ウィズコロナのコミュニケーション コロナが招いたコミュ力低下の実態

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 こんにちは、地平線です。今回はウィズコロナのコミュニケーションということでコロナが招いたコミュ力の低下についてお話しさせて頂きます。

 およそ5年前に発生し、世界を襲った新型コロナウイルス。生活は大きく変化し外ではマスクの着用が推奨され人との接触を減らす為の取り組みが行われました。テレワークの普及などが代表的ですね。

 しかし、人と会わなくなったことでコミュニケーション能力が低下していると感じる体験やそれを裏付ける研究結果を目にしました。今回はこの事について書かせて頂きたいと思います。

調査結果が明らかにしたコミュ力低下の実態

 コロナ禍でのコミュ力低下については私自身も体感したことがありました。その体験については後述しますが、記事にする上で数値化したものがないかと探したところ、2022年のものではありますが下のような調査結果を見つけることができました。

引用元:深刻な「コロナコミュ障」の実態が明らかに  コロナ禍きっかけに、2割がコミュ力の衰えを実感  53.3%が感染リスクなしでも「マスクなし会話」に抵抗感  コロナ禍がコミュニケーションに与える影響について調査を実施

 この調査でも注目されている通り全世代で2割、特に10代女性では33%がコミュ力の低下を感じている事がわかります。また、10代男性が22%と他の世代に比べて高い点も個人的に着目すべきだと考えます。マスクなしの会話への抵抗がある人が過半数を超えていることも重要な点ですね。

学生のコミュ力低下は深刻かも、学生時代の体験談

 私は大学入学とコロナ発生時期がほぼ同じであるいわばコロナ世代です。

 入学式も事務連絡だけの簡素なものだったり、施設利用も制限があったりしました。

 それでも芸術系だったので、実習が多く、他の学生よりは友人と顔を会わせる機会に恵まれました。

 しかし、一番コロナによるコミュ力低下を実感したのは4年生になった時の出来事です。 私は教授のアシスタントとして新入生の対応をしたのですが、何もしてないはずなのに怖がられてしまい、全くと言っていいほどコミュニケーションがとれなかったのです。

 さらにこの傾向は私だけでなく全体的に見られた事がアシスタント会議で判明しました。

 よく考えてみると、新入生は年齢的に高校生というコミュニケーションにおいて重要な時期をリモート授業などで過ごしていることに思い至ります。おそらく人と直接会う事がなかったので、コミュニケーションの取り方がわからなくなっていると私は考えました。

ウィズコロナのコミュニケーション

 しかし、ウィズコロナが叫ばれるようになった今、社会は再度コミュ力を求め始めました。そのことに対してコロナによるコミュ力の低下、特にコロナ世代のケアは必要なことだと私は考えます。私はこの問題が社会的なものになると予想しています。

 そこで社会がどのようにコロナという避けようがなかった災害がもたらしたコミュ力低下という問題をケアしていくのか。大きな課題になりそうです。

 そして個人レベルでもコミュニケーションをとる際の大きな壁になることを実感しました。それをどう乗り越えてゆくのか、今後の課題でありみんなで考えてゆく必要がありそうです。

今回はコロナがもたらしたコミュ力低下をテーマに書かせて頂きました。

近いテーマで翼祈(たすき)さんと金次郎さんが記事を書いていらっしゃいます。ぜひ合わせてご覧ください。

顔パンツ。〜誰かに素顔を観られたくないー、マスクを手放せなくなった若者たち〜

アフターコロナで急増する対人不安、米で導入進むSEL(社会感情学習)とは?

また次の記事でお会いしましょう。地平線でした。

(アイキャッチ写真撮影:地平線)

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