義足。〜オシャレに魅せる、映える義足〜 

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

1957年に先天性欠損児の問題から誕生した義足。それから早67年が経過しました。今義足はパラアスリートもそうですが、オシャレに魅せたい、格好良く映えたいという様な、デザイン性のある義足が沢山誕生しています。

今回は現在のオシャレな義足事情などについてお話ししていきたいと思います。

魅せる義足。

「なんて美しいの」「サイボーグみたいでカッコいい。という本音を言ってもいい時代が来ました」これまでの既成概念を覆す、美しい義肢をつけた姿のツイートにSNS上で多くの声が上がりました。

画像・引用:隠すのは もうやめた “魅せる時代”に反響 NHK NEWS WEB(2021年)

ある整形外科医さんのツイートをきっかけに、様々な方がポジティブな反応を返しています。
「義肢は隠す時代から魅せる時代へどんどん変わってくれと、整形外科医としていつも思っている」とその整形外科医さんは語っています。

服やアクセサリーを選ぶような感覚で義足を楽しむ。

こんな選択肢が増えることを願う当事者の声が広がっています。

この装着されている方の義足は機械的な近未来感もあり、ゴージャス感もあり、私が元々持っていた、義足の概念が大きく変わりました。

他の義足もご覧になりたい方は、こちらのリンクからご覧下さい。

映える義足でコンプレックスをなくそう。

病気や事故で脚を失ったショックで、生活上の困難に加え、義足に対する「コンプレックス」を抱えて閉じこもってしまう方達の負担を軽くしたいと、義足をお洒落に。をモットーに、義足を付けて活動している当事者たちがいます。

レストランで楽しく談笑する女性たち。女性たちの共通点は「義足」です。集まったのは「ハイヒールフラミンゴ」の会員。ハイヒールと、1本の足で凛と立つフラミンゴをイメージして名付けられた一般のNPO法人であり、「悩みや情報を共存する場所でありたい」と、義足の彼女たちが集まり賛同をしています。

内閣府の障害者白書によれば、事故や病気で足を失った人は、日本の人口で約7万人いて、女性の割合はその中の3割程度です。その女性の中には、足を失うショックで、「コンプレックス」を抱えて殻に閉じこもってしまう人も沢山いるといいます。

『義足』を「コンプレックス」として認識し負担にしてほしくない。「ハイヒールフラミンゴ」が開始したのは、女性だけで集まって、感情を「共存」する場を創設すること。そして、技術者と提携したお洒落な義足作りの活動でした。

参考:“オシャレな義足”でコンプレックス無くそう 「隠したいと…」悩む当事者に光 義足見えるドレスで結婚式も FNNプライムオンライン(2021年)

桜の模様だったり、扇の模様があったりして可愛い義足でした。結婚式用に新しく作ったという会員の女性の義足も素敵な柄でしたね。

「Mana’olana」が下肢装具ユーザーのオシャレを提案

オトナのオシャレを提案する株式会社LUYL(ライル)が、2020年5月より、自社ブランド『Mana’olanaのオンライン販売をスタートさせました。

株式会社LUYLは、2つの障がいを抱え、下肢装具ユーザーである代表が、障がい当事者の新たな選択肢として、オトナのオシャレにふさわしく、なおかつさまざまな障がいに対応するデザインを提案するために設立した会社です。

設立後はテレビ番組でも紹介されたり、地域の中学校で靴のデザインに関する特別授業を行ったりと、幅広い活動をなさっています。

【下肢装具をつけていてもすっきりはける工夫と美しさ】
従来の下肢装具対応靴にない、すっきりとしたフォルムで見た目の美しさを保っています。また、片手でも着脱できるような工夫がこらしてあり、簡単に脱いだり履いたりしやすいとご好評をいただいております。

【左右のサイズでも購入OK】
下肢装具をつけた足は、サイズがひとまわり大きくなることがよくあります。Mana’olanaの靴は、左右別々のサイズでもご購入が可能です。

【試着付き、専任スタッフによる丁寧なカウンセリング】
気になった靴は、必ず履いて試してみましょう。障がいをもつお客様を多く接客してきた専任スタッフが、オンラインでじっくりとお話をお伺いし、足の状況に合ったご提案をいたします。日頃の靴の悩みについて、ぜひお聞かせくださいませ。

画像・引用:下肢装具ユーザー、車椅子、義足をお使いの方の足元をオシャレに装う靴。2020年5月7日にオンライン販売をスタート! PR  TIMES(2020年)

活き活きとした方ばかりでした。

私が記事を書くのにあたり参考にした記事に出て来た義足の方達は、どんな困難があろうとも前向きで、活き活きとされている方ばかりでした。

私は内向的で後ろ向きな考えになりがちなタイプなので、今回登場した方々の明るいところを見習っていきたいなと思いました。だいぶ自分の現実を受け入れて来た方になったと思いますが、まだまだ後ろ向きな性格なので、いきなり明るくとかは無理ですが、記事に出て来た方の様に前向きな考えに少しずつなれたらいいなと思いました。

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noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。