マスク。〜子ども達の発達の遅れやマスク呼吸で息苦しさなど、新たな現代病加速〜 

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

以前は風邪を引いてもそんなに見かけなかった、マスクをする人。コロナ禍になった今はコロナに移らない、移さないとマスクは欠かせない生活必需品となっています。そんなマスク生活が長引く今、子ども達の発達の遅れやマスク呼吸で息苦しさなど、コロナ禍の今の現代病が加速しています。

今回はそんなマスクによる現代病と、マスク生活から生まれたアイデアマスクをご紹介します。

保育士のマスク着用で、子ども達の発達の遅れが加速

新型コロナウイルスの感染拡大による新しい生活様式が長期的に感染防止で広がる中、子ども達の通園する保育の現場でも保育士がマスクの装着が進められていますが、子どもの感情が理解しづらいなど、発達の遅れの課題も浮き彫りになっています。子ども達は、口の動きをまねしたり保育士ら大人達の顔の表情から気持ちを読み取ったりしているので、大人達の感情が見えないと子ども達が不安になる、コロナを移さないなど安全に考慮しながら感染拡大の状況に応じて、保育士が感情を見せる工夫が大切だと国は推奨しています。

高知市にある保育園では、保育士全員が子ども達と接する時マスクを付けていますが、0歳児のクラスで、保育士がマスクを装着したまま子ども達に離乳食を食べさせようとしたら、食べ物を噛まずに飲み込む子ども達が大勢出てきました。

このことで保育士が食事の時は会話は一切しなくて一時的にマスクを外して、もぐもぐと「噛む」動作を子ども達に見せたところ、口元の動きをマネて上手に噛んで食べられるようになりました。

また、1歳児のクラスで子ども達がままごとで遊んでいるとき、保育士がマスクを装着したまま食べる動作を見せたところある子どもが怒り出す事態がありました。

そして一時的に保育士がマスクを外したところ、次々とおもちゃの食べ物がある子どもの口元に運ばれていく動作をしたということでした。

この保育園では、マスクの装着について保育士20人にアンケートを実施したところ、「言葉や歌を口元を観て覚える時期なのに、子ども達に直接見せるのが難しくなった」とか「言葉を教える時、口元を見せてマネさせていたがそれも叶わなくなった」といった声が寄せられました。

参考:保育現場のマスク着用 子どもに表情伝わりづらいなど課題も NHK NEWS WEB(2020年)

関連記事

表情が見えにくいマスク生活、子どもの発達に影響は?「反応が乏しくなった」63%…奮闘する保育園【広島発】 FNNプライムオンライン(2021年)

「子どもの言葉覚えが遅いような…」 保育士マスクで表情見えず 現場に不安も 佐賀新聞LIVE(2021年)

マスク呼吸で息苦しさ

ところでみなさんはマスクの下での「呼吸」の仕方を意識していますか?

マスクの下でつい「口呼吸」するクセがついてしまう人が増加しているそうです。

その「口呼吸」の影響は決して軽視できません。

口呼吸になって呼吸が浅くなると、自律神経に影響が出て、だるさを感じたり、肺に持病などがある人は細胞が酸欠状態になって血液の循環が悪くなったりするといいます。

呼吸には深さだけが問題ではありません。

参考:「マスク呼吸」で息苦しさ訴える人が増加…”酸欠”状態作り感染症リスクもUP 正しい呼吸法は FNNプライムオンライン(2022年)

ここからはコロナ禍で誕生した「口元が見える透明マスク」と「ヘルプマスク」、「紐が上だけのマスク」のアイデアマスクについて3点紹介していきます。

口元が見える透明マスク

新型コロナウイルスの感染拡大でマスク生活が長引く中、聴覚障害者らが口の動きを読み取れる「透明マスク」が浸透してきた。それを加速しようと、テーマソング「笑顔を魅せて」が2021年9月、防災をテーマとした都内の音楽祭で披露された。現在、ユーチューブでも公開されている。

世の中に普及した不織布マスクは感染対策としては有効とされるが、相手の口の動きを見ながら手話で対話する人には障壁になってしまう。そこでひと肌脱いだのが、創業明治22年の老舗手ぬぐいメーカー東京和晒(葛飾区)の社長だ。コロナ前の防災イベントで歌手の女性と出会い、意気投合。2021年1月、飛沫が喉元にだけ飛ぶ下方吸排気方式の透明マスク「ミセルンデス」(税込660円)を開発し、販売を始めた。

引用:口元が見える「透明マスク」 聴覚障害者が手話唄で啓発 福祉新聞(2022年)

私もテレビを観ていて、今ああいうマスクあるんだと記事化するまでよく分かっていなかったのですが、今はよく私が知っている中では気象庁の方が災害が発生したか伝える時に、よくあのマスクをしていますね。

ヘルプマスク

新型コロナウイルスの感染拡大で収束が全く分からない中、何かで困っている人をさりげなくフォローする行動を示すサポートを、兵庫県赤穂市惣門町にある赤穂中央病院を経営する医療法人伯鳳(はくほう)会のグループが掲示しています。『ヘルプマスク』と称し、マスクに青いハート印で飾ったり、青色のペンで青いハート印を描いたり。誰もが平等に自然に励まし合える社会賛同に向け、「少しの勇気とおせっかいを」と提唱します。

改正障害者差別解消法が2021年5月に成立。障害を抱える人の移動や意思疎通を無理のない範囲で支援する「合理的配慮」の義務付けが、国や各都道府県の自治体から企業など事業者にも広拡げられました。

義足や人工関節の使用、内部疾患や妊娠初期などは援助が必要でも外見からは分かりにくいです。必要性を本人が周囲に知らせるヘルプマークは以前から知られている。同医療法人伯鳳(はくほう)会のグループが2021年7月、全国の男女1000人にインターネット上で調べた結果、86%が「ヘルプマーク利用者が困っていたらサポートしたい」と回答。一方で、94%が「どのようにサポートしたらよいか分からない」と答えました。

同医療法人伯鳳(はくほう)会のグループは10病院や介護老人保健施設など60以上の事業所を運営する。医療や福祉に関わる立場から、ヘルプマークの有無にかかわらず手助けする意思を表すことが、遠慮なく互いに助け合える社会につながると考えました。

参考:マスクに「助けます」のハート印 「少しの勇気とおせっかい」障害者や妊婦へ意思表示 神戸新聞NEXT(2021年)

子どもの発達の遅れが深刻

マスク生活になって子ども達は言語が上手く出なかったり、反応が乏しくなったり。先生が噛む仕草を見せないと、余り噛まないでご飯を食べたりと、子ども達のマスク生活の影響は計り知れません。最初ニュースで子ども達の言語の遅れが加速しているとは観て何となく知っていましたが、ここまで深刻とは思っていませんでした…

これから後どの位コロナ禍、マスク生活が続くか分かりません。その間にも子ども達はどんどん成長していきます。元々聴覚障害のある方が開発された、口元が見える透明マスクももっと保育の場で活用が進めばいいなと思いました。

今いる子ども達、これから生まれて来る子ども達に、発達が遅れてしまった件は子ども達の罪ではありません。発達が遅れてしまっても、周りにいる大人がサポートして、コロナ禍後でも子ども達が困らない様に、環境を整えていかないといけないですね。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。