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改めまして、M.Jです。
「集中しすぎていたので、上司からの声かけに気づかなかった」
「周りをみれていなかったので、多忙な人に声をかけてしまった」
「優先すべき仕事を後回しにしてしまった」
上記のような経験が多いかたは、「要注意」です!
この3つによって「業務の締め切りに遅れてしまう」「人間関係が悪化する」ということが発生してしまいます。
これらのことを放置していると「上司からすごく嫌われる」「仕事仲間が離れていく」ことになって「仕事を継続することができない」ということが起こりやすくなります。
人間関係を良好にするためには「物事を客観的にみる」ことや「自分自身を客観的にみること」が必要となってきます。
人間関係と「客観性」は、意外と大きなつながりがあるのです。特に、自分自身を「客観的にみること」は、意識していかないと簡単には身につきません!
ただ、客観的にみる方法を学んでいくと「身につきやすいこと」だとも言えます。
今回は、客観的に「物事や自分自身をみる方法」とTANOSHIKA CREATIVEの支援員さんを通して「自己の客観視」について、M.Jと一緒に学んでいきましょう!
以下の項目に沿って書きます。
⚫︎客観的な視点をもつ方法
⚫︎自己の客観視をする方法
⚫︎TANOSHIKA CREATIVEの支援員:Ⅾさん
⚫︎TANOSHIKA CREATIVEの支援員:Qさん
⚫︎自己の客観視によって人間関係が劇的に改善!
客観的な視点をもつ方法
いきなり「自己の客観視」といわれても難しいと思います。
ここでは「客観的な視点をもつ方法」について掘り下げていきます。
【客観的とは】
- 個人の感情や先入観を排除する
- 事実をそのままの形で捉える
- 誰の目から見ても同じである状態
- 客観的な視点とは「公平な判断が必要であるとき」に用いられる
◎第三者の視点を基にしている
【客観的な視点をもつことのメリット】
《1》物事を冷静に分析して判断することができる
《2》相手の立場に立って気持ちを考えられる
《3》自分の得意・不得意を把握して成長に生かせる
《4》発言に説得力が増す
《5》失敗を反省と改善に活かせる
【客観的な視点をもつ方法】
①知識や情報を増やす
②意見や考えに根拠をもつ
③冷静さを保つようにする
④物事の共通点を探すようにする
⑤数字やデータで根拠を示すようにする
「自分のことだけを考えずに客観的な視点を持ちなさい!」この言葉は、仕事の時に上司から言われることが多いようです。
とはいえ、客観的な視点を持つことは意外と難しいのです。
前述したように、客観的な視点は掘り下げていくと「奥が深い」ので、なかなか「身につかない視点」ではあります。
「個人の感情や先入観を排除しないといけない」ので、皆さんにとっても「客観的な視点を持つことの難しさ」を感じる方は多いのではないでしょうか。
まずは「知識や情報を増やす」ことや「意見や考えに根拠をもつ」ことから始めていくと「やりやすい」のかもしれません。
「自分のことだけを考えない習慣」「ほかの人がどのようなリアクションなのかを観る習慣」を身につけていけると「客観性」が身につくと思います!
そのためには「外部からの情報」「ほかの人の立場に立つ」という考え方が必要不可欠となりそうです。
ところで、人間関係を良好にしていくためには「客観的な視点」を土台にして「自己の客観視」をする必要性があります。「自己を客観視する」とは、どのようなことでしょうか。
次の項では、自己の客観視をする方法について書きます。

自己の客観視をする方法
ここでは「自己の客観視をする方法」について書いていきます。自己の客観視のことを「メタ認知」と呼んでいるようです。
「メタ認知」とはどのようなものでしょうか? また「メタ認知」を身につけるには、どのようにすればよいのでしょうか?
【メタ認知とは・・・】
- 自分自身の認知を「客観的な立場」から捉えること
- 自分自身のことを俯瞰(ふかん)して認知すること
《例:自分には知識がないことを把握している》
【メタ認知が高い状態】
〇周りの人に配慮ができる
《集団の中での自分の立ち位置を理解できる》
〇冷静な対応ができる
《感情のコントロールができる》
〇業務効率が良い
《自分の得意・不得意を理解できる》
〇モチベーションが高い
《課題・改善点・やるべきことを認知している》
【メタ認知を高めるメリット】
《1》感情のコントロール
《2》根拠に基づいた発信
《3》社内外の円滑な連携
《4》課題解決力の向上
《5》トラブルへの冷静かつ迅速な対応
《6》計画的な目標管理
【メタ認知を高める方法(=自己の客観視をする方法)】
①ライティング
◎日記を書いていく⇒自分の感情を書き込む
《ほかの人と比べて観ていく》
◎5W1Hを用いて書く⇒状況がわかりやすくなる
《効果》紙に書くことで「視覚」として認識できる➡視覚で認識することで冷静になることができる
②マインドフルネス
◎「今、この瞬間」に意識を向ける
◎姿勢を正して上半身の力を抜く
◎呼吸に集中する⇒目を閉じた状態または半目の状態
《何も考えることなく呼吸に集中する》
《効果》過去の経験や先入観にとらわれないで行動できる
③セルフモニタリング
◎自分の短所を確認する
《自分の弱みや課題から逃げない》
◎自分の長所を確認する
◎自分が無意識に行なっていたことに意識を向ける
《効果》自分の思考や行動の傾向を確認することができる
④コントロール
◎上記③の「セルフモニタリング」の結果をしっかりと把握する
◎自分の思考や行動をほかの人の思考や行動と比べる
《自分の思考や行動を外から観ていくイメージ》
◎「ほかの人だったらどうするか」をしっかり観ていく
◎無意識にしていることを意識して行なう
《効果》持っている感情から抜け出すことができる
参照元:プロフェッショナルバンク:メタ認知とは? 能力の高い人・低い人の特徴と効果的なトレーニング方法を解説《2023年12月11日》
参照元:ピポラボ:メタ認知とは? 高い人・低い人の特徴や高めるためトレーニング方法など詳しく解説《2020年9月14日》
自分のことを「客観的に観ること」は、ものすごく難しいことです。
この項でも述べたように、無意識に行動すると「主観が入ってしまう」ことがほとんどなので、ほかの人から「わがままだ!」「自分のことだけ考えて、人の立場に立っていない!」と指摘されるということが起こります。
仕事において集団で行動する場合は、主観が入り過ぎてしまうと「周りから嫌な人に思われる」「周りから無視される」ということが発生してしまいます。
ですので、人間関係を良好にするためには「自分自身のことを客観的に観る(=自己の客観視)」が必須となってきます。
その方法として「ライティングによって視覚で物事を捉えること」や「マインドフルネスで呼吸に集中すること」を実行していくことが大事なことです!
そのうえで「セルフモニタリング」をして「ほかの人と比べて自分を観察する」「自分がその人だったらどうするかを考える」といったことをしていくことが大事なのです!
自己の客観視をしていくと「自分が発したあの言葉は相手を深く傷つけたな」「自分がしてしまった行為は周りの雰囲気を悪くしたな」など「反省すべき部分」が出てきます。
翌日「きのうは言葉で傷つけてしまい申し訳ありません」や「感情的になりすぎて申し訳ありません」という行動に移せば、相手からの印象が良くなり「人間関係が良好になる」のです。
難しいことだと思いますが「自己の客観視」をするかしないかは、人間関係を「良くする」「悪くする」という大きなポイントとなっていくのです。
皆さん、日々の仕事において「自己の客観視」を実践していきましょう!
次の項では、素敵なTANOSHIKA CREATIVEの支援員さんを通して「自己の客観視」について書きます。
TANOSHIKA CREATIVEの支援員:Ⅾさん

最初にご紹介するのは、今回のテーマに挙げた「自己の客観視」がすごくできている、素敵な支援員「D」さんです。
「D」さんは、どんなところが素敵なのでしょうか。
【支援員「D」さんの素敵な部分】
◎落ち着いた感じで言葉かけをされている
◎視野が広く全体をしっかり観察されている
◎相手と会話する時「目線」を合わせている
◎相手の話をしっかり聴いている
◎相手の性格・動きに合わせて行動されている
◎言葉の一つ一つに説得力がある
◎一つ一つのことをしっかり確認して行動されている
◎常に感情のコントロールをされている
◎相手に安心感を与えている
《安心感を与える雰囲気や言葉かけをされている》
「D」さんですが、第一印象の時から「すごく落ち着いた支援員さん」だと感じています。
物事を幅広く観ているので、どんな状況でも「適切な行動」をされるのだと思います。
1人1人に応じた「適切な話しかけ」をされているので、利用者は「よしっ!」という感じで「納得すること」ができるようになるのです。
「状況に応じた適切な行動」や「相手に応じた適切な対応」ができるようになる方法としては、前述したように「自己の客観視」をしていかなければならないのです。
自己の客観視は、毎日毎日「意識して練習していくこと」が必要不可欠です!そうしていかないと、身についていきません。
おそらく「D」さんは、日々「自分の行動を紙に書いて振り返っていること」と「自分の短所・長所をしっかり観察している」のだと考えられます。ですので、「状況に応じた行動」や「相手に応じた対応」ができているのです!
遠くから観ても、近くから観ても、ものすごく頼りになる「素敵な支援員さん」なのです。
自分自身を客観的に観て「頼りになる人」を目指していきましょう!
TANOSHIKA CREATIVEの支援員:Qさん

もう一人、素敵な支援員さんをご紹介します。「Q」さんです。
「Q」さんは、どんなところが素敵なのでしょうか。
【支援員「Q」さんの素敵な部分】
◎さまざまな部分にアンテナを張っている《視野が広い》
◎さまざまな人への配慮があり、丁寧に行動されている
◎気づきが早い《違和感を感じる現象に対する反応が早い》
◎動きが早い《気づいた後すぐに行動されている》
◎相手の話をしっかり聞いている
◎相手をよく観察して言葉かけをされている
◎周囲の人に対する言葉づかいがすごく丁寧
◎有言実行を徹底されている
◎相手に対して穏やかな対応をされている
「Q」さんとは、短期間の関わりだったので観察できていない部分があります。その中で、M.Jが観て感じたことと「Q」さんとの関わりで感じたことがたくさんあります。
「Q」さんのすごさとして、特に「視野が広いこと」「人に対する配慮をしっかりされていること」「相手の話をしっかり聞いていること」が挙げられます。
これら3つの要素を達成していくためには「自分自身を客観的に観る」ことは必須です。
毎日毎日、自分自身が「取っている行動が適切かどうか」を「紙に書いて整理すること」などによって整理していかないと前述した3つの要素はできていかないのです。
おそらく「Qさん」は、これらのことを実践されているので「利用者からの人気がある」のです。
これらのことに加えて、1人1人に対して「熱意をもって対応されている」ので「温かい」という言葉が似合う支援員さんです!
「Qさん」は、本当に素敵な支援員さんなのです!
【追記】
現在、「Q」さんは、「TANOSHIKA CREATIVE東町」で支援員として勤務されています。なかなかお会いすることはできませんが、時々お会いした時は「適切なアドバイス」をしていただいています。
自己の客観視によって人間関係が劇的に改善!
この記事をご覧の皆さん、いかがでしたか。
改めて、支援員「D」さんと「Q」さんのすごさを感じていただいたと思います。
今回の記事で述べたように「自分自身を客観的に観ること(=自己の客観視)」は、簡単なことではないと思います。
ただ、仕事や地域で生活していく上では「人間関係を良好にすること」が必要不可欠となってきます。
そのために、最も重要なことが「自分自身を客観的に観ること」です。
自分自身を客観的に観ることで「相手に対する対応や状況に応じた行動」ができるようになるのです。
今回挙げた「D」さんや「Q」さんも、日々の人生の中で「ああでもない、こうでもない」と葛藤しながら「自分自身を見つめていった」のだと思います。
M.J自身も、仕事上で「対応や行動の失敗が多い」のですが、1日の終わりに「日記を書きながら自分自身の行動を振り返ること」を実行しています。
皆さんも、M.Jと一緒に「自分自身の対応と行動を振り返る習慣」を身につけると、周囲の人との「人間関係を良好にすること」ができるようになると思います!
「D」さんや「Q」さんのように、自己の客観視をして「豊かな人間性」を身につけていきましょう!
記事をご覧いただき、どうもありがとうございました!
【追記】
今回の記事をもちまして「支援員さんの素敵な部分から学ぶ」というテーマの記事を終了します。
TANOSHIKA CREATIVEには「ものすごく魅力的な支援員さん」が多いので、お時間がある時は実際にTANOSHIKA CREATIVEにご見学されると「M.Jが書いたことはウソではない」と感じ取ることができると思います。
【関連記事】
以下は、M.Jが書いてきた「TANOSHIKA CREATIVEの支援員さん」についての記事です。ご覧になっていただけると有り難いです。
関連記事①:一流の人:TANOSHIKA CREATIVEの支援員◎さん
関連記事②:上品になる方法:TANOSHIKA CREATIVEの支援員さんから学ぶ
関連記事③:TANOSHIKA CREATIVEの支援員さんから学ぶ:接遇技術を向上させる方法
関連記事④:感じのいい人になろう!:さまざまな人から学ぶ
関連記事⑤:やっぱり温かさは必要!TANOSHIKA CREATIVEの支援員さんに学ぶ
これまでに私が書いた記事です。ご覧になっていただけると有り難いです。
Noteのほうにも記事を書いています。ご覧になっていただけると有り難いです。
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