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うつ病viviの「我満しなくていいんですよ」
はじめに
あまりよくはないことだけど、ここのところイライラむかむかすることが多い。
だけどこればっかりはどうしようもなくて対処のしようもなくて、ただ我慢するしかない。
ひとつ解決したら新しくまた一つ増える。繰り返し。そして疲れる。
「またかまたかまたか・・」
私は神様に試されているのか?それとも誰かの意図的なのか?
どちらにしても挑発に乗るわけにはいかない。例えそれが神様であっても相手しないのが一番。我慢我慢我慢。だけど我慢を続けていると具合が悪くなる。きつくて苦しい。
このことを主治医に相談してみました。そしたら・・
「頓服を上手く使いましょう。我慢しなくていいんですよ」
「辛ければお薬の量を増やしましょうか?」
と言われて涙がこぼれた。そんな主治医の優しさを感じたお話です。
イライラむかむか
こればっかりはどうにもこうにもいかない。
ムカッとしてイラッとしてカーッとなって興奮してモヤモヤする。
更年期障害なのだろうか?そう思われても仕方ない年齢になった。だけどこれはあまり言いたくはないけれど、こういう「性格」なんだと思う。
この性格はいろんな過去の経験が災いしてできた(そうだと思いたい)
あまりにもいろんなことがありすぎた。そのたびに怒ったり泣いたり悔しんだり。今でも忘れられない忘れることができない。いろんなこと。
傷ついて傷つけて。疲れ果てた。もうこれ以上傷つきたくはない。
だけど世間はほっといてくれない。そっとして置いてもくれない。
神様はいじわるだ。
フラッシュバック
私の場合その時に感じる感情より、後から突然襲ってくるフラッシュバックによって感じる感情の方がもっときつい。なかなか治まらなくてコントロール出来なくなる。
突然襲ってくるフラッシュバックは鮮明な映像で声と音までが蘇る。
その瞬間、私は目を閉じて振り払おうとする。だけど消えてくれない。
私が襲われるフラッシュバックは一つではない。
この何十年の間に起きたいろんなことが蘇ってくる。その時その時で違う映像。
ごく最近の出来事だと何度も何度も蘇ってきて、とことん私を追いつめる。
そのたびにイライラむかむか。一人で興奮する。
フラッシュバックが起きない日はない。
疲労困憊
ムカッとしてイラッとしてカーッとなると体力がなくなったせいもあり、かなりエネルギーを消費して疲れる。
精神的な疲れも相まって体が固まり倒れこむ時もある。
こんな姿は誰にも見られたくないので人前や母親の前でさえも見せないようにしているのだが、誰にも見られないように我慢すればするほど、そのイライラむかむかは長く続いて疲れ方が酷い。そんな時に限って、更に追い打ちをかけるように何かが起きる。
それは些細なことだったりどうでもいいことだったり、つまらないことでも私を追いつめる。
疲れて疲れてクタクタになる。
このきつさは誰にもわからない。わかるわけがない。
早く帰りたい。早く横になりたい。早く寝たい。
辛ければお薬の量増やしましょうか?
最近酷くなってどうにもこうにもいかないので主治医にあらためて相談してみた。
このことをはじめに相談した時は朝昼寝る前に飲む薬に、更に効く「気分を安定させる」薬を1錠ずつ追加してもらってた。だけどそれも効くときと効いてない時があって苦しい。
そんな話をしたら主治医は「辛ければお薬の量増やしましょうか?」と言ってくれて、涙がこぼれた。ずっとなかなかわかってくれないどこか冷たい先生だと思っていた。だから嬉しかった。本当はちゃんと私のことを理解してくれている優しい先生だということがわかった。
いつも何かを話してもスッキリしなかった。落ち込んで帰る日もあった。
だけどこの日は違った。本当は優しくて、このきつさを理解してくれる先生だった。
だから今回は私がもう少し頑張ってみようと思って「大丈夫です」とつい言ってしまって、あとからすごく後悔した。
今もやっぱり後悔している。どうしてあの時「大丈夫」と言ってしまったのか?
悔やんでも仕方ない・・・けど・・・やっぱり足りない。薬増やしてもらおう。
我慢しなくていいんですよ
そして主治医はこうも言ってくれた。
「我慢しなくていいんですよ。頓服を上手く使いましょう」
そうだった!私には強い味方頓服薬があった。忘れていた。そういえば最近あまり頓服薬を飲んでいなかったことに気づいた。
カーッとなりすぎて興奮してわからなくなって「頓服を飲む」という行動を忘れてしていなかった。
今度からはちゃんとエスカレートする前に飲もう。飲まなきゃ。ちゃんと飲まないと周りに余計なことや言わなくていことばかり話して迷惑をかけてしまう。自分である程度はコントロールしないと。だけど・・。
とにかく我慢しない。すぐに飲む。落ち着くまで飲む。
上手く頓服を使って乗り越えよう。
おわりに
そうだ!私には強い味方頓服があった!我慢しなくていい!ちゃんと飲もう!
医大に転院して減薬を余儀なくされ飲みたい薬を減らされて頓服を節約しながら飲んでた。節約することにも慣れて、飲まないでいることにも慣れて頓服を飲むことを忘れがちになって遠慮するようになってた。
なぜなら前のような飲み方をすると「足りなくなる」から。
だけど思い出した。
足りなくなったらもらいに行けばいい。もらいに行ってもいいということ。
それが許されていた薬だったこと。そんな薬が私にはある。たった1種類だけど。
薬に頼りすぎて何種類も頓服薬を飲んでいた私が涙流して減薬し飲む量を減らして節約することを覚えた。その間苦しくて苦しくて・・。きつくて苦しくて泣きべそになってた。
だけどこの1種類の頓服薬だけは飲んでいいということ。そしてまだ量を増やすことのできる薬があること。ホッとした。まだ頑張れる。
主治医に言われて涙が出た。忘れていたことを思い出して涙が出た。
飲んでいいんだ。辛くなったら遠慮することなく飲んでいいんだ。
私には精神安定剤が必要で欠かせない。
四六時中飲んでいないと心が壊れてしまう。
そのためには強い味方のこの頓服薬。なかなか効いてこない時もあるけれど無いよりはまし。あまりよくないこととはわかっているけれど今はまだ薬に頼るしかない。
私がつい遠慮なく飲んでしまうこの頓服薬の量は一日に飲んでいい量の3~4倍。
(薬品名はあえて公表はしません)
どのくらいまで今の主治医が許してくれるかはわからないけどギリギリまで出してもらおうと思っている。
またしばらくこんな生活が続くけど許してね。ごめんねお母さん。
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メール読ませていただきました。心のコントロールは話をしてするだけでは収まらないこともあります。そんなときに助けてくれるのが薬なんだと教えられました。そんな素敵な主治医にあえて良かったですね。
こんにちは。ダックスフンドさん。心をコントロールするには私の場合はやっぱり薬が一番のようです。薬を使って頑張ってやっていこうと思います。いつもコメントありがとうございます。