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「生きづらさ働きづらさのない世の中を創る。」
私の働かせてもらっているTANOSHIKAのvisionです。
私はそのvisionをとてもかっこいいな、と思っています。
どなたが作ったかは知りませんが、作った方は「すごい」と思うんです。
しかし、実は私はずっと思っていることがありました。
私は「生きづらさ」「働きづらさ」をあまり感じたことがないのです。
ピンと来ないのです。
一見、「良いことじゃん」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、私が「生きづらさ」「働きづらさ」をあまり感じたことがないのには、あまり良くない理由があるんです。
意味不明だと思いますが、私は「生きづらさ」「働きづらさ」を感じない自分に劣等感を持っています。
優しい世界に私は住んでいる
「生きづらさ」「働きづらさ」を感じないのにははっきりとした訳があります。
私があまりにもいつも優しい世界にいるから。
人間の社会が怖くて怖くて…私はそこに住めないのです。
だから、優しい世界、つまり福祉の世界とか、家の中、あるいは家族。
そんな温かい世界で生きてきました。
それで、私は一般の人が抱いているような「生きづらさ」「働きづらさ」を感じたことがないのです。
本当の世界を知らない。
周囲のみんなが優しい世界にいる。
逃げて逃げて…そこで手に入れた「生きづらさ」「働きづらさ」を全く感じない日々は、果たしていいのだろうか。
そんな事を最近よく考えています。
贅沢な悩みだよね、と思われるかもしれない。(そういう風に思った方、ごめんなさい。)
でも、本気で悩んでいるんです。
生きづらさ
そんな私ですが、「生きづらさ」「働きづらさ」らしきものを感じた日々もあります。
私も、一般の人々の世界にいたこともあるからです。
例えば、学生時代。
私は本当に本当に「生きづらい」子どもでした。
でも、もしかしたら「生きづらい」どころじゃなかったかも。
生命の危機さえ感じるような、そんな恐怖心を毎日抱いて生きていました。
記憶は日に日に薄れてきていて、あまり覚えてないけれど、その感覚はやっぱり「生きづらさ」よりもっと酷いものだった気がします。
働きづらさ
「働きづらさ」らしきものを感じた日々もあります。
高校の時のアルバイトです。
発達障害のある私は、ミス連発で同僚から疎まれていました。
それも「働きづらい」という記憶かもしれません。
しかし、その日々も「働きづらい」というよりもっと苦しい言葉が似合うような気がします。
もっともっと苦しい恐怖を常に感じていました。
「生きづらさ」「働きづらさ」
私にとって「社会」はそのような言葉では言い表せれないくらい苦しかったのです。
私は多くの人が抱えている「生きづらい」「働きづらい」という悩みに達してもいない。
それくらい、「社会で生きるためのスキル」が人より劣っているんだと思うんです。
私は「生きづらい」「働きづらい」という言葉がそんな意味もあってピンと来ないんです。
福祉の社会に身を置いて
社会から一旦逃げている私。
今は、優しい支援員さん、同僚に囲まれて幸せです。
しかし、ある意味、「生きづらさ」「働きづらさ」を感じながらも逃げずに懸命に社会で戦っている人々を、私は尊敬してしまうのです。(皮肉ではありません)
私には絶対そんなことはできないから。
まだまだ「生きづらさ」「働きづらさ」という苦しみを感じるような社会でも、それでも負けずに、必死で生きている人々が眩しくて眩しくて仕方ないのです。
社会に出る勇気がない。
怖くて逃げてばかり。
そして、「社会的スキル」の低さから「生きづらい」「働きづらい」という悩みにも到達していない。
そんな理由で「生きづらさ」「働きづらさ」を本当の意味で体感したことがない自分が、「情けないな」と思う時があります。
社会に出たい…でも。
最近、すこぶる調子がいいので、一般就労を本気で考えている自分がいます。
実際に、実は主治医から条件付きで一般就労していい、という許可が下りたのです。
けれど、いまいち勇気が出ません。
私は正直に話すと、同世代の友達が1人しかいません。
駅とか人混みで、同世代の子達を見ると目を背けます。
とても怖いのです。
たったそれだけで目を背ける私は、一般の社会で通用できる訳がない、と思って初めの一歩がなかなか踏み出せません。
それでも
決して「生きづらさ」「働きづらさ」を感じる社会を肯定している訳ではありません。
だから、私はTANOSHIKAの「生きづらさ働きづらさのない世の中を創る。」というvisionを心からすごいと思っています。
うまく伝わっているか分かりませんが、みんなのように「生きづらさ」「働きづらさ」を感じながらでも、明日のために、強く前に進みたい。
厳しい社会に出てみたい。
でも、怖い。
すごく変な悩みかもしれませんが、私の最近の切実な悩みなのです。
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