フランスの「環境コストラベル」義務化について

お店のショーウインドウに飾られている、マネキンに着せてある洋服

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皆さんこんにちは。Pinkです。IDEAS FOR GOODのニュース記事のタイトルを見て興味を持ちました。

フランス、衣料品に「環境コストラベル」義務化へ。“見えないコスト”は消費の選択を変えるか?

私は「環境コストラベル」という言葉を初めて知ったからです。一体それはどういうものなのでしょうか。

「環境コストラベル」とは

環境コストラベル」とは、衣料品がどれだけ環境に影響を及ぼしているかを「点数」で示す制度のことだとわかりました。

私はこれまで、衣料品が環境に与える影響を考えたことがなかったので、とても勉強になりました。

その評価には、フランス環境・エネルギー管理庁が主導するツール「Ecobalyse(エコバリーズ)」が使用されるとのことです。

対象となるのは、Tシャツやジーンズなどの他、11に分類された「衣料用テキスタイル製品」になります。

その一方で、古着や皮革製品、靴やバッグなどは除外され、素材の20%以上が繊維以外で構成される製品も対象外となるとのことです。

詳細については、下部にリンク先を貼っている参照元をご覧ください。

ラックに並べらている、ハンガーにかけられた色々なデザインや色のTシャツ

「環境コストラベル」義務化

フランスでは、2025年10月1日から、国内市場で販売されるすべての衣料品に対し「環境コストラベル」の表示を義務付けるとのことです。

それは、大量生産・大量消費の象徴ともいえるファッション産業において、これまで見えにくかった環境負荷を数値化し、消費者の目に直接届ける仕組みとなっています。

ネットで調べてみると、環境負荷とは、人間の活動が自然環境に与える保全上の支障となるおそれのある、負の影響のことをいいます。

このような取り組みの背景には、フランスが掲げている「AGEC法(反浪費・循環経済法)」「気候・レジリエンス法」があるそうなのですが、日本ではどうなのでしょうか。

今回の制度もその過程であり、アパレル業界にさらなる透明性を求めるものとなっているそうです。

ハンガーにかけられ並べられている、色々なデザインのジーンズ

「環境コストラベル」義務化の影響

環境コストラベル」が環境負荷をどのように可視化するかということについて、次の通りまとめてみました。

  1. 原材料の調達から始まり、廃棄に至るまでのライフサイクル全体を分析する
  2. 温室効果ガス排出量や水資源の消費、生物多様性への影響など16項目を統合する
  3. 耐久性や修理サービスの有無
  4. 使用後の輸出処理

これは、点数が高いほど、環境負荷が大きいことを意味する仕組みとなっており、初年度はブランドによる自主的な算出と公開が中心となり、2026年10月以降は状況が変わるようです。

詳細については、参照元をご覧ください。

参照元:(IDEAS FOR GOOD)フランス、衣料品に「環境コストラベル」義務化へ。“見えないコスト”は消費の選択を変えるか?2025年10月6日

試着室の鏡の前で、ジャケットを手にしている金髪の女性

最後に

現代は沢山の衣料品で溢れかえっていますが、購入されなかったものは、最後には廃棄されます。これはとてももったいないと同時に、自然環境には悪影響だと思います。

私が洋服を選ぶときに考えるのは、価格・デザイン・色合いなどでしたが、フランスの環境負荷を意識する取り組みを知り、これからは自分も意識していかなければならないと感じました。

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