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喘息で、コロナじゃないけど咳が出ます
わたしは5年くらい前から、アレルギー性の咳に悩まされています。
咳が2分間続く時もあれば、小刻みに出ることもあり、大体その2パターンです。
自分でも嫌になるのですが、治したくて病院で検査しましたが、先生曰く、咳の原因がわからない病気?とよくわからない診断を受けました。
薬も処方されたんですが、原因がわからない以上咳を止められる訳もなく、結局放置しています。
咳が出ないことを祈る毎日です。
しかし、このコロナ禍で、非常に肩身が狭いです。
やっぱり、皆敏感になってるじゃないですか、「え…、もしかして?」って。
わたし、人前にいるときに限って出るんです。
ここで咳しちゃだめだ!って思っている時に出るんです。
特に、病院とか公共交通機関とかカフェとか…。
先日とある施設に遊びに行ったとき、入口に「発熱・咳・咽喉痛の症状がある人はご遠慮ください」と張り紙がありました。
咳=風邪・コロナ、って一括りにしないでほしいと思いました。
わたしみたいに思っている人って、結構いると思うんです。
↓こんな風に感じているひともいるのでは?
関連記事:株式会社保険同人社「新型コロナウイルスに関連した感染症」情報―コロナ差別・ハラスメントについて(コラム)―
花粉症や喘息の人は、どう思っているのか。
咳やくしゃみをする際にマスクやハンカチなどを口元にあてる「咳エチケット」。
インフルエンザなどをはじめ、咳やくしゃみの飛沫から感染が広がってしまうことを防ぐのに有効な手段ですが、花粉症のシーズンや、ぜんそくなど「周りに感染しない」症状でせき込んでしまう場面は少なくないですよね。
しかし、飛沫感染するとされる新型コロナウイルスの拡大を受け、不安が広がっている現在。電車やバスなどで隣の人が咳やくしゃみをすると、「もしかして…」と思われているのではと疑心暗鬼になります。
本人は「これは違うんです!」と言いたくても、周りにその都度、自分から説明するわけにもいきません。
SNSでは「これはコロナじゃないんです!花粉症なんです!」「咳やくしゃみをすると周りからにらまれる。迂闊に咳ができない…」という悲痛な訴えが多く挙がっており、中には「ぜんそくで咳をしていたらマスクを投げつけられた」という体験談もあるようです。
マスクにマジックで「花粉症」の文字を書いたおじいさん
そんな中、電車の中でほっこりした人のエピソードが紹介されていました。
電車で移動していたAさん、その電車におじいさんが乗車してきたそうです。
そのおじいさんがしていたマスクには、「花粉症」という文字が書かれていたとか。
時折鼻をすすったり、咳込んだりしても、周りは気にしなかったそうです。
世間がピリピリムードの中、このおじいさんもどうしても咳が出てしまうのに気を使ったのでしょうか。
参考:livedoorNEWS「マスクに『花粉症』の文字電車で咳き込む男性の姿に感激」
https://news.livedoor.com/article/detail/17928886/
「花粉症・喘息です、うつりません」の缶バッジの需要↑
同じく、花粉症や喘息持ちの人のためのアイテムが登場してきます。
「喘息」マークと「花粉症」マークです。
缶バッジや、マスクに押すことができるシャチハタタイプのものなどが見られるようになりました。
咳やくしゃみに敏感になっている人が多い現在、身につけるだけで無用のトラブルがなくなるなら非常にうれしいですね。
このマークを知った人たちからは「こんなのが欲しかった」と喜びの声が寄せられているようです。
マスクを着けたくても着けられない人もいます
マスクの着用で困っている人は他にもいます。
皮膚が弱かったり、異常がある人は、かゆみの症状がでたり体調が悪くなってしまう人もいます。
発達障害などが原因となって、感覚過敏になってマスクが着けられないパターンもあるようです。
花粉症や喘息の人とは少し違って、共通して言えるのは、その辛さが見た目ではわからないことです。
どうしても済ませなければいけない用事があっても、「マスクを着けていない人はお断り!」って言われてしまっては辛いですよね。
その度に白い目で見られるのは耐えられないと思います。
わたしも最近、あご周辺にヒリヒリする感覚があって、マスクによるストレスじゃないかと思っています。
同じような人はたくさんいるのではないでしょうか。
参考:NHKNEWSおはよう日本「“マスクがつけられない” あなたのそばにも…?
https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/07/0716.html
一方で、花粉症に便乗する人もいるようです
花粉症による咳で困っている人がいる一方、風邪を引いてどうしても花粉症に便乗せざるをえない人もいるようです。
咳が出てしまって、「コロナじゃないの?」と言われて、「実は花粉症が辛くて…」とごまかしている人もいるんだとか。
連日コロナ関連の報道がされる中、風邪気味で、とは言えない気持ちもよくわかります。
「コロナかもしれないから休め」と言われたかと思えば、「風邪ごときで情けない」とも言われる…。
だから花粉症のフリをして乗り切るしかないのだ、と。
このように便乗しているひとがいるんだと知っている人にとっては、花粉症ですと自己申告する人を怪しんむことも多いようです。
本当は風邪の症状なのに、花粉症だって偽っているんじゃないのか、と。
これでは、「わたしの咳は花粉症なので安心してください」という意思表示も本末転倒になってしまいます。
世の中、疑心暗鬼になっていくばかりです。
終わりに
今回、このコロナ禍でのマスク事情を記事にするにあたって、自分なりにいろいろ調べたのですが、「花粉症・喘息で咳をする人もいますよ、心配しすぎないで」的な優しいホームページはほとんど存在しませんでした。
わたしたちが少数派なのか、理解を示してくれるひとが少ないのか…。
このご時世、咳をしなければ辛くて居心地が悪いと思うのも仕方がないことですし、咳をしている人を見て嫌悪感を抱いてしまうのも仕方のないことだと思います。
もちろん世間の、アレルギー患者への理解をお願いしたいですが、わたしたちもマスクがつけられないことを声高に主張するのではなく、自分たちからできることを示していかなければいけないのかな、と思います。
何より、コロナが治まってくれるのが一番ですね。
早く元通りの生活が戻ってきますように…。
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