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4月18日(土)六角堂広場にて、舞来祭(まいくるさい)が開催されました。
「誰しもが、やってみたい!といえる1日」をコンセプトに、久留米大学 文学部 社会福祉学科4年の北里美弥さんを中心としたチームがゼロから立ち上げました。
久留米大学 文学部 社会福祉学科4年
熊本県小国町出身
13〜19歳まで引きこもりと、不登校を経験。高校を2回退学後、高卒認定試験に合格し、大学へ進学。2025年度は、ソーシャルビジネスのビジネスコンテスト「YYコンテスト」で、難病を抱える方の働きづらさを解消するサービス『Tento』を提案し、企業賞を獲得
記事の中では、親しみを込めて「ミヤさん」と呼ばせていただきます。
今回は、実際にイベントに参加した時の様子を記事にしました。
ぜひ最後までご覧ください。
イベント開催に向けての想い

謎解きコーナーで参加したお子さんに対応するミヤさん
中学時代に難病「もやもや病」を発症し、「普通」の日常が失われ、心無い言葉と社会からの孤立から中学2年生から19歳まで不登校・引きこもりを経験したミヤさん
ある時、「孤独死」という社会課題との出会いが転機となり、「どうにかしたい!」という強い衝動が芽生え、地元でお茶会や夏祭りなど、様々なイベントを開催してきました。
そこで生まれた「やってみたい!」をエネルギーに小学1年生の学習内容からやり直し、19歳で高卒認定に合格。2023年に久留米大学の社会福祉学科に入学を果たしました。
入学後は「過去の自分のような経験をする人が少しでも減って欲しい」という想いで社会福祉を学び、真の多様性やケア職側の自己実現について疑問を持ち、子どもの居場所作りや難病の方の就労問題解決サービス、不登校経験者のビジネスプラン考案などに奔走。
これらの社会課題には共通点が多いと感じ、「舞来祭」という一つの大きな取り組みへと結びつけました。
舞来祭(まいくるさい)」とは?
舞来祭は、かつてのミヤさんのように、何かをしたいけど諦めている人々に対し、「ここでは、やってみたい!と言って良いんだ!」と思える場所を提供するイベントです。
この祭りで実現したいのは、経済的、体調、障害、病気、年齢、性別など、どんな理由があっても諦めなくて良いようにする【やってみたい!のバリアフリー化】です。
そのために、福祉の力を活用して、参加者が「あのブースに行ってみたい!」や「これ食べたい!」と言える、アクセシビリティを備えた環境(手話通訳や筆談対応など)を整備し、全ての人に非日常を感じてもらうことを目指しています。
ミヤさんには、このプロジェクトで実現したいことが2つあります。
- 「福祉の特別感をなくすこと」: 支援と呼ばれるものが「普通にあったらいいよね!」という好奇心から、福祉を特別視せず、真の多様性を実現すること。
- 「卒業した学生が帰ってくる場所を久留米につくること」: 就職などで久留米を離れる久留米大学の学生たちにとって、「お祭りあるけん、今日久留米行こ!」と帰ってくるきっかけとなる場所を提供し、イベントを単発で終わらせず継続開催していくこと。
舞来祭の「くる」という名前には、新しい風が舞い込むように多くの人が来てくれることと、久留米に「また帰ってくるように」という二つの願いが込められています。
参照元:【久留米】やってみたい!を叶える!難病・不登校を経験した大学生がつくる舞来祭!|For Good|手数料0%のクラウドファンディング
ステージ発表・コーナーについて
誰もが諦めずに参加できるようにと、専門の手話通訳可能なスタッフや筆談に対応する準備をなさっての開催でした🫶
ステージ発表では、歌やダンス、サイエンスショーなどもありましたが、『NPO法人 言葉の森くるめ』『久留米手話の会』の皆さんが、手話通訳の方がついておられました。

歌詞や話している内容を緑の服のボランティアの方が手話通訳をしてくださっています。

サイエンスショーはお子さんたちも興味津々でした!
その関係もあってか、会場には補聴器をつけた方や、手話を使って会話をされる方がたくさんご来場されていました😄
会場には様々な企画がある中で、今回特徴的だったのは、各ブースにある「手話通訳・筆談対応できます!」という表示です。
点字を使った謎解きゲームや、ボッチャ体験、様々なコーナーがある中で、誰もが参加できるようにという心遣いを感じるイベントでした。

手話を学べるブースもありました。

子ども達も一生懸命ゲームに参加しました。

会場には手話を使った謎解きゲームがありました。
💫出店ブース(体験)の紹介
出展ブースでは、福祉ネイルや福祉メイクが大人も子どもも体験できるブースがあり、身体障がいなどで片足だけ靴が必要な人に試着・販売会を提供しているところもありました。
・福祉ネイル ちゅらSUN💅
・福祉メイク 暖-non-💄
・parastep👞

フリースクールや、不登校経験者の方のブースもありました。
皆さんが制作したイラストの展示やポストカード、Tシャツの販売をされていました。
・シロツメクサの会
・ちくご地域ユースサポート不登校支援部会
画像葉展示されていたイラストや、実際に購入したポストカードです。
随所に【やってみたい!のバリアフリー化】という想いが溢れている空間でした。
他にも、子ども服お譲り会、積み木や塗り絵コーナーなど、ご家族連れ向けのコーナーも様々あり、お子さん連れの姿もたくさんおられて、一日中盛況でした。
食の出店ブース
・UOQDOG🌭(ホットドックなど)
・ぎょろっけ🐟
・sunny’s kitchen(シフォンケーキ・パニーニなど)
・ICE・dice(ホットサンド・アイスなど)
出店されていたキッチンカーの食事は、どれも美味しそうでした。
自分が食べたものでは、UOQDOGのホットドッグとビールの相性が最高でした😋
sunny’s kitchenさんのパニーニも美味しかったです。
『一年後の自分へ!」という掲示板コーナーのブースもありました。
そこにも色んな夢が書いてありました。
次回以降にいくつ夢が叶っているか、楽しみです。
イベントを参加して感じたこと
舞来祭は、私たちが働くSANCYOも協賛していたイベントで、私も個人的にクラウドファンディングで支援していたので、楽しみにしていたイベントでした。
一日過ごしていて、ミヤさんやスタッフの皆さんが、来場した方達とたくさんの笑顔に囲まれている姿を何度も見ました。
最初に目指していたように、色んな人の「やってみたい!」がたくさんかなった一日になったのではないかと感じました。
主催のミヤさんは打ち上げの席で、様々な困難やプレッシャーを乗り越えてやり遂げたことに関しての充実感もありながら、「もっとできた」という想いがあった様子でした。
『今回は第0回』『来年以降も毎年やりたい!』と、既に頭は次回への熱い想いがたぎっているようです。
きっと次回は更なる進化を遂げて久留米に根付いていくようなイベントになっていくと思います。次回以降もぜひ、応援できればと思います。
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以下は前回AKARIで取材させていただいた際の記事です。
もやもや病とてんかんを抱えながら難病の若者のコミュニティづくりに奔走するミヤさんにインタビューしました! | AKARI







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