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コロナワクチンの接種が始まって、6月29日時点で、
1回目の接種 22.74% 2回目の接種 11.48%
の人が終了しているというデータが発表されました。
参照:コロナワクチン【NHK特設サイト】接種率の状況など最新ニュース
私自身も、持病の疾患があるため、6月にワクチンの接種のお知らせが届きました。周りにも、1回目、2回目の接種が終わったという人が多くいます。
そんな中、接種の加速とともに、ワクチン接種に関係したハラスメント問題が起こっているは知っていますか?
ワクチンを接種しないのなら解雇?
看護師のAさんは、過去にアナフィラキシーショックを起こした経験から、コロナワクチンのを接種しない選択をし、接種しないと職場に伝えたところ、「ナースの師長さんが、私だけがまだ1回も受けていないと。『それはどうなの?』『これはどうするの?』『今後どうする考えでいるの?』など、受けないのはあり得ないというぐらいの圧を感じた。これは働いてはいけないという感じになった」と病院を退職したそうです。
その他にも、「職場でワクチンの接種の可否を表にして貼りだされており、打たないという記入ができるような雰囲気ではない。」ワクチン接種後の副反応で、体調不良になったらが「病気ではない。」と仕事を休むことができなかったなどの、ワクチンハラスメントを受ける人が増えてきています。
引用:職場で不当な扱いも…接種加速の裏で「ワクチンハラスメント」が急増 弁護士が語る“同調圧力”の注意点 (fnn.jp)
人権ホットラインには、ワクチンハラスメントに関する相談が、2日間で200件を越えて寄せられています。
ワクチンを接種しない選択もある中、接種できない人たちがいるのもあまり知られていません。
ワクチンが接種できない理由
まず、ワクチンを接種する理由としては、コロナの重症化が防げ、他人に感染させることも防げます。
コロナを収束させるためにも、ワクチン接種は重要となります。
しかし、様々な理由でワクチンを接種することができない人もいます。
身体的な理由としては、
・持病があり医師からの指示があった人
・妊娠初期の人
・過去に薬でアナフィラキシーショックなどのアレルギー反応があった人
精神面の理由としては、
・副反応に強い不安感がある。
などの理由があげられます。
若者の間での不安感と、錯綜するネット情報
ワクチンを接種しない、副反応に不安感があると答える人たちの中には、若者が多く含まれています。
なぜ、若者たちの間で、ワクチン接種を不安に思うのか、詳しく調べてみると、「もう少し様子をみて接種するか決めたい。」「わざわざ副反応はでるのに接種したくない。」などの理由がありました。
なかには、「ワクチンを接種すると〇〇〇になる。」といった明らかにデマだと思われる情報を鵜呑みにしてしまっている若者も少なくありません。
現に、TwitterなどのSNSには、根拠のないワクチンの情報があふれています。
引用:若者の“ワクチン不安”に専門家「身体中にウイルス遺伝子がばら撒かれるよりはマシ」(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース
正しいワクチンの情報を知ることの大切さ
コロナワクチンの基本情報
例えば、皆さんはインフルエンザワクチンと聞くと、弱めたインフルエンザウイルスを体内に入れて、抗体を作ると思われていると思います。
たしかに、今までのウイルスに対するワクチンは、その遺伝子の一部を接種し、抗体を作る仕組みでした。
しかし、コロナワクチンは従来のワクチンとは違い、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンと呼ばれ、ウイルスのタンパク質をつくるもとになる情報の一部を注射することによって、人の身体の中で、この情報をもとに、ウイルスのタンパク質の一部がつくられ、それに対する抗体などができることで、ウイルスに対する免疫ができるのです。
よく見るコロナウイルスの周囲のトゲトゲの部分だけを、体の中で安全に大量に作る遺伝子です。
これにより人体は、コロナウイルスに実際に感染することなく、コロナウイルスの体の一部の特徴的な形だけを記憶して、抗体免疫を高めることができます。
メッセンジャーRNA遺伝子は、不安定な物質のため自然に分解され細胞外へ排泄されます。
引用:mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンは新しい仕組みのワクチンということですが、どこが既存のワクチンと違うのですか。|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
コロナワクチンってどんなワクチンなの? | 東京ビジネスクリニック (businessclinic.tokyo)
SNSなどでは、「健康なのに、わざわざコロナウイルスを体内に入れるのは危険」「遺伝子に影響があるのではないか」などの情報があふれていますが、コロナワクチンについて正しく知っていれば、その情報が間違いであることがわかります。
私はワクチンを接種するのか?
私自身は、ワクチン接種が始まったころは、急ぐものでもないし、副反応が怖いし、少し様子をみてから接種するか、しないかを考えようと思っていました。
恥ずかしい話、私もワクチンは、弱めたコロナウイルス自体を体内に入れると思っていました。しかし、今回の記事を書くにあたってワクチンについて調べると、まったく見当違いであることがわかりました。
ワクチン接種について消極的でしたが、緊急事態宣言が何回も出ていることや、変異株のウイルスが増えていること、なによりも県外に家族や、友人がいるため、県を越えての移動がほとんどできなくなり、半年以上も家族や友人に会えていません。そのことを考えると、ワクチンを早く接種できるのであれば、早めに接種したいと考えるようになりました。
ハラスメントを回避するには?
現時点では、ワクチン接種は任意です。必ず接種しなければならないというわけではなく、強制することもできません。
なにより、持病などの事情でワクチン接種ができない人たちもいます。
個々の考え方や、背景にある事情を汲み取って、柔軟な対応が必要とされます。
そして、ネットなどの誤った情報を鵜呑みにせず、かかりつけの病院や、家族や周りの友人でもいいので、話を聞いてみて下さい。
ハラスメントを増やさないためにも、1人で考えこまない、決めつけないことが大切なのかもしれません。
参考サイト:ワクチンハラスメント(ワクハラ) – 北海道のハラスメント研修・コンサルティングのパイオニア【株式会社ケンズプロ】介護・医療・福祉の働く現場をサポート|北海道札幌市中央区 (kens-pro.com)
新型コロナワクチンについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
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