「グリーンインフラ」。緑の力が、大きな防災となる、アメリカで提唱の災害対策。

花に囲まれた、一軒家

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

2024年11月、季節外れの豪雨が、日本を襲いました。

2024年11月8日から、沖縄本島や鹿児島県の奄美地方では非常に激しい雨が降り続き、24時間雨量は500ミリ前後に達し、当初の気象庁の予想を遥かに上回る記録的な豪雨となりました。

さらに、豪雨の特別警報が発令されたのは、11月としては初めてのことでした。

気象庁によりますと、沖縄本島などで豪雨が降った原因は、一帯の海水温の高さでした。

日本周辺では2024年夏以降、海面水温の高い状態が続いており、日本の南の海上では、2024年秋も平年より2度前後高くなったことで、より多くの水蒸気を供給しながら、雨雲が発達しやすい環境全てが整っていたと考えられるといいます。

参考:11月に初の大雨の特別警報 なぜ季節外れの大雨に?【詳しく】 NHK NEWS WEB(2024年11月9日公開)

こうした自然災害に対して、自然の力を利用して防災する、「グリーンインフラ」という手法があることをご存知でしょうか?

「グリーンインフラ」とは、アメリカで発案された社会資本整備手法で、自然環境が有する多様な機能をインフラ整備に活かすという理念をベースとしていて、ここ数年アメリカやヨーロッパを主体に導入が進められています。

今回は、日本でも2013年頃から導入が始まった、「グリーンインフラ」を導入した、日本でのケースを紹介したいと思います。

日本でも進む、「グリーンインフラ」を導入した、都道府県のケース

ガーデニングをしている、家の庭

豪雨被害が深刻化する中、自然が持つ治水機能を防災に活用する取り組みが広がっている。コンクリートで固めたダムや堤防など従来型の「グレーインフラ」に対し、「グリーンインフラ」と呼ばれる手法で、緑豊かな街づくりにもつながるとあって注目を集めている。

グリーンインフラの導入が各地で進む背景には、突然の局地豪雨が各地で頻発し、豪雨被害が激甚化していることがある。

引用:自然が持つ治水機能を活用、「グリーンインフラ」で豪雨被害軽減…雨ためる庭・田んぼダム 読売新聞(2023年9月22日公開)

今回の豪雨で、鹿児島県の旅館では、トイレのあった部屋ごと無くなり、「これからどうやって、運営していけばいいか分からない」との声もありました。

今、鹿児島県などの被災地では、土砂崩れや床上浸水の片付けに追われています。

国が、2026年度中に「防災庁」を創設すると言っていましたが、11月になってもこの様な被害が出たこと、これから冬になると、雪の被害などもあること、まだ2年近く時間がかかること、

2026年度中ということは、2026年4月か、2027年3月までかでは、随分意味が違ってきます。早急な創設が望まれると思います。

私の家の「グリーンインフラ」

私の家は、植物が多い家です。

母が嫁いで来た時には、父方の祖父母の意見で、多く木が植えてありました。

仏壇に添える「榊(さかき)」、赤い実のつく南天などは買わずとも、家にありますし、以前は紅葉やホオズキなどもありました。

私の父方の祖父母は、仏壇に添えられる様な植物を植えていた様ですね。

祖父母が亡くなって、母はガーデニング系の花を多く植える様になりました。

まだ今みたいに暑くなかった時、母は季節ごとに色んな花を植えていました。母は昔は珍しい花を多く好んで買って植えていたことで、花に以前は興味を示さなかった近所の人が、母のマネをして、同じ様な花を植えている位でした。

元々植えるスペースも多くあるので、枯れたら植えたいところですが、暑すぎて、植物自体が、枯れてしまいますし、昔からある植物も多くが枯れてしまいました。

2023年は耐えた植物であっても、去年より暑かった2024年の夏には耐え切れず、枯れてしまいました。

母は、

「本当はあの空いているスペースに花を植えたいところだけど、どれだけ植えても枯れることが目に見えているし、悲しくはあるけど、植えて、枯れてさらに悲しい思いをするくらいなら、スペースが空いていても、植えないと決めた」

と言っていました。

例年災害が多くなり、私の住んでいるところも酷く降る時もあります。家は古くなっても、何とか災害に耐えているのは、過去に植えた植物たちが、この記事の本題の「グリーンインフラ」となって、家を守ってくれていると感じています。

確かに木もかなりの高さになって、倒木などが心配されますが、それでも、今は家を守ろうとしてくれているのでしょう。

以前、百名山の1つが、シカが山の植物を食べ尽くして、土壌侵食が起こり、1ヵ月に3回も土砂崩れが起きている、との記事を読みました。

この記事からも、「グリーンインフラ」の名前は無くても、いかに植物があることで、山などの災害を防いでいる、と思いました。

ガーデニングなどで植物を植えている方もいらっしゃると思いますが、この記事で、「グリーンインフラ」という概念があることだけでも、知って頂けると、良いと思います。

赤いバラを植えている家

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。