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皆さんこんにちは。Pinkです。私は過ごしやすい気候の春が好きなのですが、「新学期」「新年度」と聞くと、一気に気分が落ち込みます。
「適応障害」と「双極性障害」を持つ私にとって、「異動」や「転勤」も同じです。新しい環境、また、その環境が変わる事が耐えられないのです。
初めて就職をした新入社員の頃、とても辛い胃痛に悩まされました。我慢が出来ず会社を抜けさせてもらい、病院で診察を受けた結果は「神経性胃炎」でした。
また、新しい環境に慣れてきた頃に訪れる症状に「五月病」があることを知ったのもこの頃でした。
今回は、この「五月病」について書きたいと思います。
五月病とは
新入社員や異動した社員など、大きな環境の変化を迎えた人が、ゴールデンウィーク明けくらいの時期にみられる、以下のような状態を言います。正式な医学用語ではありません。これは知りませんでした。
① 気分の落ち込み
② 意欲低下等により仕事に影響が出る
③ 気分の不安定
④ 不眠
⑤ 食欲不振(増大)
⑥ 疲れやすさ
程度によっては治療が必要ですが、治療を受けずにいたり、やる気がないと本人を責めたりすると、症状が重くなったり、「うつ病」などのより深刻な精神疾患を発症することがあります。
参考サイト:五月病とは?症状の原因・なりやすい人への企業の対策方法
企業における五月病の実態
ソフトバンクグループのヘルスケアテクノロジーズが行った「五月病に関する意識調査」についての記事で読んだことをまとめてみました。
① 期間 3 月11日〜3月14日
② 対象者 全国に住む20代〜50代の働く男女
③ 人数 1200人
① 人数 50%以上
② 回復時間を要したか 60%以上が回復に時間を要したと回答
③ 回復に要した時間 1週間程度…26.3%
2〜3週間程度…22.1%
2ヶ月以上…17.8%
*1ヶ月以内に回復する人は約半数となっています。
④ 仕事を休んだことがある 46.8%
⑤ 「五月病」が原因での休職 31.4%
⑥ 「五月病」が原因での退職 28.6%
*20代では休職・退職の割合が40%となっていて、「五月病」の影響が他の世代よりも大きいことが分かっています。
企業側の五月病の対策について
「五月病に関する意識調査」の中で、所属する会社・企業・組織において、何か対策を実施しているかという質問に対して、実施していると答えた人はわずか20%で、続いて実施するべきと考える人は60%にも達しました。
これを受けて、ヘルスケアテクノロジーズのヘルスコンサルティング部所属の医師は、企業は対策に取り組むべきであると説明し、企業が出来る「五月病」対策として下記のことを挙げています。
① セルフケアサポート体制の構築
② 社内カウンセラー、産業医など相談窓口の設置・周知
③ 健康相談サービスの導入
*オンラインで相談出来る外部サービスは、対面での相談を苦手とする社員でも利用しやすいかもしれない。
参考サイト:「五月病」対策実施企業はわずか2割、3人に1人が休職・退職経験あり
すぐにこれだけの対策を行うのは難しいと思いますが、「うつ病」などの精神疾患になる前に、「五月病」を予防することが出来れば、離職率も下がるのではないでしょうか。
また、「五月病」だけに限らず、メンタルヘルスの面において、いい事だと思います。
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!
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