「災害薬事コーディネーター」。災害発生時に、医薬品の供給調整や、薬剤師を派遣する仕事。

薬剤師の男性と高齢の男性

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

まだまだ暑い日々が続きますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

私の家では、母が、『今年は向日葵を植えて、写真を撮るんだ!』と言って、ウキウキして、種を蒔きました。

10粒位蒔いたそうですが、この暑さで食糧難な虫が、芽が出始めた時に食べて、成長できず、一部花が咲きそうになっても、暑さで、余り背丈が伸びず、母はガックリと肩を落としています。

私が子どもの頃は、向日葵畑になっていましたが、あの時、母は『種が落ちて、芽が出過ぎて、他の植物が目立たないから、嫌だ』と言って、少しずつ減らしていき、無くなりました。

あの頃と違って、気温が異常に高いです。同じ様に植えようとしても、昔の様にはなれないほど、植物もこの暑さには参っていると思います。

暑いだけではなく、天気が不安定な部分もあって、突然激しく雨が降って、冠水したり、土砂災害警報が出たりする地域もあって、梅雨明けしても、別の災害が起きているなと感じています。

この記事を書いた現在では、台風だったりで、避難所が開所されたという話は聞きませんが、今後起こるかもしれない災害への備えとして、「災害薬事コーディネーター」というお仕事が担う役割が大きいと感じ、この記事を書きました。

被災地で医薬品供給の調整や、薬剤師の派遣を主体的に担当する「災害薬事コーディネーター」が、能登半島地震が発生した石川県を含む、福島県、京都府など18府県に配置されていなかったことが、厚生労働省の総括で明らかとなりました。

「災害薬事コーディネーター」は、地元の事情にも精通していて、外部から支援に参加した薬剤師を医療機関や避難所へ派遣し、救援物資として届いた医薬品の配送先の選定や管理などを担当するお仕事をしています。

2025年3月末現在、任命数は静岡県が184人と最多で、高知県84人、岡山県83人で、2023年4月からの1年間に新規に10都道県で任命され、日本各地で合計276人増員し、29都道府県で合計1052人が任命されています。

厚生労働省は「災害薬事コーディネーター」の養成の遅れや配置数の差があることを受けて、早い段階で全都道府県へ配置するため、運用指針の通知や予算措置などで養成支援を強化していきます。

「災害薬事コーディネーター」が設立された、悲しい経験とは?

薬袋とカプセル剤のイラスト

制度の創設は、2011年の東日本大震災時、医薬品に関する調整役がいなかったことが契機となった。薬剤師が必要な場所へ派遣されず、医薬品の仕分けや配送も混乱した。糖尿病の高齢男性が、避難生活中にインスリンを投与できずに死亡した例もある。

法的に任命する義務はないものの、22年7月には都道府県へコーディネーターを配置するように促した。

引用元:読売新聞 災害薬事コーディネーター、石川・福島など18府県の配置ゼロ…国が養成支援を強化(2025年6月30日公開)

私も「災害薬事コーディネーター」はもっと必要だと思います。

私は避難所を利用したことはないですが、薬を40錠以上飲んでいて、特に引用元にある様な糖尿病という既往歴があるので、この治療薬が切れた時は、命に関わると思います。

私は、2025年6月に、錠剤性嚥下障害の疑いがあって、薬を粉にして貰いました。

元々小さかった薬以外は、薬局で粉と半分に割って貰いました。

糖尿病と甲状腺機能低下症で、便秘になりがちの私は、1日3回、下剤を飲んでいますが、それも粉になりました。

糖尿病の錠剤も、粉になりました。錠剤の余りが無くなって、粉になって、飲むと、

「凄く苦い…」

と思いました。元々この薬は、1回に3錠出ていました。母に、「凄く苦くなった…」と言いました。

すると、母は、

『当たり前じゃない。錠剤は錠剤、粉薬は粉薬で、それぞれ意味があって、その形なの。錠剤は、そうすることで、苦さとかをコーティングして抑えている。

3つの錠剤を粉薬にしたことで、ダイレクトに苦味が出て、苦く感じるのは、当たり前だよ。

貴方が薬のオーダーを代えたことで、薬代も、送って貰う送料も、代引き手数料も高くなったよ。そもそも、貴方がこうして欲しいって言い出したんだから、苦くても、3ヵ月は我慢しなさい』

と言われました。

元々朝に2本、液体の精神科の薬で飲んでいたものがあったのですが、錠剤が、液体になったものもあって、そのことで、2食で4本増えて、その薬を朝3本、夜3本飲むことになって、最初、混乱しました。

今は、私のわがままを薬剤師さんが聞いて、対応して下さっていますが、災害が起きると、そうは言えません。

一包化する機械は勿論、災害で混乱していたら、薬の供給が滞るかもしれません。

それは、命を落とすきっかけになるかもしれません。

自分が招いたことですが、日々薬を頂いていることに、再度感謝をしながら、治療薬を飲んでいる人には、みんな、「災害薬事コーディネーター」が必要ですし、成り手が増えて欲しいです。

白衣を着た女性のイラスト

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。