くに開店しました。

【ソシオエステティック】とは、障害の闘病生活中の人や介助を受けている人、高齢者や社会的不遇にある人に医療機関や社会福祉施設の専門家と協力しながら医療や福祉に関する知識に沿ってケアを施すものです。

この『珠ちゃんサロン』を運営しているNPO「ソシオの杜」(吉野ヶ里町吉田)代表理事はエステ業界で30年以上の勤務経験を持ちます。2005(平成17)年に代表理事の長男の急性骨髄性白血病による闘病生活を通して「ソシオエステ」の事を知り、【ソシオエステティック】の講座を受講し、2015(平成27)年にNPOを設立しました。

今回、『珠ちゃんサロン』を運営を始めたきっかけは生まれつき重度障害があり、福岡市内の障害者福祉施設に所属していた「珠美さん」を訪問したことから。『珠ちゃんサロン』では、高齢者向けに体のもみほぐしや福祉・医療・行政への橋渡しを実施するほか、抗がん治療中の対象の人には、肌や爪の手入れ、眉の描き方・メイクの仕方などのサービスを支援。障害者向けのアロマトリートメントや障害者を介助している人との会話コミュニケーションなどの支援も行います。

参考:佐賀大医学部近くにソシオエステサロン 重度障害者・珠ちゃんの基金を元に開設 佐賀経済新聞(2021年)

こういうサロンのサービスが、全国的に広がると良いですね。

ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」

ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」を展開する株式会社アニスピホールディングス(東京都千代田区、以下「当社」)は、2021年12月1日付けで新たな事業所が21拠点オープン(全国に累計779拠点)、障がい者デイサービス「ワーカウト」は新規FC2拠点オープン(全国に累計6拠点)となりました。

ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」は、 「障がい者グループホームの不足」「空き家問題」「ペット殺処分問題」の解決・貢献を目的とした事業を展開する日本初(※)のビジネスです。「わおん」「にゃおん」は、一般的な障がい者グループホームと異なり、保護犬や保護猫の引き取りを推奨し、動物との共生環境を整えています。動物とのふれあいを通じて、心が癒されたり、コミュニケーションを促進するアニマルセラピー効果が期待できると共に、殺処分される犬・猫の命を救います。 ※自社調べ

障がい者デイサービス「ワーカウト」はキックボクシングやピラティス、ファンクショナルトレーニングといった本格的な運量療法を取り入れた新時代のデイサービス(生活介護)です。運動療法を取り入れることで、ストレス解消や爽快感、シェイプアップの効果、精神的な安定や機能回復も狙っています。またトレーナーや他の利用者ともにグループトレーニングを通じて、対人関係の苦手を解消することもできます。

画像・引用:ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」779拠点、障がい者デイサービス「ワーカウト」新規FC2拠点オープン! PR TIMES(2021年)

私も愛犬亡くした後で、アニマルセラピーを沢山貰ってたんだなぁと感じています。

障害児保護者の再就職をサポート『障害児かぞく「はたらく」プロジェクト』

2021年9月18日(土)より、日本の歴史上初めて、国や地方自治体が医療的ケア児とその家族への支援に「責務」を負うことを明文化した「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」が施行され、医療的ケア児家庭を取り巻く環境を改善する機運はますます高まっています。

2014年から障害児家庭支援事業を運営する認定NPO法人フローレンスは、本日2021年9月17日より、障害のあるお子さんを親御さんに代わってお預かりしながら、再就職を希望する親御さんに向けたサポートプログラムを提供する『障害児かぞく「はたらく」プロジェクト』をサービスインします。

画像・引用:障害児保護者の再就職をサポートする『障害児かぞく「はたらく」プロジェクト』 2021年9月17日よりサービスイン PR TIMES(2021年)

A型事業所を利用している身としては、

私もA型事業所への通所でライターとして働いています。今私が初めてA型を知った時に比べたら色んな特性に合わせたA型も沢山出て来ました。

正直A型事業所というところがなかったら、もしかしたらまだ私は働いてもいなく、家に引きこもり、社会的にも孤立していたと思います。A型があるから、この命を紡いでいけているとも思います。本当に居場所ですね、私にとってA型事業所というのは。

これからも色んな地域に、色んな方のニーズに合ったA型事業所が増えるといいなと思います。

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重度障害者の家族らが作ったグループホーム 茨城・牛久に開設 産経新聞(2022年)

参考サイト

令和元年 社会福祉施設等調査の概況 厚生労働省

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。