この記事は約 6 分で読むことができます。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
今回は私の4番目の罹患している病気、甲状腺機能低下症についてお話しさせて頂きます。発症時期など不明で、余り情報として役に立たないかもしれませんが、真摯に実体験と現在の心境を綴らせて頂きます。
甲状腺機能低下症とは
甲状腺はのどぼとけの下にある蝶(チョウ)が羽を広げた形をした臓器で、甲状腺ホルモンというホルモンを作っています。このホルモンは、血液の流れに乗って心臓や肝臓、腎臓、脳など体の色々な臓器に運ばれて、身体の新陳代謝を盛んにするなど大切な働きをしています。甲状腺ホルモンが少なすぎると、代謝が落ちた症状が出て来ます。甲状腺ホルモンの産生は脳下垂体より分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)により調節されます。「甲状腺機能低下症」とは、血中の甲状腺ホルモン作用が必要よりも低下した状態です。甲状腺機能低下症による症状には、一般的に、無気力、疲労感、むくみ、寒がり、体重増加、動作緩慢、記憶力低下、便秘などがあります。軽度の甲状腺機能低下症では症状や所見に乏しいことも多いです。甲状腺機能低下症が強くなると、傾眠、意識障害をきたし、粘液水腫性昏睡と呼ばれます。また、甲状腺ホルモンは、代謝の調節以外にも、妊娠の成立や維持、子供の成長や発達に重要なホルモンなので、甲状腺機能低下症では、月経異常や不妊、流早産や妊娠高血圧症候群などと関連し、胎児や乳児あるいは小児期の成長や発達の遅れとも関連してきます。
私に現れた主な症状⒈眠気
この当時過度な過眠があったので、私は不眠症も罹患しているのでそのせいかと思っていましたが、今この病気について記事を書く時に、この病気について調べた時に、眠気や無気力と書いてありまして、あの当時私は勿論働いてもいませんでしたが、何より精神科に通院する位しか外に出なかったので、もしかしらこの病気も関係してたのかもしれません。
私に現れた主な症状⒉抑うつ
発達障害の症状でも抑うつの症状がありますが、この病気を罹患していてもこの症状は現れます。とにかく自己肯定感が限りなく低い、PMDDもかなり酷いのでいつも精神的には良くないです。前の前の職場ではドクターストップが出て、働けない位酷くて、私はその当時の主治医から「このままこの職場で働いたら、元に戻れなくなると思う。ずっと入院しないといけないと思う。だから早く会社を辞めた方が良い」とも言われましたが、それでもうつ病ではなく、うつ状態。本当に追い込まれていましたね…
私に現れた主な症状⒊むくみもどき
私は糖尿病と精神科の薬で常に喉が乾くので、水分はかなり多め摂ります。いつも通院の時に栄養指導室にあるINBODY(体幹測定器)で体重や筋肉量などを測るのですが、むくみがあるとは今まで一度も言われた事がありません。
前テレビで甲状腺機能低下症について放送があった時、むくみのある人は足を押した時暫く凹むけど、足を押しても全く凹まないのは甲状腺機能低下症の症状の、むくみもどきだと解説があっていました。
私に現れた主な症状⒋無気力になる、表情が乏しくなる、疲れやすくなる
眠気に関係するかもしれませんが、ずっと寝ていたのは甲状腺機能低下症の原因だったかもしれませんね。本当に来る日も来る日も、ただ毎日寝ている生活が何年も続きました。
私に現れた主な症状⒌体重増加、生理量が多い、無月経、便秘、目眩
体重増加はそうですね、糖尿病で2年間で3回入院して痩せましたけど、すぐに元に戻り、10年近く入院以外で痩せなかったですね。
生理量も私は小学4年生の時から生理あってますが、出血量は毎回多い。今回この病気を調べるにあたり、初めて知った症状でした。無月経も、確かに前は来る周期がバラバラで突然来たり、3カ月以上生理が来ない日もありました。
便秘も他の障害や病気の兼ね合いもあるかと。目眩も感音性難聴の関係だけかと思っていましたが。
私に現れた主な症状⒍記憶力の低下
今は治療しているので記憶力は鮮明なのですが、薬を飲む前の過去の記憶が楽しかった記憶も含め、本当に覚えていなくて。母と家族の昔の話になった時も、「そんなことあったっけ?全然知らない」と、覚えてなくて他人事になりがちです。
この病気になってこの症状で助かっている事は、過去の嫌な記憶もほとんど忘れてしまった事。それで少しは昔を思い出す事が少なく、フラッシュバックも前より減り、ちょっとだけ楽に生活出来ています。困る事は、仕事の面談で過去を振り返る時に、思い出せない事です。
私に現れた主な症状⒎髪の毛の脱毛
これがこの病気になり、今でも悩んでいる事です。症状が酷かった時は記憶障害でいつから抜け出したか覚えていませんが、母の話では洗面所やお風呂で、私の髪の毛が渦巻き状の束になって、幾つも落ちていたそうです。
今は薬を飲んでいて症状が安定してますが、この病気は毛根を駄目にしてしまう為、一度抜けた髪の毛は生えて来ません。
この症状に関しましては、詳しく別記事で悩んでいる事を書かせて頂きます。
私に現れた主な症状⒏乾燥肌
これは甲状腺機能低下症になって、10年近く後、ここ数年の出来事なので、年齢が上がった事でのものかもしれませんが。
前からさかむけはありましたが、ここ最近の冬は必ず赤切れが特に右の親指に主に発生します。なので保湿で寝る時、毎日ハンドクリーム2種類を塗って、綿の手袋はめて寝ています。
後お風呂上がり、急に肌が痒くなって、1年位前から使っている化粧品のメーカーさんのボディクリームを塗る様になったら、体の乾燥する事が減りました。
症状を緩和させるもの
治療は合成甲状腺ホルモンであるT4製剤(商品名;チラーヂンS)を内服します。チラーヂンSは通常、少量からはじめて少しずつ量を増やしていきます。一日に必要な量を最初から服用すると高齢者や狭心症などの心臓病のある方では危険な事があります。TSHが正常範囲に入るように内服量を調節します。
私は髪の脱毛を内科で訴え、採血で甲状腺の数値を検査したら低下していて、このチラーヂンを飲み始めてから症状が緩和されました。飲み始めてから、世界に輪郭が出来て、鮮明になりました。
私には食欲低下なのに太る、肌がかさつく、寒がりなどの症状はありませんが、何か一つでも私に当てはまったって方は、この病気は女性特有の病気なので、検査される事を推奨します。
noteでも書いています。よければ読んでください。
コメントを残す