在宅勤務では、オンとオフの切り替えが大切

在宅勤務

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こんにちは、金次郎です。

 去年4月に緊急事態宣言が出て、勤めている作業所も勤務形態が在宅勤務メインになって既に10ヶ月。
 新型肺炎の猛威は収まるどころか、更に感染者が日々増えている状態です。 
 それで過日、今度は感染者が多い地域に限定して2回目の緊急事態宣言が出され「飲食店等は午後8時で営業を止める様に」と、さらに加えて「飲食店以外の社会人も、7割の人は在宅勤務をメインに」と政府は推奨しています。
 それに合わせる様にJRは終電時刻を早めていますし、前回は要請を無視して営業していた、お店の名前公表だけだったのが、今回は懲役刑や過料等の刑罰まで課せる様に国会で審議しています。
(懲役刑に関しては、野党が猛反対しています)

現状は、どうでしょう? 

 「私は営業職ですから、お客様先まで行かないと仕事にならないので、在宅勤務は無理です」とか「在宅勤務だろうが、感染する時は感染すると言うのが会社の方針ですので出勤しています」とテレビ局のインタビューに答えている様に、普段と変わらない通勤風景をニュースで流しています。
 私も月に数回ある作業所への通勤日に電車に乗りますが「多少、乗客は少なくなったかな?」程度で、宣言前と同じ様に座席に座れず立ったまま電車に乗って通勤しています。
 それは日本生産性本部のテレワーク調査でも明らかで、昨年4月の第一回目の宣言時の在宅勤務率は31.5%だったのに対して、今回は22%と逆に減っているのです。

勤務している作業所の場合

 私が勤務している作業所では、昨年4月から約8割の利用者が在宅勤務になっており、作業所近くに住んでいて徒歩で通勤している人や、パソコンを持っていないもしくは自宅にネット環境が無いと言う利用者のみ作業所にて作業していました。
 しかし宣言が解除され、日々の感染者が減って来た6月からは、在宅勤務者も月に3日ほどから通所を再開し、月が経つにつれて月の通所日数も週2日へと増えて行きましたが、感染者がまた増えだした12月から再度月3日ほどの通所に逆戻りしてしまいました。

在宅勤務の課題

 在宅勤務はその名の通り自宅で仕事をしますので、仕事と私生活の時間が曖昧になります。
 特にパソコンを使って仕事をしている人は、勤務終了後に個人的な趣味のサイトを見ている事もあり、家族から見れば「まだ、仕事終わらないのかな?」と心配されてしまいます。
 また、在宅勤務では会社との連絡手段は電話とかチャットサイトがメインになりますので、勤務時間外でも業務指示のメッセージが来たりして、精神的にまいっている人も増えて来ています。
 そこでフランスに続いてヨーロッパ全土で、勤務時間外の会社からの連絡に対して「繋がらない権利」の促進に着手しました。
 アメリカや日本では「業務監視ソフト」の導入が盛況で、勤務時間の把握や無給の残業を無くす意味で取り入れられていますが「従業員を信頼していない」とか「プライバシーが侵害されてしまう」と不快感を示す意見も出ています。

在宅勤務の注意点

 なんといってもオン(業務時間)とオフ(私生活時間)の切り替え、そしてそれを徹底させる事が大切です。
 上記の「在宅勤務の課題」にも書いた様に勤務時間外に会社から仕事依頼の連絡が来たとしても「私の今日の勤務時間は終わりましたよ」とか「その仕事は、明日に回せますよね?」などと、上司や先輩に断りを入れないとと無限大に仕事を回されてしまいかねません。
 その時も、やんわりと丁寧な言葉使いをしないと、ネットと言う顔が見えない文字だけのやりとりですから、相手を怒らせてしまうかも知れませんので注意して下さい。
 しかし、上記の「繋がらない権利」が法制化されて数年が経つフランスでも、完全には権利が浸透していないのも事実です。
 もうこれは、在宅勤務を取り入れている企業個々の仕事に対するモラルに頼るしかありません。

終わりに

 私も在宅勤務になってから、パソコンの前にいる時間が長くなりました。
 もちろん作業時間以外は、趣味のサイトやSNSで友達と情報交換するなど私的な利用しかしていませんが、親から見ると「1日中パソコンの前に座っている」と心配されてしまっています。
 まあ、新型肺炎が流行って以降は、テレビ局も以前ほど屋外での番組撮影が出来なくなってしまっていたり、また出演者自身が感染してしまったりで、新しい番組が作りづらくなっています。
 勢い過去に放送した番組を再放送したりするしか手段がなく、ニュース番組以外は見てみたいと思う番組が無くなってしまい、パソコンでネットサーフィンをするしか無くなったのもあります。
 外に散歩に出かけると「肺炎にかからない様に気をつけましょう」と言われたりして、行動にも制限がありますので、自宅でパソコンを見て時間つぶしする事が多くなってしまいました。
 その割には、世間では在宅勤務率が前回の宣言時より下がったりしていますから、感染者数はこのまま高止まりしたままになりそうです。

参考元
・自宅にテレワークの場所ありますか? 世論調査でわかった〝温度差〟在宅勤務したいけど「ほぼ出勤」の現実……                       (withnews)https://withnews.jp/article/f0210126002qq000000000000000W0di10301qq000022424A

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