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皆さんこんにちは。Pinkです。新しい職場や学校での生活が始まり、周囲の人とコミュニケーションを取る際に、相手の顔と名前を覚えるのが大変だといった経験はないでしょうか。
特にここ数年は、コロナの影響でマスク生活に入り、これまでよりも相手を覚えるのが難しくなったと思います。
以前私は人の顔と名前を覚えるのが早くて、周囲の人にびっくりされましたが、次第に時間が掛かるようになりました。
また、テレビや映画を見ている時に、登場人物が多いと見分けがつかなくなり、それで関係性が分からなくなることがあります。
年齢的にも自然なことなのかな?とあまり深く考えなかったのですが、調べてみると、「相貌疾患」という症状があることを知りました。今回はそのことについて書きたいと思います。
相貌疾患とは
「相貌疾患」とは、「フェイスブラインド症状」といって、人の顔を認識することが出来ない「認知障害」のことです。それは、脳卒中や外傷などの神経学的な損傷により起きることもあれば、先天的に現れることもあるそうです。
まだ診断は下されていないようなのですが、俳優のブラッド・ピッットも長年に渡り、「相貌疾患」に苦しんでいると言われています。
特に重症の場合、配偶者や鏡に映った自分の姿さえ確認出来ないといったこともあり、診断難しい病気で、50人に1人の割合で発症すると言われています。驚いたことに、軽症の人は自覚のないまま一生を過ごすこともあるそうです。
いつも読んでいるForbes JAPANの記事に、軽度の「相貌疾患」である人の記事があったので、紹介したいと思います。ニューヨーク在住の女性です。
彼女は人の顔を覚えるまでに、30回程同じ顔を見る必要があります。現在800人以上の従業員がいる会社で働いていて、ニューヨークは人口800万人の都市になります。
そこで仕事とスキルアップの為に、人脈を作ることが欠かせないものとなってからは、厳しい立場に立たされることが度々あったそうです。この状況に対してどのような「対処法」を取ったのでしょうか。
相貌疾患の対処法
3つの「対処法」になります。「相貌疾患」の対処法ですが、私はコミュニケーションが苦手な人にも応用出来るのではないかと思います。
① 話せるように準備しておく
② ディテールに親しみを感じる
③ 気分を外する人がいる可能性があることを受け入れる
以上となります。では、具体的に見て行きたいと思います。
⒈話せるように準備しておく
「異業種交流会」等の場所では、「相貌疾患」のもたらす心理的副作用の1つである「社交不安障害」を軽減する為に、戦略を用意し、対処出来るように準備をする。
自分の脳の働きを簡潔に説明し不意をつかれないようにすることで、会話の主導権を持つことが出来、不安を抑えることが出来る。
「相貌疾患」であることを打ち明けることで、相手に対して正直である印象を与える。軽薄な印象を与えたり、怠慢な印象を与えることを回避出来る。
⒉ディテールに親しみを感じる
「相貌疾患」を補う為の秘密兵器である。初対面の人と話し始めた瞬間に100%の集中力を発揮して、相手が会話の中に落とし込む有意義な細部に耳を傾け、顔のない自分の心象風景を作り上げる。
相手の話し方・歩き方・動き方・歴史等を含めて、より複雑な人間像を頭の中に作り上げる。
細部を覚えていることで、誠意を示すことが出来るだけでなく、相手との関係性を深めることも出来る。
⒊気分を外する人がいる可能性があることを受け入れる
自分の体裁を取り繕わないこと。 「相貌疾患」の程度にもよるけれど、取り繕おうとしてもどうせ失敗する。せっかく説明しても、相手が理解してくれるとは限らないし、相手が友好的であるとも限らないからである。
まとめ
人の顔を覚えることが苦手、もしかしたら「相貌疾患」かもしれないと感じている人がいるかもしれません。
しかし、もしそうであっても、それは決して自分だけではなく、弱点は他人と比べて、「異業種交流会」の方法を少しだけ変えるだけで、人との豊かな付き合いを不可能にすることは絶対にないのです。
「人の顔を覚えるのが苦手」な場合には、記事の中に挙げた3つの方法を参考にしつつ、自分なりの「対処法」を見つけられるといいと思います。
また、人とのコミュニケーションにも関わることだと思うので、ぜひ参考にしてもらうことが出来ればと思います。
参考サイト:人の顔を覚えるのが苦手でも、うまくネットワークを構築する方法
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!
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