自分を受け入れる方法〜障害の自己受容について〜

自己受容

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みなさんは自分のことが大好きで自分のことをありのままに受け止められていますか?

今回は自己受容について書けたら良いなと思っています。

自己受容とは?

障害や「こんな自分は嫌だ。だけど簡単に変えられない…」と思うような自分のマイナスな点を自分の一部として受け入れ、良い面と悪い面その両方と寄り添いながら生きていくことを「自己受容」と言います。

この自己受容は障害を持つ人が社会参加していく上で欠かせない重要な要素になってくると言います。

特にA型事業者や障害者雇用などの障害者採用の場面では、この点が特に繰り返し問われることが多いです。

それが不十分な状態だと仕事に就いても出勤や業務が安定しなかったり、短期離職につながる可能性があるためです。

ですが最初から自分のことを受け入れたり、完璧に障害について理解できたりする人なんて滅多にいません。

ではどうしたら自己受容が上手くできるのか?次はその方法についてご紹介します。

自己受容の5段階のプロセスと自己受容の方法

1,ショック期

精神・発達の障害の診断が降りたがそれがどんな症状なのか、自分にどんな影響があるのかをうまく掴めていない状況。受容へのスタートでもあります。

2,否認期

自分の障害から目を背け、正面から見ることを避けようとする時期です。「もしかしたら診断が間違っているのではないか」「こんな自分は嫌だ」などと自分を否定したり、障害を持つ現実から目を背けようとします。

3,混乱期

障害による困りごとに直面したり、思うように症状が安定しないことによってフラストレーションが溜まったり、怒りや悲しみを感じる時期です。「もしかしたらこのまま好転しないのではないか」と絶望的に感じたり無気力になったりします。

4,解決への努力期

様々なきっかけにより自分の障害に向き合い、理解しようとし始める時期です。この時期から少しずつ受容に向かって心の動きが進んでいきます。

5,受容期

自分の障害を前向きに受け止めれるようになる時期です。障害があっても社会参加の方法はたくさんあることや、自分なりの困りごとの対策や周りの人のサポートによりさらに可能性が広がっていくことを実感し、「障害」を自分の一側面として受け入れていくことができます。

もちろん全ての人が同じ道のりを辿るわけでもありませんが、多くの方にこのような心理的変化が現れると考えられています。

心理学ではアメリカの心理学者であるカール・ロジャーズによってそれぞれの状態や理想を「自己一致」と「自己不一致」という言葉によって表されています。

参照:理想の自己と現実の自己

自己受容のメリット

自己受容ができるようになると自己肯定感(自信)が持てるようになります。

またある程度自分を許せるようになり落ち込みが少なくなります。自己理解が深まることによって自分自身の障害特性への対策が立てやすくなり、1人でも対処できることも増えます。

最後に

自己受容ができるできないとでかなり差が出るので、まだ自己受容ができていない方は少しづつでも自己受容できると良いですね。

今後は発達障害や障害のことも含めた記事を増やしていこうと考えているので、よかったらまた次回ご覧ください。

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