携帯電話(動画など)による乳幼児への影響は

スマホ

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 現在子育て世代の人のほとんどがスマホを持っているのが当たり前の時代となっています。しかし、お子さんにスマホを生まれた時から使わせることに関しては意見が分かれています。

そこで、子育て世代に行った調査などを元に、親の携帯(アイパットやパソコン)などで、ゲームや動画を見せることの影響を書きたいと思います。

どのくらいの割合の人が子どもに使わせているか

2018年の関東地方に住む2000人規模の0歳から6歳までの子を持つ母親への調査によると、約60%の家庭でスマートフォンを利用させていることが分かりました。タブレットも約23%の家庭で見せているという回答があり、全く触らせていない家庭は30%弱にとどまりました。

また、「スマートフォンを利用させている」と答えた比率が0歳の乳幼児において 34.9%もありました。これは2017年調査時の 23.5%より 11.4 ポイント増加しています。

また、一番よく使われているのはYoutubeなどのアプリで、使わせている家庭の8割が利用していました。
子ども向け番組やアニメ、Youtuberの動画などをよく見たり、ゲームをしているようです。

スマホ

画像引用:東京大学大学院情報学環・慶應義塾大学SFC 研究所「育児とICT : 乳幼児のスマホ依存、育児中のデジタル機器利用、育児ストレス」

どんな状況の時によく見せているか

 ・家事などで忙しく、子どもの相手ができない時

 ・車の中や出先までの移動中に大人しくさせるため(携帯電話など)

 ・車の中で音楽を聞かせたりDVD(アニメなど)を見せる(車のナビについている機能など)

 ・買い物や病院での待ち時間に動画やアニメを見せている

 ・家にあるテレビでアニメなどを流す

 ・親の遊ぶゲームをしたがる

など子どもが見ていることを気にかけていないのが原因となります。

スマホ

画像引用:東京大学大学院情報学環・慶應義塾大学SFC 研究所「育児とICT : 乳幼児のスマホ依存、育児中のデジタル機器利用、育児ストレス」

子どもにスマホを与えた原因と影響は・・・

原因

 ・子どもにせがまれて貸した(目の前で携帯の操作した)

 ・親が家事(夕飯作り)などで忙しくしている

 ・子どもの前でゲームなどをしている

 ・子どもの前でメールやラインを返事をしている

などがあげられます。

下記のグラフを見るとお子さんと一緒に過ごす時間に親が使用する場面が多くあることが分かります。

また、親の依存傾向が強いと、そのお子さんも依存傾向があるようです。

スマホ

画像引用:東京大学大学院情報学環・慶應義塾大学SFC 研究所「育児とICT : 乳幼児のスマホ依存、育児中のデジタル機器利用、育児ストレス」

影響は・・・

 ・子どもの話に目を合わせないで返事をする

 ・親子や他人とのコミュニケーションがうまくできない

 ・同じテーブルにいても顔を見ないで会話をしている

 ・携帯をずっと触っている

 ・目を悪くする

などがあげられます。

下記は前述の調査結果ですが、いい影響も全くないとは言えませんが、家族や友達とのコミュニケーションや交流が増えたと減ったが両方あったり、言葉の発達が促進された、遅れていると真逆の感想が出ています。

スマホ
画像引用:東京大学大学院情報学環・慶應義塾大学SFC 研究所「育児とICT : 乳幼児のスマホ依存、育児中のデジタル機器利用、育児ストレス」

 その結果・・・・子どもの行動は

 ・携帯を取り上げるとキレる 

 ・携帯依存症となっている

 ・目の成長に影響を与える

 ・感情のコントロールができない

などがあります。

依存傾向については、下記のように10%を超える子どもたちが既に依存傾向にあります。

すまほ

画像引用:東京大学大学院情報学環・慶應義塾大学SFC 研究所「育児とICT : 乳幼児のスマホ依存、育児中のデジタル機器利用、育児ストレス」

対策は・・・  

 ・子どもの前でラインやメールの返事を送らない

 ・子どもと一緒に動画を見る

 ・子どもの前で電源を落とす

 ・「これでおしまい」と声をかける

 ・子どもの話を聞く

 ・絵本などを読んで聞かせる

などがあります。

一人で家事や子育てをするのは過酷で孤独です。もっと周囲の人がお母さんの負担を減らし、スマホではなく、子どもともっと向き合える環境を作ることも大切であるようにも思えます。

まとめ

携帯電話の普及は、外出先でも連絡が取れるようになり、病院や学校などに電話をかけやすくなっています。親と子どもが一緒にいても、子どもは親の携帯を借りているのが現実なのかもしれません。

子どもの携帯依存症やゲームに夢中でしている姿を想像した時の私は、便利に使えるのはいいことですが、子どもに与える影響があるのか?心配です。病気で視力が弱い子は別にしても、携帯や電子機器は子どもの視力の低下に繋がるのではないでしょうか?

また、自宅待機でゲームをする時間が増えて、課金をしてしまう子どもも増えているようなのです。子どもは課金のゲームを夢中でしているので、いくら使ったのか?を気にしないまま続けて、親があわててしまう事態となります。

簡単に開けないようにしていても、子どもは解除してしまうので貸さないようにしましょう。

もっと、子どもとの時間を作ってほしい!

参考記事・参考文献リスト

知っておこう!幼児・子供のスマホ依存で脳と目に与える影響とは?

2歳児の1割超がもう「スマホ依存」 母親2000人の調査で判明 専門家「リスクは未解明、ほどほどに」  | 子育て世代がつながる | 東京すくすく ― 東京新聞 (tokyo-np.co.jp)

92歳の保育士が見た「スマホ漬けの子」「テレビ漬けの子」 | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン (gentosha-go.com)

外出自粛で増える子どもの「ゲーム課金問題」親ができる7つの対策をFPが解説 (o-uccino.com)

親のクレカでゲーム課金 高額請求で慌てないために|NIKKEI STYLE

東京大学大学院情報学環・慶應義塾大学SFC 研究所「育児とICT : 乳幼児のスマホ依存、育児中のデジタル機器利用、育児ストレス」

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私は関節リウマチになっていろいろな制限があります。その他にも困難なこともありますが、今その時々を楽しむように頑張っています。読書に風景・動植物にいやされています。