実はあった!?当事者が語る緑内障の前兆とは…

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AKARIの読者の皆様こんにちは(^^)「くまくまパパ」です(*´ω`)

こちらはAKARIでは二本目の記事になります。

今回は、私がり患した緑内障の発症当時を振り返って、前兆や異変、受診時のことを書いていこうと思います。ぜひ最後までご覧くださいm(__)m

緑内障とは…

最初に、緑内障について、簡単にご説明します。


緑内障は眼圧のために視神経が障害されて視野が狭くなり、最終的に視力が落ちてしまう病気です。大きく分けて、かいほうぐうかくりょくないしょうへいそくぐうかくりょくないしょうがあります(図)。これは隅角という水が流れる場所が、開いているか閉じているかで分けた分類方法です。治療方針が大きく違いますので、まずご自身の緑内障がどちらのタイプかを知っておくことが大事です。

隅角が狭いタイプもしくは閉じている閉塞隅角緑内障は、基本的にレーザーや手術で治療することが多いのに対し、開放隅角の緑内障は基本的に目薬の治療から開始します。

緑内障患者は非常に多く、40歳以上では5.0%つまり20人に1人もいるのです。60歳以上では10人に1人といわれています。そんなに多いので、失明する人の人数は多くなっていますが、ほとんどの人は、適切に治療を受ければ、生涯、視力と視野を保つことが可能です。

引用元:緑内障といわれた方へ―日常生活と心構え― | 目についての健康情報 | 公益社団法人 日本眼科医会

ちなみに、私の場合は目薬の治療から始めたので「開放隅角緑内障」という事になります。

8年前の出来事…

私が緑内障を発症したのは8年ほど前になります。
当時工場で働いていたのですが、急に周りが見えなくなってしまったのです。
しかしながら、確かに見え方が変だなって思う出来事がいくつかあったのです。
振り返ってみると、あの出来事が緑内障が進行する前兆だったのだなと、今になって思うのでした…

工場で働いていた時の事…

実はこの時、すでに右目は網膜剥離もうまくはくりからの強膜軟化症きょうまくなんかしょうで視力は光を感じる程度でした。
つまり、左目だけ生活していたのです。
最初は「建物の中に入ると急に見えにくくなるなぁ…」程度でした。
それが一瞬だけですが真っ暗になって見えなくなり、徐々に見えなくなる時間が長くなるようになりました。

自宅でも異変が…

職場だけでなく自宅でも異変が起きつつありました。
朝起きたら、部屋全体に霧がかかったような真っ白な状態の見え方になったのです。
妻に尋ねても「霧なんてかかってないよ?」と不思議な顔をされました。
まぁ、当時はその症状もすぐに治まっていたので大して気にはしてなかったのですが、だんだんその霧ががった見え方の症状が持続するようになって、さすがに異常事態と思い掛かりつけの眼科を受診したのですが、なんと異常なしでした。
その時は眼圧も安定していて、視力も出ていたので異常なしと判断されたようです。

ついに職場でとんでもない出来事が…(;゚Д゚)

その当時は工場でバタバタと忙しく作業していました。
午前中の作業が一段落して、休憩に入ったのですが…
はい…何も見えなくなりました。何も見えず一人で歩けない状態だったのです。
急遽、上司の方に医務室に連れて行ってもらったのですが、これもまた急遽、今すぐ眼科に行ったほうがいいと言われ、近くの眼科に連れて行ってもらいました。
症状が治まってから受診するより、症状が出てる今、受診したほうがいいということでした。
そして、診察結果は…

びっくり仰天…眼圧があり得ないことにΣ(・Д・ノ)ノ!

眼圧とは眼球内を満たしている液体である「房水ぼうすい」の圧力の事なのですが、水風船を想像してもらえると分かり易いかと思います。通常は12~15ぐらいの数値らしいのですが、当時の私の場合…なんと47でした。例えるなら、水風船に水を入れすぎてパンパンに膨らんだ状態ですね。
検査したお医者さんもビックリされてました。
その後は眼圧を下げる飲み薬を飲んで1時間ほど病院で横になって、眼圧が正常値に戻ってから大学病院の予約も急遽早めてもらって(定期的に大学病院の眼科を受診してました。)、帰宅しました。
ちなみにその頃には見え方はいつも通りに戻ってました。

大学病院にて

この時はさすがに運転するのは危険と思ったので親に連れて行ってもらいました。
大学病院で色々な検査してもらったところ、視野検査にて視野が極端に狭くなっていたことが判明し、そこで緑内障と診断されました。
緑内障と診断された当時の私の心情は、「なってしまったものは仕方ない。さて、これから何が出来るかな…まずは障害者手帳を取得して…それから…」と色々と考えを巡らせていました。
担当してくださったお医者さんの方が「何故もっと早く気付かなかったんだ。」と、ショックを受けておられた様子でした。
親も同じくショックを受けていた様子でした。

緑内障と診断されて…

一つ勉強になったのは…緑内障というのは眼圧だけでは判断できないということ。
視野が狭くなるというだけで視力は落ちないのでもちろん視力検査でも判断できません。
では、どうやって見つけるか…私の見解では緑内障を見つけるのは視野検査しかないと思います。
これはあくまでも病院での話です。
自己判断はとてつもなく難しいと思います。特に両目見えてる方は視野が狭くなってることに気付くはずもありません。何故なら、片目の視野が狭くなっていても、もう片方の目が補ってしまうからです。
脳が見えてない部分も見えてると誤認してしまうのです。
周りに霧がかかったような見え方をするにも関わらず視力が落ちていないという状況(ちなみに、霧がかかったような見え方がしてさらに視力まで落ちていたら、それは「白内障」の症状の可能性があります。)、それから歩いている、あるいは運転中に信号機等が一瞬消えてまた現れるような現象が起こった…他にもまだあるかもしれませんが、これらの現象が起こった場合は要注意です。
緑内障の前兆かもしれません…

もし今回の記事で読まれたような症状が身に起きたら、迷わずに病院を受診されてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

くまくまパパ」でした(^(ェ)^)

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